2016年1月17日日曜日

1212 老猫と腎臓病(腎不全)1 高齢になったら血液検査を

2016年、1月初め、今年14歳になる去勢雄猫(しょっちゅう病院通いになるので「お騒がせ猫」と呼んでます)が「腎不全」と診断されました。

まず、我が家には2匹の猫がおり、同じ日に生まれたきょうだい猫です。もう1匹(パソコン版のブログの看板写真になってる猫。「看板娘」と呼んでます。避妊雌猫)は標準値ぎりぎりっぽいけど今のところセーフな状態です。きょうだいでもこれだけ違うんだなぁというのは人間も同じですね。

前のエントリでもちょっと触れたのですが、2匹とも生まれてから毎年尿検査を行い(年によっては1年に2,3回)、血液検査も獣医さんのアドバイスで若いときから何度か実施し、3,4年くらい前(9歳頃)からは年に1度の割合で行っていました。

2015年3月の血液検査は、行きつけの動物病院が当時は詳細な検査を院内でできなかったため外注による検査を実施してもらいました。お騒がせ猫が甲状腺機能亢進症の疑いがあったからです。2匹で再診料含めて1万円ちょっとで収まりました。
結果は後日まず電話で確認しました。看板娘は問題なし、お騒がせ猫は若干クレアチニン(腎臓病の有無を確認するときの項目となります)の値が高かったけど療法食で対処でいいということになりました。甲状腺は問題なしでした。

その後、2015年11月にもふたりとも尿検査をしました。看板娘は尿タンパク+1でしたが、これくらいは問題なしと言われ、お騒がせ猫は全てクリアという結果でした。血液検査じゃないのでクレアチニンの値がわからないので近いうちに血液検査をすること、それ以外は今までどおり療法食だけで問題なしということになりました。
ところが、この頃よりお騒がせ猫が激やせしはじめました。最初は環境が変わったストレスで徐々にやせたんだろう、ついこないだまでがつがつ食べていたし、カリカリは食べる量が減ったけど猫缶(一般食)は出しただけ食べるし、排便もそこそこ、多飲多尿は元からだし、ということで様子見していたのです。
飼い主がマンション問題でわたわた・カリカリしていたことや、再度の引っ越しが控えていたことなどから、今更ながらもう少し早く行っていればとも。でも、早く行ったとしても今回より1ヶ月半ほど早く行けただけなんですが・・・。

それよりまず今後どうするかに注力しなければなりません。とりあえずは毎日通院して皮下点滴(輸液)で水分を摂取しておしっこを出させる。なんと250mlも入れるんです。血液検査で腎不全と分かったときにはすでに7割の機能が停止しているので、それならば残りの3割で3倍おしっこを出させればとりあえず10のうち9の排泄ができる。そういう理屈らしいです。
猫の場合は尿毒症などが怖いので残りの機能を使ってせっせと排出させるほうがいいので、人間の腎臓病の時のように腎臓を使わないようにしなくて良いそうです。

この他、尿タンパクを抑える経口薬(セミントラ)を毎日自宅で与えることになりました。

私の経験からお伝えしたいのは、

  • 10歳になったら毎年1回はクレアチニン、BUNの項目を含む詳しい血液検査をすること。
  • 尿検査は年に2回は行うこと。
  • 高齢猫が急にやせた、便秘が続いているなどしたら「高齢だから」で片付けずに病院へ。
10歳になったら念のために詳細な血液検査だけは必ず行ってください。
もし何もなければそれに越したことはありません。放置してその後の治療が大変になることを考えれば「大げさだったかなぁ」で終わっても問題ありませんし、そのほうがいいのですから。

また、我が家のお騒がせ猫はとってもビビリでストレスに弱いです。なので「病院に行くほうがストレスになっておかしくなるかなぁ。尿検査はオッケーだったからもう少し様子をみようかな」とスルーしたことも今さらながら後悔する一因となっています。一時のストレスには目をつぶって、猫には頑張ってもらって病院で検査をしてもらいましょう。

猫は腎臓が弱い生き物だそうです。高齢になったら必ず腎臓病になると思って対処したほうがよさそうです。

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