2011年6月5日日曜日

035 Evernote情報活用術 3回分がDVDになった!



@shigotanoさんのサイトを見に行ったら、2011年2月から4月に3回にわたり開催された「Evernote情報活用術セミナー」が、DVD3本になって発売、という告知が載っていた。
この1回目と3回目に参加したので「これは宣伝せねばっ」ということで、アップする予定だったエントリーは棚上げ。

で、いつかブログにこのセミナーのまとめを書きたいと思っていたので、ちょうどいい機会だし、おさらいのつもりで、キモ・グッと来たところを箇条書きで書いてみた。

また、「シゴタノ!」の佐々木正悟さんの告知文も併せてどうぞ。(余談だが、佐々木さんの告知文って、すごくわかりやすい。というか、それだけでセミナー参加費の半分は元が取れちゃうくらい濃い!)

(注):文末のカッコは(大)が大橋さんの発言、(佐)が佐々木さん、(倉)が倉園さん、(堀)が堀さんの意。堀さんは同じか。

1 Evernote情報活用術 Part1

1)Evernoteとは何か(大橋さん)

・Evernoteに何を応えてもらいますか?」と問いかける。これが一番大事。これがないなら使わなくていい。(大)

・Evernoteは餃子の皮。レシピ次第で何にでもなる。工夫・アレンジの仕方でいろんな使い方(ラビオリ、ピザ、アップルパイもどき)ができる。Evernoteも同じ。

・そのためには餃子の皮の基礎知識が必要なように、Evernoteの基礎知識が必要。「何ができて、何ができないか?」「何に向いて、何に向かないか?」を理解すること。

2)収集編〜何をどう集めるか(大橋さん)

・ノートは多ければいいというものではない。どこに何があるとわからないと意味がない。(大)(佐々木さんはタグ付けをしてこれを解消しているとのこと。)

・未来の自分を助けてくれるノートが蓄積されているかどうかが大切。(大)

・集め方は、「とにかく気になったものをクリップして入れていき、あとで整理する」「先に目的ありきの収集。特定の仕事関係など」「今すぐじゃなく、近く必要になるかも。マニュアル、時刻表、ID、パスワードなど」の3つ。(大)

・Evernoteに向く情報は期限のない情報、向かない情報は期限のある情報。Evernoteは日付が管理できないので、放っておいたら行方不明に。ネタも腐る。(大)

3)整理・活用編〜集めた情報をどう整理すればいいか(佐々木さん)

・「ノートブックは重複できないが、移動できる」「タグは重複できるが、移動できない 」。これがキモ。これを押さえて整理する。(佐)

・ノートを上から下に落としていく。最上は「InBox」、最下位は「アーカイブ」。1つのノートブックを肥大化させたくないので、1ノートブック当たりのノート数を最大300くらいにしている。(佐)

・1つのツールに1役割としているので、Evernoteはアイディアの絞り出しを目的にしている。Evernoteに入れたもので「何をやろうとしたんだっけ?」ではNG。(大)

・人間も変わっていくので、Evernoteの使い方も変わっていく。(発言者失念)

4)特別対談 ZONO Style流収集・整理・活用術(大橋さん、佐々木さん、倉園さん)

・Evernoteには1つの役割しか持たせず、「ものをつくること」に特化させている。(倉)

・一期一会の情報というのはググっても見つからない事が多いので、Evernoteにクリップ。ただし、wikiなどで見つかるようなものは入れない。逆に言えば、wikiにもないものはEvernoteにとっておく。(倉)

5)Q&A

【Q】昔に今のようなITがあったらどうなっていたと思うか?

【A】しなくていい苦労をせずに済んだと思う。音楽活動をしていた頃、ライブのチケットの手売り、ビラ配って宣伝したりするということを、SNSを使えば一瞬で何百人にも伝えられる。この無駄な時間(約8割)を音楽作りに替えられたのではと思う。(倉)


2 Evernote情報活用術 Part3

)今までのおさらい(大橋さん)

iPhoneNGと言ったが、早くなったので取り消し(大)

・タスク管理には使わない。(大)

・「何で困っているか?」を応えてくれるツールを見極める。Evernoteに何を応えてもらうか?」を問う。(大)

・Evernoteは記憶の補完。良いところは「何だっけ?」に応えてくれること、「どこかで見たけど」という断片を覚えておけば探せること。(大)

2)情報発信ワークフロー(佐々木さん、大橋さん)

佐々木さんのフロー
・フロー(上の佐々木さんフロー)のうち、「イメージメモ」→Evernote→スタック→タグ→情報発信というルートが大事。(佐)

・イメージメモはプロジェクトにつながる。邪魔が入っても上記のルートは死守する。(佐)

・「こうなったらまずい」というのが、フローの上部に書いた流れ。これは何もしていない状態。押さえているだけ。(佐)

大橋さんのフロー
・フロー(上の大橋さんフロー)のうち、一次加工では、最低1行はコメントを付けている。そのまま入れたら単なるコピー。なぜ入れたのか書いておくと自分の文脈ができる。(大)

回収は最もこだわっているところ。必ず読み返す。すると、未来の自分は今の自分と違うので、新しい気づきや発見がある。(大)

2)堀正岳さんの講演

これ、絶対DVDで見る価値あり!なので、ここはあえて説明省略。

内容は、「3つの「何?」に答えます」。
 (1)何を記録するか?
    いつまでもクリッピングしていたら雑多情報の墓場→フィルタ(振り分け)の問題
 (2)如何に記録するか?
    ある情報は入っているけど別のものは入ってない→Inboxの問題
 (3)何故記録するか?
    ほとんどの解説本が触れていない部分。
    このままクリッピングしていくと何が生まれるのか?

最後のキモだけ紹介。
・「私は○○する人」という志で集められた情報は必ず芽吹く。

・「だからもう一度繰り返します。『お前が信じる、お前を信じろ!』」

Keep on logging!

3)Q&A

【Q】Evernoteを使って変わったことは?

【A】何か知らないけど、やたらログを取っていたことに気づいた。ログのほうから自分を発見できる。「自分は○○だ」という宣言に向き合わずにいると、情報の並列化・二次配布で終わってしまう。並列化を破るのは好奇心。これがクラスタに新しい空気を入れる。(堀)

3 さいごに
Part3 休憩中の風景。この前の場面で、3人ともiPhoneをいじってたw
まとめるにあたって、「そういえば、セミナーのまとめ、どのノートブックに入れたっけ?」と一瞬頭を抱えてしまった。で、「たしかセミナーのすぐ後に書いたので、日付はこの辺」で属性検索かけて発見。まさに、上記の大橋さんの言った「どこかで見たけど、という断片を覚えておけば探せる」を体感した。

また、「Evernoteって、どういう使い方が正解なの?」という疑問を持ってPart1に参加し、「Evernoteって十人十色の使い方があって、『これが正解です』『こう使うべし』というのはない」、ということが解って安心できた。

Part3の堀正岳さんの講演は、ウォータースライダーのごとく怒濤のように話が進んだので、何度か繰り返して観ることをお勧め。講演時のスクリーンの使い方の勉強にもなりそう。

購入は、
Part1がこちら。3,150円。
Part2がこちら。3,150円。
Part3がこちら。4,200円。

Part2と3の購入ページにDVDのダイジェスト映像があるので、観てから購入もありなり。


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