2011年8月28日日曜日

073 モレスキンミーティング@札幌に参加した


@mehoriさんこと堀正岳さんが、モレスキンミーティングで札幌にいらっしゃるというツイートを見て、Evernote情報活用術セミナーでのお話がとても興味深かったので、今度はリアルノートについて語ってくれるのではないかと期待して参加表明。
加えて、5ミリ方眼らぶな人間として、オキナのプロジェクトペーパー以外に固定したノートを使っていないので、モレスキンはどうかな?と思って参加してみた。
今使ってるノート。いちばん下がオキナのプロジェクトペーパー、
左から文庫本ノート、TidbiT、ほぼ日手帳2011(この日、表紙をカスタマイズ)
いずれも5ミリ方眼。
参加してみてびっくり。というか、自分、知らなさすぎ。ここ、札幌はモレスキンの「聖地」と呼ばれているということを参加して初めて知ったのだった・・・。

いきなり【教訓】
・不知は時として最強の武器になる!?

いやぁ、「聖地」と知っていたら足を踏み入れる勇気があったかどうか。かなり「滝汗」ものでしたなぁ。
でも、他にも「モレスキンを使ったことがないけど、興味があって」という方もおられたので、ほっ。

さて、本題に入る前に、もうひとつ。おさらいも兼ねて、先日のクラウドノート術セミナーでの冒頭の「モレスキン談義」を再掲。

★なんでモレスキンなんだろう?
セミナー冒頭で、佐々木さんが、「モレスキン本(堀正岳さんらの著書)を読んで、モレスキンを使わなければならないという気になったが、モレスキンでなければならないという理由は「モレスキン本を購入したから」ということくらい」と告白。それを受けて、大橋さんが「自分もモレスキン本を読んでモレスキンを買ったが、2週間で使わなくなった。あの本の影響というのはすごい」と、体験談を披露。「モレスキン本」も第2弾が出るらしいが、これを読んだら確実にモレスキンを使いたくなる?
いや、本が出る前に使いたくなった。このミーティングで。
ちなみに、モレ本2は9月9日発売。この本に61人のモレスキンの使い方が掲載されるのだが、そのうちの5人が札幌の人だとか。すごすぎ。
ミーティング会場にその方達がいらしていて、モレスキンを拝見させてもらったが、それぞれが個性的(というより強烈だった)。
どれくらい個性的かというと、共通項が「モレスキン」という以外にないのだ。ここまでくると単なるノートじゃなくて芸術ですなぁ、と感嘆。
議題に沿って進行するセミナーと違い、雑談っぽく始まったミーティング。総勢12人。
さらに小さなグループになんとなく固まって話が弾む。
なかには「工作グループ?」という感じで、カラフルなマスキングテープでノートの表紙やページにコラージュする一角も出現。マスキングテープって建築用しか見たこと無かったので、こんなにかわいいのは新鮮。自分も今年初めて使ってみた「ほぼ日手帳」をコラージュしてみた。
あちこちから手が伸びるw
コラージュについてインタビューする堀さん
今回、堀さんと対面でお話しさせていただくことができたので、要点をまとめてみた。

・なにをどこに入れているか
最終的に拾うのはモレスキン。つまりノート。iPhone→Evernote→ノート(モレスキン)の順番で「ふるい」にかけるように情報をキャッチ。(ここのところの詳細は、堀さんの著書に詳しい。)

モレスキンは書き終わったらバラしてスキャンする?
「バラした時点で価値を失うと思う」。
だからといって、すべてを写真に撮ってデジタル化することはしないそうだ。そのままの形がいちばんということか。
また、「この形のまま、あと数十年自分の寿命が尽きるまで残ればいい。そのあとは娘がなんとか処分してくれると思う」とか。

・いちばん大事なノートはEvernoteに
それは、娘さんが生まれた時の音声ファイル。さすがにこれはモレスキンでは無理。

・デジタルノートと紙のノートの未来図
ライフログ、Evernoteなどのデジタルと紙のノートの今後については、いろんな人と話をしても未来図がまだ見えないのだそうだ。両方残る、残ればいいな、という感じらしい。

・堀さんのモレスキン
堀さんのモレスキンは、記憶を記録するところ。日付のないノートで、だいたい4ヶ月で1冊使い切るとのこと。
出来事と感情を合わせて「自分が主人公の物語」にして書いていく。あとで見返したときに、その物語を通して、そのときの感情をありありと思い出せるんだそうな。いいな、これ。

以上、たくさんの話が方々で飛び交うのでメモが追いつかず、だいたい覚えていることをまとめてみた。

自分としては、「バラシ」で価値を失うというのは納得。この体裁であってこその「書いたもの」なんだろう。形を保ってこそ。
モレスキンだけじゃなく、愛着ある本もそう。一瞬、裁断の手が止まる。文具王の「古い本は裁断を拒む何かがある」というのにもつながるかも。
モレ本1にサイン中の堀さん
堀さんと@blanqさんにサインしてもらった
主催者(でいいのかな?)のモレスキン・カウボーイこと@blanqさんも熱くモレスキンを語っておられたが、内容が濃すぎて素人には解説できず、ご容赦。(というか、自分がコラージュに夢中になっていたのだった・・・)

というわけで、19時〜21時のはずが、終わったのが22時過ぎ。
最後に「モレスキン・タワー」というイベントがあったり(周囲から「つみねこ」みたいという声が上がって納得)、堀さんから提供いただいた、YouTube仕様とアップル仕様のモレスキン合計3冊をかけたじゃんけん大会などで盛り上がって終了した。
タワーを建設中
@blanqさん(右)とふたりがかりで積み上げていく
やった〜!だが、このあと倒壊・・・
再チャレンジ!
どや顔の@blanqさん
それをみんなが撮影
どや顔の堀さん
それをみんなが撮影
「札幌がなぜ聖地なのか探りに来た」という堀さんに対し、@blanqさんの「場所(※)と人に恵まれたこと」という説明にとても納得した。今回、自分を含めモレスキン未経験者が参加しても、受け入れてくれる懐の深さと暖かさを感じた。


※「場所」・・・ミーティング会場の「CAFEサーハビー」(札幌市中央区南3西1)は、オーナーもモレスキン使い。ミーティングがなくてもここに集まって、モレスキンについておしゃべりするとのこと。ちなみに、集まりは5人から始まったそうだ。

2011年8月26日金曜日

072 救急車で運ばれて思ったこと

「病院いやにゃ〜〜!注射いやにゃ〜!」
(ムービーから起こしたので画質ご容赦)
先日、通勤途中で救急車のお世話になってしまった。

歩いていて突然、激しい揺れに見舞われたのが事の発端。
最初、「とうとう北海道にも大地震かっ!」と思って、おもわず近くのブロック塀につかまった。
「いや、いかん。ブロック塀が倒壊して亡くなった人がいる!」
が、しかし、体が揺れて思うように動けない。周囲の状況はどうなってる?慌てて周りを確認した。

「あれ?周囲の人は平然と歩いているぞっ!」

どうやら揺れているのは自分だけで、めまいのせいだと解るのに1分経過(体感時間で計測)。
いきなり始まるめまいもはじめてだったが、動けなくなるのもはじめて。回転性のめまいじゃなかったので吐き気があまりなく、しゃべれたので自分で119番。でも、少々ろれつが回ってない。

「すぐ向かいます」とのことだったが、6,7分待ったかな?それ以上に長く感じた。
まあ、通勤時間で道も混み出した頃だったし。

で、ストレッチャーで救急車の中に運ばれて、血圧やら体温やら、瞳孔の開きも計測。そのとき、「片側が狭い」と救急隊員がつぶやいていたので、「実は数年前の手術の後遺症で瞳孔の開きが左右の目で違う」という説明をしなければならなかった。
この他にも、このめまいに関する既往症や、他の病歴やらを自ら説明。血液型も聞かれた気がする。もちろん住所、氏名、年齢も。

説明しながら、
「これ、意識なくなって、だれも知っている人が側についていなかったらどうなるんだろう?」という思いがよぎった。
今回は少々ろれつが回らなくても説明できたし、めまいでかかっていた総合病院の名前を告げることができたので、その病院への手配をしてもらえたが、意識不明で運ばれたら説明できんなぁ、と思った。当たり前だけど。
不安げな表情がなんとも。いずれの画像も子猫(1歳未満)のときのもの。
幸い、診療が始まる時間だったので、かかっていた総合病院で受け入れてくれて、点滴して昼過ぎには帰宅できた。
ちなみに職場にも自分で電話。無断欠勤かつ音信不通となったら大騒ぎになるし、迷惑もかけるからね。

原因はよくわからんかったけど、その当時の暑さと寝不足で疲れがたまっていたせいだろう、と言われた。確かに、点滴をして寝ていたらだいぶスッキリしたし。
ということで、生活習慣を見直すことにして、次の教訓を立てた。

それにしても、マジで大地震だと勘違いしちゃって慌てたなぁ。

【教訓】
・既往症、かかりつけの病院と病名を書いた紙を健康保険証と一緒にして、サイフまたは身分証明書のケースに入れておく。(ただ、意識不明の時に、これを関係者に見てもらえるかどうか定かではない・・・)
・睡眠時間を削ってまでブログを書かない。しばらくは週末のみにする。とほほ。

2011年8月20日土曜日

071 COOLPIX P300の料理モードで撮ってみた

休日の昼食に自家製ピザを作ったので、せっかくだからCOOLPIX P300のシーンモードにある「料理」を試してみた。
「料理」モードの特徴は、マクロモードが操作しなくてもオンになること、色合いを調整できることだ。
また、AFエリア選択がマニュアルになり、ピントを合わせるエリアをお好みで選べる。もちろん、オートフォーカス(シャッターボタンの半押しで決定)だ。(マニュアルになるのは選択範囲のみ)

まずは、いつものプログラムオートモード。う〜ん、ちょっと、これはいまいち?見た目に近いんだけどね。
プログラムオートモード
シャッタースピード:1/160
f値:1:2.8
絞り値:1:2.8
ISO:800

お次は、シーンモード「料理」で、色合いを赤みのほうへ3段階、それぞれ試してみた。
すでに「OK」の文字がすり切れちょる。
画面左のスライダー表示がそれ。中央が無調整。右のロータリーマルチセレクター(指を置いているところ)の上下の部分を押して、上で赤み、下で青みを調整する。

まずは色合い調整をせずに撮影したもの。色合いはノーマル撮影ということになるかな。
しかし、この段階ですでに青っぽいので、青側への色合い調整はしないことにした。というか、やってみて食欲なくなるような色になったので、削除したんだけど。
これはプログラムオートモードより、青みがかっている。トッピングしたバジルの色に引っ張られたか?
シーンモード「料理」。色合い調節せず。
シャッタースピード:1/30
f値:1:2.8
絞り値:1:2.8
ISO:200

次は、色合いを一段赤みのほうへ調整したもの。だいぶおいしそうに撮れた。
シーンモード「料理」。色合い調節を一段赤み側へ。
シャッタースピード:1/30
f値:1:2.8
絞り値:1:2.8
ISO:160
※ISOはカメラが自動で選択するので、これだけ160になった原因は不明。室内照明は自然光だが、撮影中に天候は変化しなかった。

最後に、色合いを2段赤み側、つまりいちばん赤いほうへ調整したもの。これがいちばんおいしそうだ。
シーンモード「料理」。色合い調節をいちばん赤く。
シャッタースピード:1/30
f値:1:2.8
絞り値:1:2.8
ISO:200

【結論】
・赤っぽい料理は色合いを赤いほうへ大胆に調整したほうが、見た目がおいしそうに撮れるっぽい。
・シーンモード「料理」にすると勝手にマクロモードになるので、その分の操作が省略されるので便利。
・加えて、マクロモード操作を忘れて、シャッターを押す段になってあわてることがない。←これ、自分は良くやるので、いいかも。

ということで、料理の撮影は、このシーンモード「料理」でしばらくやってみようと思う。


【おまけ】
ピザのレシピも載せておこうっと。結構あばうとに分量決めたので、自分用の備忘録として。

【材料】(直径約20センチ、クリスプタイプ)
(生地)
・強力粉     70g
・ドライイースト 小さじ1弱(だいたい4分の3くらい)
・砂糖      小さじ2分の1
・塩       ひとつまみ
・水       50cc前後(35度くらいに温めておく)
(今回のトッピング)
・生バジル    20枚くらい
・合い挽き肉   120g
・料理用トマト  小2個(直径4センチくらい)
・トマトケチャップ、塩、ナツメグ、シナモン  適宜
・とけるチーズ  ピザ用をお好みで

【作りかた】
・生地を作る。強力粉をボウルに入れ、真ん中をへこませて、砂糖、ドライイーストを入れる。塩は粉の縁に置くように入れる。
・温めた水をドライイーストと砂糖を溶かすように少量入れ、ドライイーストが溶けたらさらに少しずつ水を入れ、粉をまとめていく。水は一気に入れない。少々柔らかめにつくると、あとで生地をのばしやすくなる。柔らかさを増すためには、分量よりやや多めの水が必要。
・10分ほどこねたのち、丸めて2倍くらいの大きさまで発酵させる。
・発酵したら、クッキングシートの上で薄くのばす。
・さらに10分ほど生地を休ませて、またのばす。ここで好みの厚さにする。20センチくらいの大きさにすると、かなり薄くなるが、焼くと厚いところで5ミリくらいになる。
・生地を発酵させている間に具を作る。
・フライパンを熱し(油はオリーブオイルがいい。分量外)、ナツメグとシナモンをふりかけたひき肉を炒める。8割方炒めたら、小さく切ったトマトを入れてさらに炒める。
・トマトの形が崩れてきて、ひき肉に火が通ったところで、トマトケチャップと塩で味を調える。
・出来上がった生地に具を載せて、さらにチーズ、生バジルの順にトッピングする。
・オーブンを200度に予熱し、15分焼いて出来上がり。
(参考)
・生バジルは焼くと写真のように小さくなるので、てんこ盛りにしても大丈夫。今回も「こんなにてんこ盛りで大丈夫か?」と思ったけど、物足りないくらいだったので、次は分量を1.5倍にしようと思う。

2011年8月19日金曜日

070 デジハリ・オンラインスクールをやってみる〜実践編8

さて、この1週間でなんとかChapter4を終わらせた。
この章では名刺を作成するのだが、円周に沿わせて文字を配置する方法はいろいろ応用が利くと思った。しっかり覚えておこうっと。
ということで、主なところをまとめてみた。

Chapter4 名刺を作ろう
・アートボードの作成と編集
・トリムマークの作成
・ガイドを設定する
・文字ツールで文字を入力する1
・文字ツールで文字を入力する2
・パス上文字ツールで文字を入力1
・パス上文字ツールで文字を入力2
・パス上文字ツールで文字を入力3
・文字と線のアウトライン化を行う
・整列パネルでサイズや位置を決める
・ガイドのロックをはずす
・テキストファイルからコピーする
・ガイドラインを隠す

★トリムマーク(トンボ)を作成する
・名刺惑として作成したオブジェクトを選択ツールで選択したまま、メニュー「オブジェクト」→「トリムマークを作成」を選択するだけ。便利。

★名刺枠のガイドラインを作成する
・名刺枠として作成したオブジェクトを選択ツールで選択したまま、メニュー「表示」→「ガイド」→「ガイドを作成」を選択。ガイドが作成される。
・トリムマークとガイドをひとつのレイヤーとして保存しておくと、後の作業が楽。
・作業中にトンボなどが動かないように、レイヤーにロックをかけることをお忘れなく。

★ガイドを作成する
・オブジェクトなどを配置するためのガイドラインを作成し、このガイドラインのみのレイヤーを作っておくと便利。
・ウィンドウに定規が表示されていることを確認。表示されていない場合は、メニュー「表示」→「定規」→「定規を表示」を選択。
・縦方向・横方向とも、それぞれの定規部分からカーソルをドラッグして引き出し、任意の位置に配置する。
・ガイドラインも動かないように、レイヤーにロックをかけておこう。

★よく使用するカラーをスウォッチへ登録する
・ドックから「スウォッチ」パネルを開き、新規スウォッチボタンをクリック。
・新規スウォッチダイアログボックスが開くので、登録するカラーを設定してOKボタン。作成したカラーが登録される。

★文字パネルはCommand + T
・文字パネルは文字入力の際によく使うので、上記のショートカットは覚えておこう。Macのテキストエディットと同じショートカットだ。

★文字揃え
・文字をガイドに沿って揃える場合、入力した文字をあらかじめ「文字パネル」の「段落」タブにある任意の文字揃えを選択しておく。
・例えば、中央揃えにしたい場合、文字を選択した状態で段落タブの中央揃えを選択すると、文字のベースラインの中央にポイントができる。
・中央のポイントをドラッグして配置したいガイドラインに合わせると、カーソルが白三角に+のマークになり、ガイドに吸着する。ただし、ガイドを作成したレイヤーにロックがかかっていると吸着しないので、一時的にロックを外す。作業が終わったらまたロックをかけるのを忘れないように。

★文字のベースラインを上げる
・フォントによって文字のベースラインが上下するので、画面を見ながら「文字パネル」の「ベースラインシフト」で適宜調整する。
・特に電話番号などで使用するハイフンが上下することがあるので、要チェック。

★円周に沿って文字を入力する
・入力したい文字のベースライン(下の位置)の円周の円を、楕円ツールで描く。(下図のねこ写真のすぐ外の円)
・ツールパネルから「パス上文字ツール」を選択。表示されていない時は、文字ツールのなかにあるのでブルダウンして選択。
ツールパネルの赤丸がパス上文字ツール。先に描いた円の上で
クリックするとカーソルが点滅して文字が入力できる(矢印部分)
・文字パネルから任意のフォント、フォントスタイル、フォントサイズを指定する。
・文字を沿わせる円のパス上でクリックして、文字を入力する。
文字を入力
★カーニングで文字間隔を調整する
・フォントや文字によって文字間隔が不均等に開いているように見えるので、見た目で間隔を調整する。
・「パス上文字ツール」で調整したい文字の間をクリックする(注:ひと間隔ずつしかできないので、地道にやるしかない)。
・「文字パネル」のカーニングに任意の数値を入力して調整する。ここも慣れと勘と感覚で。
文字パネルにカーニングが表示されていない場合は、右上の
プルダウンメニューから「オプションを表示」を選択する。
カーニングのウィンドウに適宜数字を入力。
あるいは▼からプルダウンして数値を選択。
上記作例では、全部作成してから調整した。
★円周に沿わせた文字を中央揃えに変更する
・文字をドラッグしてすべて選択する。
・「文字パネル」の段落タブをクリックし、中央揃えを選択する。
・円の下部に文字が来るのは、てっぺん(角度で言うと0度)を最初(文頭)として、円の半分の180度が中央なので、文字の中央がそこに合うため。これは次の作業の前段階なので、逆さになっているのは気にしないこと。

★文字の位置を移動する
・上記の作業のまま(文字を選択した状態で)、ツールパネルから「選択ツール」を選択するとブラケットが表示される(緑色の線。赤矢印部分)。
中央揃えが選択されているので、ブラケットは文字の中央にある(中央ブラケットという)。
・中央ブラケットをパスに沿ってドラッグすると文字が動くので、任意の場所に配置する。
文字を動かしているところ。
配置完了
・このブラケットの動きは微妙なので、おかしくなったらCommand +Z でやり直しながら少しずつ動かしてみること。

★ブラケットとは?
・パスに沿った文字を選択すると、文字列の先頭、中央、末尾に表示されるもの。これで文字をパスに沿って動かす。
・文字の方向を反転してパスの反対側に移動する場合は、パスを横切るようにブラケットをドラッグする。

★円周の内側に文字を入力する
・新しいレイヤーを作ることを忘れずに!

・レイヤーを作ったら、名前を付けること。下の作例では「レイヤー1」などと付け忘れているが、下から猫の写真のレイヤー、外側オレンジの枠のレイヤー、文字「monokaki」のレイヤー、文字2はこれから作る文字のレイヤー。
それぞれの作業ごとにレイヤーを作ることを忘れずに!
レイヤーに具体的な名前を付けることも忘れずに!  
・楕円形ツールで、文字を沿わせる円を作成する。先に作った円と文字の外周に合うような円にするのがコツ(Kの文字の上の部分に円周が来るように作るとちょうどいい)。←なぜかは後でわかる。
・「パス上文字ツール」を選択し、文字を沿わせる円のパス上でクリックして、文字を入力する。

中央揃えが選択されているので、文字が逆さまになって円の下方に配置されている。
・選択ツールを選択し、中央ブラケットを、パスをまたぐようにドラッグする。(パスを右上にまたぐようにドラッグするとうまくいくらしい。)
うりゃっと返す!
・文字の位置を必要に応じて調整する。
・最初の方法で続けて文字入力をすると、文字が逆さまの状態で内側に作った円に沿うことになる。なので、最初に作った文字の外側に円を作って文字を入力し、パスをまたいで配置するわけだ。

文字の色を変えて、空白を★で埋めて完成!
★文字のアウトライン化
・文字の入ったレイヤーのオブジェクトを選択し、メニューの「書式」→「アウトラインを作成」を選択する。
・文字をアウトライン化しておくと、データを受け渡した先のパソコンに同じフォントがインストールされていなくても、文字の崩れなどがなく正確に見てもらえる。

★線のアウトライン化
・線のオブジェクトを選択し、メニュー「オブジェクト」→「パス」→「パスのアウトライン」を選択する。
・線で描いたオブジェクトをパスに変換することにより、拡大・縮小したときに、デザインのバランスが崩れることを避けられる。

・当たり前だが、文字も線もアウトライン化しても、元のデータは残しておくこと。手直しが入った場合に元データが無いと最初から作り直しという、とほほな羽目に。

以上。
今回作ったマーク、せっかくだから何かに使うかな?
いやいや、やっつけで写真加工したから、背景のごちゃごちゃが写ってるしな〜。

2011年8月15日月曜日

069 ランニングを始めてみた

先日参加した「クラウドノート術セミナー」後の懇親会で、シゴタノ!の大橋悦夫さんが「ビジネスパーソンこそ体を動かそう。500メートルでもいいからランニングを」という話をされて、「え?500メートルでもいいの?」と驚いた。自分の中に「ランニングを始める=最初から長距離、長時間走らなければならない」という根拠のない思い込みがあったことに気づいたのだ。

中学・高校と、体育のランニングといえば、いきなり数キロ走る、あるいはトラックを十周以上するということをさせられたせいだろう。なので、たった500メートルでもいいと聞いたときは、目からウロコだった。
これならすぐにでも始められると思い、セミナーから戻った数日後から走ってみた。さすがに飛行機移動した翌日からではつらかったので、開始が遅れたが。

近所には神社や公園がありランナーも結構いるので、走るにはいい環境だ。いままで無視していたのがもったいないくらい。ちょっと走って戻るだけでも1キロになる。少しずつ距離を伸ばすにはお手頃のコースだ。
ただ、ネックは土日。仕事が休みだからと、ついついサボりがちになるんじゃないかと心配になった。で、先日初めての土日は、告白すると土曜は体調不良で断念、日曜はさすがに「やらないと、この後ずるずるやらなくなる!」と思い、近所のスーパーに行くついでにそこまで走ることにした。片道1.4キロ。帰りはさすがに荷物が若干あったので、軽めにジョギング→歩き→ジョギング→歩きを繰り返したが。

1週間ほどやってみて感じたのは、「小さく始めることの重要さ」。これが継続につながると強く感じた。
それと、何かと併せて(自分の場合、だいたいは買い物だろう)走ってみるというもの。ただ走るだけより、理由付けができて「走りに行きたくないな〜」という気分を抑えられる。もっとも毎日買い物には行けないけど、どうしても気分が乗らない時の手段として、今後も試してみようと思う。

それにしても、走るのがこんなに気分爽快になるとは思わなかった。やはり学生時代に走らされてつらい思いをしたことが「走る=つらい」という先入観になっていたらしい。これは発見。
ただ、普通の運動靴なので足に負担がかかったのか、ちょっと片方の膝と腰のあたりに鈍痛がある(すぐ無くなるけど)。なので、ちゃんとしたランニングシューズを購入しようかと思っている。

継続する上での問題は、冬の雪道。みんな、どうやって走っているのだろう。
今度、調べてみよう。


※本日写真無し、ご容赦。猫の走っている写真でもと思ったんだが、寝ているモノばかりだった・・・。

2011年8月13日土曜日

068 デジハリ・オンラインスクールをやってみる〜実践編7

セミナー参加のため土日に東京に行っていたので、全体的なスケジュールが押している。
で、一日でChapter10を一気に片付けたっ。

Chapter10 合成写真を作ろう
・ペンツールで画像を切り抜く
・アルファチャンネル / 合成する
・パッチツールで不要物を削除する
・合成写真の色調を補正する
・Vanishing Point
・フィルタで画像を編集する
・レイヤー結合/スマートフィルタ
・レイヤースタイルを使って加工する

★ペンツールで画像を切り抜く
画像の切り抜きはしょっちゅうやっているが、ペンツールで切り抜くというのはやったことがなかった。というのも、本の例題にあるような直線が多い建物を切り抜いたことがなかったため。まあ、ここは例題だし、その後の作業がメインなので、クイックマスクでどうのというのは出てこないだけかも。
でも、ひとつだけ。ペンツールで抜き出す場合、画像の境界の処理をなんとかしないと、いかにも「貼り付けましたぁ」という感じになっちゃう。コラージュみたいにね。

さて、作業に入る前に、加工する場合はいきなり背景レイヤーにやらないで、必ず背景レイヤーのコピーを作って作業すること。これ、よく忘れてダイレクトにやっちゃうんだよね。気をつけよう。

★パスから作成した選択範囲を保存する
選択範囲を保存する方法は2つ。
1 画面右のパネルにある「チャンネル」パネルを開き、下方の左端のボタン「選択範囲をチャンネルとして保存」をクリック。選択範囲が「アルファチャンネル1」として保存される。
2 メニューの「選択範囲」→「選択範囲を保存」を選択すると同様に「アルファチャンネル1」として保存される。

★アルファチャンネルで画像を切り抜く
・アルファチャンネルとは、選択範囲をグレースケールの画像として表現して画像と同じように編集するもの。
メニューの「選択範囲」→「色域指定」を選択、ダイアログボックスが開くので、許容量を指定。この数値は、実際やりながら調整していくようだ。授業では95と指定していた。
・ダイアログボックスの「保存」ボタン下にあるスポイトツールが選択されている状態で、選択したい画像の部分をスポイトツールでクリックする。
・色域指定ダイアログボックスのプレビュー画像がモノクロの画像に変わるので、OKボタンを押す。
・選択したい部分とその周辺が大まかに選択された選択範囲が作成される。
・この後の作業のため、アルファチャンネルとして保存する。方法は上記の「パスから作成した選択範囲を保存する」と同じ。
・いったん選択を解除して、長方形選択ツール+Deleteキーで不要な部分を削除する。作業が終わったあとも選択を解除しておく。
・メニューの「イメージ」→「色調補正」→「2階調化」を選択する。
・「2階調化」ダイアログボックスが表示されるので、しきい値を数字入力またはバーで設定する。
・ここで2階調化にするのは、微妙な色むらになっている部分を白黒にしてはっきりさせるため。
・しきい値は1〜255まで設定でき、指定した値より濃い部分は黒に、薄い部分は白となる。真ん中の128で指定すると、黒(100%)から51%グレーを黒
に、50%グレーから白(0%)を白に変換される。
・ただ、ここまでやっても選択範囲を設定しただけなので、そこ以外を削除する必要がある。
・まず、チャンネルパネルの「RGB」を選択し、メニューの「選択範囲」→「選択範囲を読み込む」を選択する。
・ダイアログボックスが開くので、現在作業をしているドキュメント、チャンネル(例ではアルファチャンネル2)が表示されていることを確認してOKボタンを押す。
・アルファチャンネルから選択範囲が読み込まれるので、メニュー「選択範囲」→「選択範囲を反転」を選択、deleteキーで削除して完了。

★パッチツールなどで不要物を削除する
ここでは、パッチツールと、塗りつぶしで行う方法を紹介。

1 選択ツールとパッチツールの併用
・ツールパネルの「多角形選択ツール」を選択し、消したいものを囲むようにクリックして選択する。
・パッチツールを選択し、選択範囲内にカーソルを持ってきてなるべく色味などが近い場所にドラッグする。
・なお、パッチツールのオプションバーに表示される「ソース」は、修正する部分を先に選択してからサンプリングする部分をドラッグして選択するもの。「複製先」は、サンプリングする部分を先に選択してから修正する部分をドラッグして選択する。

2 塗りつぶし
・多角形選択ツールで消したいものを囲むようにクリックして選択する。この場合、1よりやや大きめに囲むのがコツ。
・メニューの「編集」→「塗りつぶし」を選択する。
・塗りつぶしダイアログボックスが開くので、「コンテンツに応じる」、「通常」「100%」を選択してOKボタンを押す。
・なお、コンテンツに応じた塗りつぶしは、類似するコンテンツをランダムに合成されて塗りつぶされるので、気に入らなかったら何度かやり直してみるといいらしい。

※余談だが、このパッチツール、搭載された当初は「顔のしわが消せる!」とか言って話題になった。たしかに、目の下のクマとかほうれい線とか首のしわとかを消せるので「デジタルプチ整形」が可能だ。だが、お見合い写真で悪用(?)しないよーに。

★Vanishing Pointで立体的な合成処理をする
・これは平面画像を遠近法による立体的な合成処理をするもの。
・新規レイヤーを作成し(名称は適宜変更)、このレイヤーを選択した状態でメニューから「フィルター」→「Vanishing Point」を選択すると、ダイアログボックスが開く。(って、フルスクリーンじゃん)

・左側にあるツールから「面作成ツール」を選択し、写真を貼り付けたい部分を4カ所クリックする。クリックし終わると自動的に上の面修正ツールに変わる。
これがダイアログボックス。フルスクリーン!
左上の丸印が面作成ツール。
・「面修正ツール」で、それぞれの辺の真ん中にあるエッジポイントをドラッグして引き延ばすことができるので、最初から大きく面を取らなくても調整が可能。コーナーのポイントも動かして調整できる。
・また、隣り合う面にも作成したい場合は、新たに面を作成せずに、作成したい面と接する辺の中央のポイントをドラッグする。
面修正ツールで辺の中央のポイントをドラッグ
上下のポイントをドラッグして形を整え、OKボタンで終了
・貼りたい写真をコピーし、Vanishing Pointを作成したレイヤーで、「フィルター」→「Vanishing Point」を選択した後でペーストする。これは前段階で面作成を確定するためにOKボタンを押して、「Vanishing Point」のダイアログボックスを閉じているから。
Vanishing Pointのダイアログボックス内でペーストし、貼りたい面までドラッグする。
・写真がペーストされるので、これを貼りたい部分(面を作成したところ)までドラッグすると、作成したパースに合わせて写真が変形する。
貼り付けた。デカかったか・・・
でも、ちゃんと面に合わせて変形しているのがわかる。
・もう一面にも同様に貼り付けてみる。貼り付けが終わったら、また右上のOKボタンを押して、ダイアログボックスを閉じる。
矢印のところで、面にあわせてちゃんと曲がっているのがわかる。
・色調などが合わない場合は、「レイヤーの描画モードを設定」を「乗算」にし、不透明度を画面をみながら適宜調整する。
・その他、「ぼかし(ガウス)」などで合成した部分となじむように加工する。なぜガウスなのか不明。

★作業してきたレイヤーを残して結合
・一番上のレイヤーを選択し、optionキーを押しながらレイヤーパネルの右側のボタンをクリックする。
・オプションメニューが表示されるので、optionキーを押したまま「表示レイヤーを結合」を選択する。今までのレイヤーはそのままに、一番上に新しいレイヤーが作成される。

★スマートフィルター
・上記で作った結合レイヤーを選択し、メニューの「フィルタ」→「スマートフィルター用に変換」を選択する。
・ダイアログボックスはOKを押す。
・レイヤーのサムネイルにスマートオブジェクトを示すアイコンが追加され、スマートオブジェクトに変換されたのが確認できる。
・スマートオブジェクトに施されたフィルターをスマートフィルターといい、元画像のデータを損なわずに加工ができる。

以上。
また、あとで画像を追加するにゃ。