|
(青い眼の白猫@谷中) |
2012年3月25日の@ttachiさんのセミナーの翌日、猫を探して根津・谷中方面を歩いてきました。
最初はどこか美術館でもと思ったのですが、うっかり月曜日だということに出発の数日前まで気づかずにいました。月曜日って、ほとんどの美術館が休館日・・・。
「じゃあ、どこ行こう?」と考えても脳内は美術館一色だったので、なかなか切り替えができずにいました。
そうだ!こんなときは猫スポットに行こう!格好のスポットを熟知しているのは、あの猫写真家さんしかいない!
というわけで、オススメ猫スポットを教えてもらおうと連絡したところ、なんと!ご一緒していただけることにっ!
2日前だったのに、アポ無し訪問みたいになってしまって申し訳ないです。せめてものおわびに北海道銘菓と
「やきそば弁当ナポリタン味」を北海道から担いでいってお会いしました。
■根津駅〜根津神社■
|
(根津神社。この日は晴れたり曇ったりの日だった。) |
根津駅で待ち合わせて、まずは根津神社。神社・仏閣といえば猫ですよね。2年くらい前に、ここで猫写真家さんは人なつっこい猫とよそよそした猫を見ているのだそうです。2年前ならまだいそうなので、期待が高まります。
それにしても根津神社、なんというか派手な建物。でも、空襲にも遭わず建築当時のまま残っているということは、当時からこの色?ちなみに昭和6年頃は国宝、現在は重要文化財となっています。
|
(うぬ〜、奧ピンだ・・・) |
ひとしきり建物と梅を撮ったら、猫を探してきょろきょろ。だが、ぜんぜんいません。昼だからどこかで寝ているのかも。
そんなことを考えていると、視界の隅っこを横切る黒っぽいものが!猫だ!というわけで、こそりと後を追いかけます。人間が走って追いかけたら、逃げちゃいますので。
でも、すぐ土手の茂みに入り込み、とある木のそばで体をすりすりして動かなくなってしまいました。まだその場から動かなさそうだったので、土手の上に当たる場所に移動。
ちょうど乙女稲荷とかいうサブ神社っぽい感じの建物の裏手のようなところから下に向かって猫を撮りました。
しかし、猫は木にすりすりするのにも飽きたのか、すぐにどっかにいってしまいました。残念。
|
(猫、発見するも・・・。かろうじて猫近くの木にピントが合う。) |
せっかくだから、乙女稲荷を参拝することに。だって目の前には朱色の鳥居がずら〜っと並んだ参道が!
こういうの、アニメでしか見たことが無かったので、本物が見ることができて感動。これはくぐるしかない!というわけでくぐってみました。意外と狭い、低い。
|
(アニメでみた風景が!←なんか違う) |
|
(くぐる!狭い!低い!) |
くぐり終わったところには、崖のところにキツネの巣穴みたいな大きな祠がありました。本殿はさらに上、ちゃんとしたのがありました。「乙女稲荷」。
さらにキツネが左右にある神殿もあったのですが、名称を書いた看板がありませんでした。ここも稲荷だと思うのですが。こっちのほうが神様がいるっぽい。御利益ありそうな雰囲気です。ウィキペディアで調べたら「駒込稲荷」とありました。
|
(乙女稲荷。オレンジ! ) |
|
(駒込稲荷) |
|
(駒込稲荷の狛犬ならぬ狛狐?) |
■「へび道」から猫スポットのお寺へ■
ということで朱色の鳥居も体験したし、猫もいなかったので、次なる猫スポットへ。
その前にちょっとお稲荷さんとおそばのセットで腹ごしらえです。
|
ランチセット、お団子付き(iPhoneで撮影) |
|
(食後のお抹茶) |
次なる猫スポットは、お寺。う〜ん、いかにも猫と相性がよさそうです。猫写真家さんによると、そこも2年くらい前に猫の親子が8匹ほどごちゃりと固まっていたとか。それは期待できそうです。
猫写真家さんは、2年前の記憶をたどり、お寺に向かいます。途中、「この道、川の跡ね」と教えてくれる。なるほど、この道のくねくね具合はまさに川。今でもおそらく道路の下で、暗渠になって流れているんじゃないかということでした。これが上野の池に注いでいるのだとか。帰ってから「根津権現かいわい浪漫ちっくマップ」なるものを見ると、「へび道」と書いてありました。
それにしても、いきなりアクセのお店やら、2人入ったら満員という但し書きのミルクホールやらがあってびっくり。いずれも民家の軒先的な、気をつけていないと通り過ぎるような感じです。でも、猫を探してきょろきょろしているから(挙動不審すぎ)、そういうものも目に入ります。
|
(探し猫の張り紙。見つかるといいね。) |
道路を含めて街並みを眺めるのは楽しいですね。それにしても、道、狭すぎ。東京の住宅街ではこれが普通らしいです。北海道だったら、冬に雪で埋もれて通れなくなるだろうという狭さです。実際、北海道の道は道路脇の積雪を考えて道幅を取っているところがあります。(例:豪雪で有名な倶知安町(くっちゃんちょう)。夏場は片側二車線が、冬には積雪のため片側一車線になります。)
|
(道、狭っ!←注:北海道感覚です。ここ、一般道?) |
さて、ちょっとした登りの道を進んで行ったところに、目的のお寺があります。この界隈はやたらとお寺+墓地のセットがありました。寺町?
途中に猫グッズのお店とか、千代紙など紙ものを扱ったお店なんかがあって、ここはまたじっくり見てみたいところです。今回は猫が目的なのでスルーですが。
|
(「月曜定休」orz) |
|
(ここもお休みっぽい) |
が、目的の寺に着くも、猫がいません。気配すらないのです。数ヶ月以上も前から猫がいない、という感じでした。「寺、間違えたかな?」と猫写真家さんが言うくらいです。
でも間違いじゃないことが判明。仕方ないので他にも猫がいそうな寺を探したところ、こんなのがありました。うーむ、微妙・・・。
|
(めおと猫塚) |
■猫といえば墓地?谷中霊園へ■
気を取り直して3度目の正直に賭けます。次は谷中霊園。猫写真家さんは以前、ここで猫を見たというので、次こそは!と期待が高まります。
「でも墓地ですか?」と少々腰が引けていたのですが(じめじめ、暗い、幽霊出そう、というイメージでした)、著名な方の墓があり、その案内板まであった。桜並木もあり、じもてぃは平気で花見をするそうです。えぇ〜〜、墓場で花見!?
なるほど、墓地の敷地の中に一般道があり、そこを平気で人が往来している。札幌じゃ考えらません〜。
|
(谷中霊園の桜並木。ここだけ見たら、花見をしたくなります。昼間にね(汗)) |
さて、肝心の猫ですが、いません・・・・。置き土産?の「う○こ」があったり、「捨て猫禁止」「地域猫活動をしています」などの看板があるので、いることは間違いないのですが、姿はなし。
もっとも昼過ぎなので猫は寝ている時間。でも、寝ていそうな日向のぽかぽかした場所にも猫はおらず。「下町風俗資料館展示場(旧吉田酒店)」で見かけた青い眼のきれいな白猫だけが成果でした・・・。残念。(冒頭写真参照)
■絶対確実?夕やけだんだん、谷中銀座■
|
(歓迎のペナントが猫だっ。) |
|
(夕やけだんだんと谷中銀座) |
|
(「夕やけだんだん」の看板) |
谷中銀座への道すがら、これまでの猫スポットにいるはずの猫がおらず恐縮する猫写真家さん。いえいえ、街並みとか散歩とか墓地とか堪能しましたので大丈夫です。人の思い通りにならないところが猫ですから。
それでも申し訳なく思った猫写真家さんが連れて行ってくれたのが、「夕焼けだんだん」のある谷中銀座。ここなら必ず猫がいる!ということで、いました!!商店街の入り口手前に、誰かがおやつをあげたらしく、数匹が集まっていました。
|
(這いつくばった目線までカメラを下げる。カメラはソニーのNEX-5N) |
猫写真家さんは、すぐさましゃがんで(さすがに
ご自身の連載タイトルのように這いつくばりはしませんでしたが)、猫撮りカメラ(そんなのはないが、地面近くにカメラを設置しても液晶画面がチルト可動して見やすいカメラ)で撮影。
もの書き写真堂も猫撮りしながら、猫写真家さんの撮影テクを盗むべく観察。ちなみに、カメラはソニーのNEX-5Nに、買ったばかりらしい50mmF1.8のレンズ。めちゃ明るいレンズ!って、自分のCOOLPIX P300もF1.8でした。
|
(バンザイで猫を撮る。さすが男子、腕力でがっつりカメラを押さえている。
ちなみに筆者は背が低く、バンザイしても塀が邪魔して撮れませんでしたorz) |
|
(白猫を撮る猫写真家さん) |
|
(白黒のねこをいじる猫写真家さん。子供がうらやましそうに見ていた。) |
せっかくなので商店街ものぞきましたが、ここもなぜか月曜休みのお店が結構ありました。猫グッズの店がお休みというのが痛かった・・・。
最後は、日暮里駅までぶらぶらと歩きながら、「ここは元は崖地で」「ここからここまで台地になっていて」などと地形の話を聞きながら散策しました。古道に詳しい猫写真家さんに自著の解説をしてもらいながら歩いているという、超豪勢な散歩でした。
帰りの飛行機の時間が近づいてきたので、日暮里駅から見えるスカイツリーを撮影して、一路羽田空港へ。
猫写真家さん、ありがとうございました。
|
(これは谷中霊園の端っこから見たスカイツリー。写真左下が崖っぷちで崖下に線路が。) |
|
(日暮里駅付近からみたスカイツリー。) |
|
(なぜかチェスの駒の車止め。) |
|
(跨線橋の欄干の桜。) |
ということで、最後の最後で猫成分を補給し、下町散歩は無事終了しました。今度は火曜日に行く!
|
(また来る!) |
注:写真は、特に記載がないものはNIKON COOLPIX P300で撮影。
↑
お礼にさりげなく宣伝。
↑
こっちのほうが道プラスアルファがあって好き。
0 件のコメント:
コメントを投稿