先日、良く行く不思議なスーパー「すぎはら」の杉原店長に、「これ、試してみてください」と勧められたのが、カブのように真っ赤な表皮の大根。
名前は、「紅くるり大根」。
「大根おろしにすると真っ赤になるんですよ。それに普通の大根より甘いんです」ということで早速購入してみました。
このスーパーは以前に何度か紹介しましたが、野菜を始め良い意味で「ヘンなもの」が売っています。珍しいものも数々。普通のスーパーとはちょっと違う品揃えでリピーターも多いお店です。
(すぎはらの店頭に並ぶ紅くるり大根。POPには「革新の赤大根」の文字が) |
さて、くだんの真っ赤な「紅くるり大根」ですが、すぎはらで扱っているのは「ゆり根名人」としても紹介されている北海道・後志管内真狩村の三野さん。
実は三野さんはこれまでに赤い大根を2種、生産・販売をしています。紅しぐれ大根と紅芯大根です。(紅しぐれ大根は執筆時現在、すぎはらで取り扱いがありました。)
それに続く第3の変わり種大根を探して、この「紅くるり大根」に巡りあったそうです。
では、さっそく購入して料理してみました。
輪切りにすると中まで真っ赤です。紅しぐれ大根はどちらかというと赤い筋が入っているような感じですが、紅くるり大根は全体が真っ赤と言っていいほどです。これはおろすと真っ赤な大根おろしができそうですね。
しかし、おろしてみると・・・なんだかマゼンタの明度を落としたような、どちらかというと赤紫でしょうか。これはちょっとサンマやホッケの開きの横に置くとシュールかも。
とりあえず、自家製ヒレカツでおろしカツにしてみました。
(暗めのマゼンタ色に) |
(盛りつけ例:自家製ヒレカツに) |
しかし、お味のほうは大根特有のピリ辛のなかに甘みがわきたつ感じで、おろしにかけたしょう油がさらにその甘みを引き立たせました。実際、おろしだけでごはんが進んでしまうほど。
生でスライスしてかじってみたところ、甘みと歯ごたえが良かったのでピクルス風にしてみました。ここはいつものすし酢を使います。これだとすぐできますから。
紅くるり大根の皮をむき、1〜2ミリにスライスして扇状にします。これをすし酢に漬けるだけ。数時間ですぐ食べられます。
驚いたのが、酢に入れた直後から液が真っ赤になったこと。でも、大根自体の色が抜けるどころか、かえって全体が鮮やかな赤に。これにはびっくり。ちょうどiPhone 5sで撮影していたのですが、その純正ケースの赤と同じ色味でした。
お味は、正月のなますを想像していただけるとよいかと。色味からもこれは正月料理に使えそうですね。もっとも白い大根と混ぜると色が移ってしまうので別盛りにしなければなりませんが。
ネットを検索したら、「サカタのタネ」さんのサイトで「煮込み料理にも」とありましたので、今回は生食で1本食べてしまったので次はポトフをつくってみようかと思います。
紅くるり ダイコン (約200粒)1袋 | 種・苗の通販はサカタのタネ オンラインショップ食べ方と育て方の解説もあります。
生産者の三野さんは「越冬できるだけの量は確保しています」とのことだそうです。(ただ、三野さんは今年初めて作付けしたため、この大根が北海道での越冬に耐えられるかどうか不明な点もあるそうです。)
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