2019年8月17日土曜日

1314 老猫と腎臓病(腎不全)22 今年17歳に

(朝のまったりした風景)
我が家のきょうだい猫は2019年8月で17歳。
完全室内飼いの猫の寿命は毎年延びているところですが、最近の平均は15〜6歳ということで、1匹が闘病中ではありますが平均は超えました。平均寿命だけで良し悪しは語れませんが、とにかくまったり生きていてくれて嬉しいです。看護は大変ですけど(苦笑)。

それでも、生後2ヶ月から今まで、たくさんの笑いと(そっちが先かいw)幸せをもらいました。そのお礼も兼ねて今、看病することで少しでもお返しができたらなぁと思います。

ただ、言うは易し。昨日まで食べてくれたご飯を今朝は食べなくてイラッとしたり心無い言葉を投げかけたりと、飼い主(という言葉は好きじゃないですが代わる言葉もなく)の思う通りにしたいというのがどこかにあるような気がします。まるで毒親が子供を思い通りにしたいように。

多分、これから必ず迎える「死」というものに、私が抵抗しているからだと思います。
前回も書きましたが、強制給餌をしてまでも延命させるのか、という自問。
加えて、点滴や投薬をすることでも延命しているわけで、これをいつまで続けるのか。特に点滴をやめたら早急にアウトということはかかりつけの獣医さんから言われています。
今のところ、素直に点滴は受けてくれているので、当猫にとっても体が楽になると感じているのだろうと想像するしかありませんが、当猫が普通に生活している間は続けていこうと思います。

とある老猫本に「飼い主は時に神になり決断を下さねばならない」というようなことが書かれていたことが頭をよぎります。猫の生死を飼い主が握る。なんとも複雑な心境ですが、言葉を交わすことのできない猫の生きる尊厳を守りつつ、猫が投薬などの処置を強く拒絶したり、寝たきりになった場合はそれらを中止しようと考えています。ケースバイケースになるかもしれませんが。

さて、私のことはこれくらいにして、当猫の様子ですが、前回で書いた7月以降、この8月までの1ヶ月で大きく変化が訪れたことがふたつありました。

ひとつ目は、排便のこと。
これまで便秘気味だったのが、7月の20日頃から軟便に。1日おきに排便はあるのですが、ほとんどが軟便になりました。「ニャンとも清潔トイレ」を使っているのですが、チップとそれを入れているカゴを通して下の板に落ちるようになりました。

便秘よりまだ良いと獣医さんに言われましたが、少ないご飯からちゃんと栄養が吸収されているのか心配です。少なくとも腸からの水分吸収がうまくいってないようです。ですが、ここはどうにもならないらしいです。下痢止めもありますが、これ以上薬を増やしてもどうかと思い、様子を見ている状態です。現在の投薬は、セミントラ(1日1回、ラプロス(1日2回)、吐き気止めの錠剤(1日おきくらい)、皮下輸液です。

また、寝ているときに軟便を漏らすことが頻繁に起こるため、寝床に防水シーツと、その上にバスタオルを敷いて対処しています。(ちなみに防水シーツでは薄さが不安なので、ビニールと生地の間に綿が入った厚手のものも使っています。)

ふたつ目は、体重が一気に落ちたこと。
6月下旬くらいには3.5キロあったのが、8月中旬で2.5キロに激減しました。獣医さんから言われた3キロのボーダーをあっさり切ってしまいました。もう骨と皮だけのよう。点滴の針を刺す時も皮を持ち上げるのに一苦労です。
おそらく上記の腸の吸収の不具合と関連しているのでしょう。栄養が取れないから筋肉や脂肪を使ってエネルギーにしている。そんな感じがします。

それでも、1日1.5缶くらいの猫缶(一般食)は食べています。どうしてもドライフードは食べられないようです。
食べられるならと、本当は良くないのかもしれませんが、好物のバターやバニラアイスを少々与えたり(投薬した後のご褒美です)、生マグロ(私より贅沢だw)と秋シャケのバター焼き(もちろん味付けなし)は食いつきがいいので2〜3日に1度の頻度で食べさせています。
(まぐろを食べてお昼寝)

看護や看取りに正解はないと思います。それぞれが納得のいく方法で対応するしかないのでしょう。でも、親を看取った経験から、どう尽くしても必ず後悔の念はわくと思います。
今この状態でも、もっと早くにご飯など対処していればよかったのか?とすでに後悔の念が。

いずれにしても、今、この瞬間を猫たちと大事に生きよう、それだけを心がけていこうと思います。

(参考まで)購入した防水シーツです。

ちょっとゴワゴワしますが、猫は平気みたいです。

薄手ですが、洗い替えにと。こちらの方が早く乾くので。

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