2011年12月26日月曜日

0117 電子レンジで焼き芋を作ってみた


Twitterに電子レンジで作る焼き芋のレシピを簡単にツイートしたら、やたらリツイートやふぁぼられたので、改めてここで作り方のおさらいをしておこうと思います。
元ネタは以前ネットで見つけたものなんだけど、作り方をメモっていただけでリンク先がわからなくなってます。ご容赦。

【用意するもの】
  • サツマイモ 1本(約200gくらいのもの)
  • 新聞紙   1枚

【作り方】
  1. サツマイモは洗って、表面の水気を拭いておく。
  2. サツマイモを新聞紙で包む。
  3. 2を電子レンジ500wあるいは600wで1分30秒加熱する。(普通にチンする)
  4. 続いて、「解凍」で10分加熱。いまどきの電子レンジは重さで自動的に時間を計測するので、だいたい10分経ったところで止める。10分に満たないときは何度か繰り返して合計10分くらいかける。
  5. 次に、普通に3分チンする。
  6. サツマイモが固い場合は、適宜チンする。

以上!

焦げ目が欲しいときは、たて半分に切ってオーブントースターで焼くといいですよ。
レンジによっては肉と刺身の解凍ボタンがあるようですが、もの書き写真堂の場合、肉の解凍でやっています。

最後の「普通にチン」した後で、固くて再度チンするときは電子レンジの中でサツマイモの天地をひっくり返してやってみてください。わが家の電子レンジは少々古いので、こうすることで加熱ムラを防いでいます。

また、一気に数本やろうとすると、これまた加熱ムラなどが出ますので、1本ずつやったほうがいいです。
冷蔵庫で保存していた場合は、室温に戻してから調理したほうが加熱ムラが少なくなります。

どうもキモは「解凍」にあるようです。最初の1分30秒でサツマイモにたまった熱がじわじわ効くらしいです。
ただ、出来具合(甘さ、ほこほこ感)は、サツマイモの種類や当たり外れによりますので、おいしくなかったら別のサツマイモでやってみてください。

2011年12月24日土曜日

116 蔵出し猫ムービー

さすがに平日の3連続エントリアップは疲れたので、ここで休憩。
猫ムービーを整理していて見つけたもののうちから2つをどうぞ。いずれも7年くらい前のデジカメで撮ったものなのでピント合わせが遅れたり、暗かったりしているけど、ご容赦。

1 ドアスコープにジャンプ


それにしてもうらやましいくらいのジャンプ力。


2 後ろ向きに回転


逆回しにしているわけではありません。しかし、なぜにこんな動きを?・・・謎。


2011年12月22日木曜日

115 スピードハック総決算2011でグッときた3つのこと(3)



導き〜モエレ沼公園・ガラスのピラミッド
「スピードハック総決算2011でグッときた3つのこと」の3回目。最後の「グッ」を紹介。

3 振り返りの4行日記

★レビューダイアリーに4行日記を★

前回のエントリで説明した「時間を大切に使うための5つのツール」の5番目「レビューダイアリー」で使用するのが、「4行日記」。

その前に、毎日の振り返りを行うためのツール「レビューダイアリー」について少々解説を。
大橋さんの解説によると、「レビューダイアリー」を書くポイントは5つ。
  • 毎日書く。
  • テンプレートに沿って書く。
  • 出来合いをまねる。
  • 自分なりのアレンジを加える。
  • 飽きたら作り直す。
このレビューダイアリーで、大橋さんがテンプレートにしているのが「4行日記」。
これは元ネタというか、書籍がある。つまり、出来合いをまねているわけだ。これをもとに、大橋さんは毎日の振り返りを、アレンジを加えた4行日記でやっている。



ここで、ざくっと4行日記の簡単解説。
4行日記は、毎日、次の4つのことを書き出していく。始めたら最低50日は続ける。そのために書籍には50日分の記入ページが付いている。

事実
 その日にあった出来事のうち、「重要だった」「できなかった」などというものをひとつ選んで書く。
発見
 「事実」で書いた自分の行動に対して、気づいたことや反省を書く。
教訓
 「発見」から得られた自分へのメッセージを書く。
宣言
 今日できなかったが明日はできるようになりたいと思うことを、できていることとして宣言する。今日の「事実」と関連していることがポイント。
 
個人的な意見だが、書籍はどうも説教くさいというか中学校の道徳の授業を思わせるというか、ちょっとやりにくくて毎日書けずに挫折しかけていた。
そんな状態だったので、このセミナーで大橋流の4行日記の付け方のコツを伝授してもらい、新しい視点から再開することができた。

その大橋流のコツとは、
  1. 自分なりにアレンジする。
  2. さらに5つの問いかけを加える。
  3. 毎日書くが、全部書かなくていい。
コツその1「自分なりのアレンジ」というのは、冒頭で解説したレビューダイアリーのポイントのひとつと同じだ。
大橋さんのアレンジは、

事実
 明日の自分に語り継ぐべき事は何か?
発見
 そこにどんなチャンスがあったか?
教訓
 チャンスをつかむために必要な原則は何か?(意識的につかむ方法は?)
宣言
 この原則に沿って生きている未来の自分の姿は?

なるほど。これなら説教臭さがないし、書きやすいと思った。
前述の書籍のところでも触れたが、宣言の書き方がちょっと他の3つと違っていて、教訓から得られたことを元に行動している未来の自分を「現在進行形」で書くこと。今はできていなくても将来できていればいいなぁと思うことを、すでにできていることとして書く。

たとえば、

「私は、タスクシュートを使って時間を管理しているビジネスマンです」

と、現在タスクシュートを使いこなしていなくても、未来にそうありたいと思う姿をあたかも今実行しているかのように書くのがコツ。必ず「私」、つまり自分を主語にして、「~している人間です(社会人です)」などとする。元ネタの書籍では、脳の潜在意識に訴えて現実化させるための手法と説明していた。

ちなみに、大橋さんは教訓を書くのが一番好きなのだそうだ。

★4行日記プラス「5つの問いかけ」★

雪原を照らす5つの光

大橋流4行日記のコツその2「5つの問いかけ」とは、
  • 今うまくいっていることは何か?
  • その秘訣は何か?
  • うまくいかなかったことは何か?
  • その原因は何か?
  • 次の一手は何か?
1日を振り返って、これらの質問に単文で答えていく。これも毎日実行する。
この「5つの問いかけ」は、昨年のスピードハック総決算の開催前に、参加者にメールで紹介された「一週間を効果的に振り返る方法」だ。

「今うまくいっていることは何か?」「その秘訣は何か?」という質問は、自分へのご褒美の意味をかねているのだそうだ(この発言の出典は、第1期スピードハック研究会だと記憶)。確かに「よっしゃ~!」という気分になる。
また、どんなに凹んだ1日でも何か一つはうまくいったことがあるだろうし、そのうまくいったことの秘訣を探っておけば再現が可能となる。

この5つの問いかけのキモは、最後の「次の一手は何か?」だ。これは明日への自分への引き継ぎになる。前の晩に答えた「次の一手」を、翌朝に見返して実行する。
自分はこの「次の一手」を週次レビューで1週間分見返して、対策を練っている。
やってみて驚くのは、問題の答えは自分の中にあると発見したこと。
「うまくいかなかったことは?→原因は?→次の一手は?」と順番に考えていくだけで、びっくりするくらい自分の中からすらりと答えが出てくるのだ。これはぜひ試してほしい。

★毎日続けるために★

続けていくと、どうしても毎日発見はないし教訓も浮かばないということも出てくる。そして書かなくなって挫折の道へ・・・ということにならないために、大橋流のコツその3「毎日書くが、全部書かなくていい」が威力を発揮する。

つまり、

何も浮かばなかったら、全部「なし」と書いてもいい!

なんと大胆な。でも、「なし」と書いても書いたことになる。これでだいぶ気が楽になるのだ。まずは続けること、書くこと、考えることを習慣にするということなのだろう。

これからやってみようという人は、「大橋流アレンジの4行日記と5つの問いかけ」という出来合いのテンプレートを拝借し、慣れてきたら自分なりのアレンジを加え、飽きてきたら作り直すという作業をしてみてはどうだろうか。大橋流4行日記と5つの問いかけは超オススメだ。

★おわりに★

6時間の「スピードハック総決算2011」を3つのグッときたことに絞って解説してきたが、ホントはまだまだグッとくることがあった。
  • キリのいい日に始めない。ゼロから始める。つまり今から。
  • 記録に始まり記録に終わる。記録する→振り返る→改める→記録する・・・これを繰り返す。
  • 記録することで、時間をお金以上に大切に使う。
  • 目標設定は、成果というゴールに到達するためのGPS。
  • TCは自分でやると決めたことを入れているので、自分を縛るものではない。縛られていると感じるならタスクを組み替えること。
  • TCは自分が自由に使える時間をシビアに教えてくれる。そして、それがそんなに多くないことがわかる。
この「スピードハック総決算2011」のDVDが出るそうなので、興味を持たれた方はそちらをどうぞ。
また、もし来年も開催されるなら参加をお勧めする。1年間でグッと成長できるための何かを得られると思う。

2011年12月21日水曜日

114 スピードハック総決算2011でグッときた3つのこと(2)

「ちょっと!あたしたちを置いてどこ行ってたわけ?」
「ひ〜!すんません〜〜〜っ!」
前エントリに引き続き、「スピードハック総決算2011でグッときた3つのこと」の2回目。
  1. 目標を具体的な数値にする
  2. 行動のレシピ化
  3. 振り返りの4行日記
今回は、「2 行動のレシピ化」を取り上げる。

2 行動のレシピ化

★5つのツールとは?★

「レシピ」とは、「時間を大切に使うための5つのツール」のなかの3番目にあるツール。
最初にこの5つのツールをざくっと説明。

(1) メインリスト(コースメニュ−)
コースメニューは1品ずつ考えなくても料理が次々出てくるということから、スピードハック的にはTaskChute(以下TCと略)を指す。つまり、TCを見て上から順番にタスクをこなしていけば、「何をするんだっけ?」と考える努力なしにすべてが回り始める状態をいう。

(2) 時間割(コースプログラム)
TCでタスクがバッティングしないように、全体数を見渡すために作る。
あくまでもTCの補助的役割。
ワークでは、一週間分、朝5時から午前0時までの時間割を作成した。

(3) チェックリスト(レシピ)
時間の「献立」と「レシピ」を作る。
料理レシピの1番目上から作っていくと料理ができあがるように、仕事もレシピを作って上から順番にやっていけば、努力しないでも終わるようになる。
詳細は後述。

(4) カタログ(料理ガイド)
「いつかやりたいことリスト」を集めたものが、カタログ。
これをメインの「やることリスト」や、TCから落とすのがキモ。やるかやらないか、わからないものは極力TCから落とす。TCはあくまでも「今日やること」のみを入れる。

(5) レビューダイアリー
1日を振り返るための日記。これを「4行日記」で行う。詳細は別エントリーで。
「TCだけでは、全体としてどこに向かっているかわからなくなるので、レビューをやっている。全体の方向性を見返すためでもある」(佐々木さん)
「目的地に近づいているか見返すために行っている」(大橋さん)

この5つを言い換えると、

(1) 何を実行するか?
(2) いつ実行するか?
(3) どのように実行するか?
(4) 次に何を実行するか?
(5) 何を実行したか?
    となる。

    ★時間の「献立」と「レシピ」★

    前述したが、レシピを上から順番にやっていけば料理ができあがるように、やることもレシピにしてしまおうというのがキモ。このレシピはチェックリストとして機能するので、一覧にするときはチェックボックスをつけるといい。大橋さんはToodledoで作成しているそうだ(写真参照)。



    ちなみに、「献立」というのは、大きなくくりでの「やること」「タスク」に当たる。
    ワークで示された例でいうと、「帰宅後」「セミナーの準備」などだ。
    なぜ、タスクにしてTCに入れないかというと、ほんの数秒で終わるものはTC上では「0分」になってしまうためと、細かすぎてTCのタスクの行数を増やしてしまうから。

    (例)帰宅後のレシピ
    • ポケットの中身をすべて出す
    • 携帯電話充電
    • PCの電源をオンにする
    • レシートをスキャン
    • 持ち帰った書類をスキャン
    • 郵便物の開封と整理、必要に応じてスキャン
    • いただいた名刺をスキャン
    • 名刺入れに名刺を補充
    • かばんの中のティッシュとハンカチの予備を確認&補充
    • 家計簿の入力
    • 財布の中の現金の確認
    確かに一瞬で終わるものが多い。
    だが、全くTCに入れないかというとそうではなく、「帰宅後のレシピを実行する」などというタスク名で総所要時間を計上しておく。最初のレシピを開始した時間をタスク開始時間に、最後のレシピが終わった時間を終了時間として記録するわけだ。

    自分もこれに近いことをやっていたのだが、少々破綻気味だった。その理由は、上記のように細かくしていなかったこと。
    「あれ?次、なにするんだっけ?」と、一瞬でも考える隙を作ってしまって破綻していたらしい。

    こうならないために、レシピをこれでもかというくらい細かくして、たとえそれが「そんなの、当たり前じゃん」というくらい単純なものも含めて全部列挙する。上記でいえば「PCの電源を入れる」がそれかな。あとは、何も考えずに上から順番にやれば、その「献立」(タスク)が完了するようにするのだ。

    では、はじめてレシピを作るにはどうするか。
    当たり前だけど、まずやってみる。その際に、何をどれくらいの時間でできたかの記録を取ること。
    次回以降繰り返すときは、この記録に沿ってやってみる。
    そして、流れがスムーズになるまで、つまり、何も考えずに作業が完了する状態になるまで、その記録に書かれたレシピの順番を組み替える。

    レシピが効くのは、「帰宅後」のほかに「決算書の作成」「セミナーの準備」などで、ブログの作成にもレシピは効果があるそうだ。これらはテンプレートにしておく。

    ★さいごに★

    レシピ作りの注意点をまとめてみた。
    • まず記録を取ってやってみる。
    • その記録に沿ってスムーズに動くまで、順番を組み替えてやってみる。
    • どんなつまらないこと、一瞬で終わることでもレシピにする。
    • チェックボックス式にして、何も考えずに上から順番にできるようにする。
    • それぞれの「献立」ごとに、テンプレートにしておく。

    以上!
    次回は、「振り返りの4行日記」の説明。

    2011年12月20日火曜日

    113 スピードハック総決算2011でグッときた3つのこと(1)

    2011年12月17日に開催された「スピードハック総決算2011」に参加した。
    講師は、@shigotano大橋悦夫さんと、@nokiba佐々木正悟さん。
    今年は「時間を管理し後悔のない2012年にするために実行すること」をメインに、午前10時から午後4時まで、お昼を含めて合計6時間、みっちり勉強した。
    一方的に聞くだけではなく途中に4つのワークがあり、考えながら手を動かすため、メリハリのある時間を過ごすことができた。

    さて、今年のお題は、
    • ゼロから始めることの重要性
    • 記録に始まり記録に終わる
    • 時間を大切に使うための5つのツール
    • 一日の大半を自動操縦に切り替える

    なかでも「時間を大切に使うための5つのツール」が今回のキモとのこと。
    そこで復習を兼ねて、自分なりに「グッときた3つのこと」をまとめておこうと思う。
    1. 目標を具体的な数値にする
    2. 行動のレシピ化
    3. 振り返りの4行日記
    では、まずひとつめから。

    1.目標を具体的な数値にする

    ★ゴール設定の5つのポイント★

    「2012年を楽しくするゴールの設定」というワークを始める前に、次の5つのポイントを念頭に置くこと、と説明があった。

    ゴール設定の5つのポイント(上記英文を主催者が翻訳したもの)
    S:単純で一直線で
    M:数値化可能で
    A:現在形で表現できて
    R:地に足がついた(現実的で)
    T:着地点のはっきりした(期限・分量が明確) 
    このなかで大事なのは「M(数値化可能)」と「T(明確な着地点)」と、佐々木さん。「この2つだけでもいいくらい」だそうだ。
    これに加えて、「それをやって(=ゴールに到達することで)何を実現するのか?」ということも明確にすることが大事とのこと。

    ★特に「具体的な数値化」が大事★

    ワークの後、参加者の目標が発表された。
    「数値化」を意識してか、特に多かったのが以下の2つ。
    週○回、〜をする。
    体重を○キロ減らす。
    ひとつ目の例では、「週3回、ブログを更新する」という例を挙げ、「これではどんどん先送りになり、週の最後の日に3連続ブログ更新することになる」のでNGなんだそうだ。

    そこでどうするか?

    「月、水、金でブログをアップする」というふうに、曜日を固定してしまうのがベスト。
    ただし、ブログの分量をどうするか、という問題が残る。たった1行でOKなのか、1000字書けばOKなのか、そういうことも決めておく。

    ふたつ目の例では、「いつまでに」という期限がないので、暴飲暴食して体重を増やしてしまってから年末に一気に目標まで体重を落としてもOKとなってしまう。
    これは個人差もあるので、なかなか「こうやって設定しましょう」と、ひとことで言えない難しい目標だ。

    この他に、

    「片付けの時間を減らしたい」
    →「今2時間かかっているところを、今後1時間半に縮小したい」などに。

    「凡ミスをなくしたい」
    →何をもって凡ミスとするかを明確に定義。そうしないと「あ、これは凡ミスじゃないからいいや」と都合のいい解釈をしてやりすごしてしまう。

    ★これを「禁じ手」に!★
    ゴール設定の際には、「週○日、〜をする」をやめる!
    必ず曜日、数量を決める。
    なかなか、守るのが大変そうだ。

    長くなったので、残りは次のエントリで。

    2011年12月14日水曜日

    112 スピードハック総決算2010から1年

    本文とは関係ありませんw
    思い立って昨年(2010年)12月に開催された「スピードハック総決算2010」に参加してから1年。
    ここから怒濤の1年が始まったといってよいほど、自分の周りが激しく動き出した。
    もっともこれは起点にしか過ぎず、この後に参加したスピードハック研究会(以下SH研)でジェットコースターに乗ったように、外の世界が変化した。

    その個人的詳細はさておき、今年(2011年)もスピードハック総決算2011が開催されるので、昨年の振り返りなどをしてみた。

    1 「スピードハック総決算2010」のおさらい

    今年の開催告知にもあるが、「時間があったらあれをしよう」「長期の休みにはこれこれをやろう」と考えるだけでは一向にそんな時間は来ない。この状況を打破しようというのが、セミナーの目的のひとつだ。

    (1)「ルール」と「レール」と「コントロール」
    • ルールとは「仕事をスピーディに片付けるための原則」=スピードハック
    • レールとは「仕事をやり遂げるための方法論」=TaskChute
    • コントロールとは「仕事を楽しくするための心の持ち方」=シゴタノ!
    この3つがうまく回ると、「年末年始にやりたいこと」に自信と見通しをもって取り組める。

    (2)スピードハックとは?

    スピードハックの本質は、ツールの導入ではなく、フォームの矯正。フォームを矯正するためにツールを使う。そうすることで、目的(ゴール)と手段(ツール)が合致する。
    フォームというのは「習慣」とも言える。つまり新しいフォームを身につけるということは、新しい習慣を始めることと同義。
    よって、新しい時間の使い方を身につける、あるいは時間の使い方を改めることで、目指すゴールへと近づける。
    そのためのツールとしてTaskChuteを使う。

    (3)時間の見える化をTaskChuteで

    人間の持つ時間感覚は3つ。
    1. 「今、何時か?」(現在時刻)
    2. 「ここに来て何時間経ったか?」(経過時間)
    3. 「ある作業をして、あとどれくらいかかるか?(いつ終わるか?)」(終了時刻)
    このうち1と2を落とすと精神的ストレスが減る。
    TaskChuteを使うことの意義は、「終了時間を意識すること」。
    終わりが見えると、メンタル的な消耗が減る。

    (4)TaskChuteにおけるタスクリストの作り方

    TaskChuteは、その日1日分の行動リスト。これだけのタスクがあったら、今日は何時にすべての作業が終わるのかを知るのが目的と言っても過言ではない。
    そのためリストアップするタスクは、その日に行うべきものであること。
    そのリストを眺めて、「今すぐ」「今日中」「明日以降」の順番をつける。
    さらに細かいタスクの作り方などが続くのだが、ここでは自分用の「おさらい」が目的のため、省略する。

    2 1年経ってみて

    セミナーでは、「人に教える事ができて始めて『できる』ことになる」という話が出た。
    果たして自分は教えられるだろうか?話しベタということを差し引いても、この「ルールとレールとコントロール」についてはまだ理解出来ていないなぁと痛感。

    それでも、この1年でわかったこと、できたことをまとめてみた。

    (1)わかったこと
    • 「時間があったら」というのは、全くの「幻覚」であるということ。
    • 時間は「あったら」ではなく、「自分で作るもの」ということを実感。
    • 時間を作るには、オリジナルのルールとレール、それを回すためのコントロールが必要。
    • 終わりの時間が見える安心感は絶大。
    • TaskChuteは、その安心感を得るための最良のツール。
    • なにかをやめないと、新しい事ははじめられない。


    (2)できたこと
    • TaskChuteの本質を曲がりなりにも理解し、仕事をさばくために活用している。
    • 長期の休暇があっても、あれこれやろうと詰め込まなくなった。
    • 漠然と考えていた夢や目標が形になりつつある。
    • 遅ればせながらTwitter、Flickr、ブログなどを始めた。

    冒頭にも書いたが、自分の場合はこの総決算だけではぼんやりとしていてよく分からず、その後のSH研に参加してやっと実感できた。しかしこれも半年以上経過した後に「ああ、そういうことか」と納得する始末。それだけ時間管理、やりたいことをやる時間をひねり出すのは至難の業ということか。

    「時間をひねりだす」ことができたこと、また、部署を異動して大量の仕事が降ってきても精神的に参ることなくやり過ごせているのは、すべてTaskChuteのおかげである。
    (詳細はこちらを参照。)

    今年も開催される「スピードハック総決算2011」に参加して、

    • この1年、TaskChuteの恩恵を受けた自分がどれだけ成長できたかを確認したい。
    • TaskChuteの使い方をもう少し身につけたい(=時間管理術を向上させたい)
    • 今度こそ「人に教えられる」ようになりたい。
    これらができればいいなと思っている。

    2011年12月12日月曜日

    111 @rashita2さんの企画に参加してみた〜2011年の「一冊」



    @rashita2さんこと倉下忠憲さんのサイト「R-style」で「【企画】2011年の「一冊」を教えてください!」という企画を開催していたので、参加してみた。

    いろいろ迷った。
    去年購入して今年読み返したのもあったため、今年何冊読んだかも忘れているし。

    読んだ直後に感心した本ではなくて、時間が経った後に改めて読み返してみて「読んで良かった」と思えるような本です。

    ということなので新刊にこだわらないと判断し、今年読んだ本だけど1999年12月24日刊行(自分のは2009年10月1日第11刷)のこの本を紹介することにした。

    「答(こたえ)」 著者:軌保博光改めてんつくマン



    確か今年(2011年)の初め頃に、よく行く店の待合に置いてあった。
    この時期は、いろんなことを始めて生き方を軌道修正しているときで、いろいろ悩んだり苦しかったりしたときだった。

    最初は表紙の文字があまりにも達筆で「答」とは読めなくて、「なんじゃろ?この本は」と思って手に取った。たぶんそれは偶然じゃなく、自分にとっては必然だったのかも。

    中を見たらヤバかった。
    ヤバイよ、これ、ビリビリ来すぎてヤバイ!涙出てくる〜」
    と、あわてて本を閉じて、購入してからじっくり自宅で読んだ。

    見開き2ページでひとつのコンテンツになっていて、左ページにてんつくマンの筆になる言葉、右ページにメッセージが書かれている。
    ちょっと見は相田みつをさんっぽいけど、全然違う。なので、相田風という先入観を捨てて読んでほしい。

    気持ちが弱っているとき、不安なとき、悩んでいるとき、苦しいとき、迷っているとき・・・なんか楽しくないな、自分に自信がないなと感じたら、この本のページをランダムに開いてみると元気が出る。

    「頑張る」から「楽しむ」に意識を変えた日から、すべてが変わった。(「はじめに」より)
    苦労は金を出してでも買えという人もいるけど、目標に向かってない苦労や我慢はハナクソ君やと思う。(「あとがき」より)

    それぞれ冒頭だけだが、この「はじめに」「あとがき」を読むだけでも、前に進む力をもらえると思う。

    最後に、自分がグッときて付箋を付けていた言葉を紹介しておしまいにする。あまり長々と書いてると、この本から「ごちゃごちゃ言わんで、はよ読め!」と言われそうなので。

    • 迷ったら迷わず楽しい道へ行け。
    • 君が進むべき時は必ず心の引っかかり捨ててから。
    • がんばりすぎず 楽しみすぎて
    • 他人の弱き心や心配の目にまどわされず君が楽しい道へ行け。
    • 君の心がワクワクしたらパーフェクト。自分信じて迷わずGO!!
    • 心の中楽しいうれしい気持ちいいでうめつくせ。
    • 決め方は楽しいか楽しくないかで楽しいほー。

    2011年12月8日木曜日

    110 大掃除を小分けにしてやってみた

    猫の手も借りたいんですが・・・
    大掃除の季節がまたやってきた。

    サラリーマンの家庭なら年末年始の休みのうち、12月29~30日、あるいは、家族が当てにならず31日まで大掃除にかかるという世帯もあるだろう。

    それだけ日数がかかる原因は言わずもがな。年末の休みになにもかもやろうとするから。これ、経験則でやっと知った・・・。せっかくのまとまった休みは、掃除ばかりではなく好きな事をして過ごしたい。
    で、どうしたか?

    小分けにして9月ぐらいから始めた。

    まず、やることを書き出す。それもかなり細かくなるまでタスク化する。たとえば、「台所の引き出しの中(左半分)」「居間の家具の表面を拭く」など、おおよそ30分から1時間で終わるくらいの分量にする。自分はEvernoteにチェックボックス付きの箇条書きにしている。

    次に、平日にやりやすいところや、週末の掃除とまとめて出来そうなものを組み込む。
    冬場では厳しいところ、たとえば外窓の拭き掃除などは、まだ暖かい季節のうちにやることにした。12月時点のエントリ記事では、これを書いてもさかのぼれないが、来年以降の大掃除の参考にしてほしい。

    掃除の時期をずらすという点については、1,2ヶ月前倒しするのではなく、年に1度でいい外窓掃除や床のワックスがけならば、4月起点とか、7月起点にしてしまう。大掃除は12月じゃなきゃダメという決まり事はないのだから。

    特に北海道などの積雪寒冷地では、真冬に外に出て窓拭きは寒くてできない。今はあまりないが、昔は雪で1階の窓が埋まることもあった。
    家の窓は二重窓になっているのだが、室内側の窓を開けて外窓の内側を拭くのでさえ寒いのだ。あたたかさが逃げてしまって、暖房ももったいない。

    なので、自分は5月の連休あたりに窓拭きをしている。これも年によっては寒いこともあるので、そのときは6,7月にシフト。

    さて、最近ツイッターで知った小技。

    ぬれぞうきんを使う拭き掃除に、たくさんのぞうきんを用意するというもの。

    だいたい、ひとり1枚あるいは2枚のぞうきんを用意して、バケツに洗剤を溶かしたぬるま湯で、ぞうきんが汚れては洗って絞り、洗っては絞り、と、

    洗い→絞り→掃除現場まで移動→作業→バケツまで移動→洗い→絞り→(以下ループ

    こんな流れなはず。
    これを、最初から1回ないし1人につき10枚くらいぞうきんを用意したうえ、一気に洗剤液をいれたバケツでぬらして絞る。それを持って掃除開始。これならバケツまでの往復や、ぞうきんの洗い・絞り、さらには汚れたバケツの水の取り替えなども不要だ。この時間が節約できるだけでもかなりの効果だが、掃除のモチベーションが途切れないというのも大きい効果だ。脚立などにあがって作業しているときは、それを格段に感じる。

    また、バケツの周囲がびしょびしょになることもない。自分にとっては、これもモチベーション維持という意味では効果ありだった。
    最後は、使ったぞうきんを一気に洗濯するという方法で片付ける。

    さらに、この大量のぞうきんを最初に用意するという効果がもうひとつ。

    掃除のやりすぎを防ぐ

    大掃除は、ついつい欲張って一気にやりたくなるもの。だいたいは途中で疲れて「もういいや」とぞんざいになったり、途中でやめたりしてしまう。

    だが、この方法だと「10枚を使い切ったところでおしまい」ということができる。やっていくうちに、10枚でどこまでできるかがわかるようになる。また、途中で足りなくなっても「ここまででおしまい」にする「きまり」を作っておく。なお、自分は、ぞうきんが余ったら余ったでそこまでにしている。

    いや、これ、ホント、効果あり。掃除の終わりが見えるという意味でも、モチベーションがダウンしない。「ぞうきんの残りがこれだけだから、あと少しで終わる」と、おしまいも「見える化」されて効果倍増。

    お試しあれ。

    2011年12月7日水曜日

    0109 小さい財布abrAsus(アブラサス)を買った

    13インチMacBookにのっけてみた
    「とれるカメラバッグ」を販売しているスーパークラシックの「小さい財布abrAsus(アブラサス)」を購入しました。



    これと、「薄いサイフabrAsus(アブラサス)」のどちらにしようかずいぶん迷い、「とれるカメラバッグ」にコンパクトに収まるかもと、小さい財布にしました。



    今日(2011年12月7日)届いたので、さっそく収納してみました。届く日がおおむね解っていましたので、なけなしの2万円をおろして入れてみました。


    まだ何も入れていない状態。


    しかし、ホントに小さいです。ちゃんと札が収まるのかな?と思いましたが、すんなり入りました。10枚は入るらしいです。今度は千円札10枚で試そうかしら。



    小銭入れは口の部分に留め具などがないので、中の硬貨が落ちそうですが、意外と落ちないです。財布を畳んだら折り目が小銭入れの口をふさぐ形になるので、カバンに入れても大丈夫そうです。
    関係ないですが、この角度のほうが男前に見える福沢さん


    中には500円1枚、100円2枚、50円1枚、10円2枚、1円4枚の合計10枚入っています。このくらいの量なら硬貨は落ちてこないです。さすがに45度傾けたらばら〜〜っと落ちました。

    カードですが、まだ新しくて皮が固いためか、1枚だけ入れてもカードの側面が引っかかる感じで落ちてこないです。


    手持ちのカードでは最大4枚しか入りませんでした。説明にも「約」5枚とあるので、カードの厚み次第だろう。(ムリムリ入れていると革が伸びるので大丈夫、という話を後日知り合いから聞きました。)
    ただ、その4枚が微妙に厚いせいか、きちきちに入ってしまって1枚ずつ取り出すのは困難でした。まずぜんぶ財布から取り出してから必要なカードを使う形に。う〜ん、ちょっと不便。だが、これもカードの厚み次第なのかもしれない。または使い方に慣れれば、かも。(追記:使っているうちに革がなじんで、スムーズに取り出せるようになりました。)

    カード、びちびち
    収納したところ。新しいからふんわりふくらんでいる。
    指で押さえると、もっと薄くなった。
    色はボルドーにしましたが、他にブラック、ネイビーなど7種類。
    大きさは、縦約60ミリ×横約90ミリ×幅約10ミリ(未収納時)。
    気になるお値段は、11,550円(税込み、送料別)。

    レディースもあります。色の違いだけのようですね。かわいい色が揃っていますよ。


    こちらもあわせてどうぞ。これ、カメラを持ち歩く人には強くお勧めします。
    もの書き写真堂は通勤バッグとしても毎日使っています。デジイチではありませんが、カメラは常に入れています。もちろん撮影でお出かけのときはデフォのカメラバッグです。

    032「とれるカメラバッグ」を使ってみた
    075  とれるカメラバッグを通勤に使ってみたPart2

    2011年12月6日火曜日

    108 auのサイトで請求書を確認しようとしたら

    オレンジのバンパーにauの画面はしっくり
    auお客様サポートからウェブ請求書を見ようとしたら、サポートIDとサポートパスワードを思い出せない。もう1年ぶりに操作したというか、サポートIDとサポートパスワード設定して以来ログインしていないという状況で、思い出そうにもさっぱり。で、「サポートID・パスワードを忘れた方」をぽち。

    再発行画面へ行くと、「電話番号」と「暗証番号」、「お客様コード」の入力画面。
    電話番号はいいとして、お客様コードって?

    ヒントは英数字8桁。昔の紙の請求書を引っ張り出して8桁を探す。複数枚の請求書から「ご請求コード」という同じ番号の数字があったので、これだと思って入れてみる。(後の操作で、これは正解だったことがわかった。)
    最後は、真ん中の「暗証番号(数字4桁)」。ケータイのロックなどに使っていたものを片っ端から入れたけど、全部NG。で、3回失敗してロックがかかる・・・。

    こうなるともうサポートへ電話するしか方法がない。
    表示されていた「auケータイからは157番(無料)」に従いダイヤル。月曜の夜だったけど、すんなりつながった。

    かくかくしかじかと状況を説明すると、サポート担当者が交代し、「暗証番号」は本人確認ができても電話口では教えられないとのこと。それはそうだ。本人が目の前にいないんだから、カタリの可能性は否定しきれない。

    「なんとかサポートIDとサポートパスワード、思い出せませんか?」
    「いやもう、それがさっぱり。わはは」

    なんて悠長に会話していたんだけど、結局、

    • 自宅に到着するまで一週間かかるが、郵送で仮暗証番号を発行する。
    • それをまず入力し、暗証番号を変更する。
    • その後、サポートID・サポートパスワード忘れの照会をかける。

    という順番で行うことになった。とほほ。

    ちなみに暗証番号(数字4桁)とは、auとの契約時に設定したものだそうだ。なので、契約書に書いてあるはず。って、どこやったっけ?
    こんなことがないように、次からはしっかり保管しておこう。

    実は、このあと、「もしかしたら・・・」と書棚をあさっていると、サポートIDとサポートパスワードを書いた紙を見つけた!って、この方法は推奨しないが、今回は助かった・・・。

    「仮暗証番号、発行してもらわなくてもよかったかも〜」

    なんて、うきうきとサポートIDとサポートパスワードを入力。無事にログインできた!
    さて、ウェブ請求書を見るか。ぽちっ。

    「暗証番号(数字4桁)を入力してください」

    とほほ〜〜〜!