2016年2月10日水曜日

1220 老猫と腎臓病(腎不全)6 治療1ヶ月後の検査結果など

今年に入って動物病院に行ってからおよそ1ヶ月、毎日皮下点滴と経口薬セミントラ、漢方の六味地黄丸で対処してきました。
そして、前回1月20日から3週間ぶりの血液検査を行いました。


これまで猫共々頑張ってきたのですが、その血液検査の結果は頑張った割にがっかりするものでした。

BUN     39(1月20日 40、1月6日 42):基準値は16〜36
クレアチニン 4.0(1月20日 3.4、1月6日 3.7):基準値は0.8〜2.4

腎不全の場合、クレアチニンの数値を重視しますが、これが上がったり下がったり。今回は3.4から4.0の大台に乗ったわけで、これまで逃げまどう猫を捕縛して自分にもストレスかけつつ点滴したのは一体なんだったんだろう?という思いでいっぱいで、先生の説明も半分以上頭に入りませんでした。

ご飯を食べる量が多少増えたかなぁと思っても、体重も4.35キロと1週間前より0.1キロ減少しました。以前の6.8キロは太りすぎとしても、2年前の5.8キロくらいが余計な腹部のたるみもなくてベストだった気がします。今は背骨や骨盤、後ろ足の骨格がわかるくらいごつごつしています。

先生は、「毎日点滴と投薬をしたことでこの数値で維持できているとも言えるし、点滴がイヤで暴れて逃げるくらいは元気がある」と言ってくれましたが、果たしてこれからも毎日嫌がる猫を押さえつけて点滴するのがいいのかどうか。

余命を宣告されたわけではないですが、治らない病気であること、進行を遅らせるための治療のみであることを考えると、果たして猫のQOLを考えると毎日のこの処置がいいのか迷うときがあります。
加えて、残された時間が健康な猫よりは少ないんだなぁと漠然と考える時間が増えました。
でも、これは逆に「だから毎日を大事にしよう」と思うきっかけにもなったのですが・・・。

幸い、飼い主は現在、時間の自由度が高い生活をしていますので、一緒にいる時間も増えました。極端なことを言ってしまえば、いずれ「その時」が来るわけです。そこを考えて悲観的になるか、あるいはそこに至るまでの時間を楽しむか、飼い主の胆力が試されているようでもあります。

今すぐ死に至る病ではないことからも、もうしばらくはこれまでの多くの猫たちの治療実績から効果があると言われている皮下点滴と経口薬を(猫にはちょっと我慢してもらって)続けて行こうと思います。

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