2011年11月6日日曜日

099 ボタンの思い出

これは捨てないw
今、いろいろガラクタを片付けていて、どうしても捨てられないものがあった。
箱に入った、たくさんのボタン。
なくしたときのために最初から服に付いてきたものや、服を処分するときにはずしたものまで、自分のだけでざっと十数年分くらい。

頻繁じゃないけど、何かのときの替えボタンになったりして重宝している。ボタンって意外と高いので、1個なくして全取り替えしたら数千円ということも。

実は、このボタンの保管には思い出がある。
子供の頃、物心ついたあたりだから幼稚園くらいか、母親が洋裁をする人で家には足踏みミシンがあった。おもに自分たちの服を作ることがメインで内職はしてなかったかな。

その足踏みミシンには両サイドに木の引き出しがついていて、左側の引き出しに蓋のついた金属の缶(子供の頃はカンカンと呼んでいた)が入っていた。
そのなかには、色とりどり、大きさも違うボタンがいっぱい。子供の目には、おはじきか何か宝物みたいに見えた。
それをこっそり取り出して(さわると怒られた)、色別に分けてみたり、本当におはじきしたり、ただ手に取ってながめるだけで楽しかった記憶がある。

同じように入れ物(自分の場合は箱だけど)に入れて保管しているのは、そんな記憶が残っているせいだろうか。

いまでも眺めているだけで、その時の記憶がよみがえるし、いまでもがさがさと箱のなかで動かして楽しんでいる。

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