2012年4月8日日曜日

0143 PaperというiPadアプリを使ってみた



先日、きれいな水彩タッチのアイコンアプリを目にして、各方面の評判がよかったのでさくっと落としてみました。(執筆時点では無料アプリ。)

Paper by FiftyThree App
カテゴリ: 仕事効率化
価格: 無料


いやもう、モレスキンをばりばり意識した画面にぐらぐら来ましたが、その話はNotebooers.jpで書いたので、こっちのサイトでは使い心地などを書いてみました。

プラスマークをタップ

まず、最初の画面でノートブックを追加できる。初期設定は真っ黒の表紙にJournalというタイトル。"i"マークをタップすると"Journal Settings"という設定メニューが出るので、名前とカバーを変更してみました。

黒い表紙がモレスキン!

まずはカバー。Blackをはじめ11種類が用意されているが、ここは自分が使っているリアルモレスキンの表紙をiPadで撮影し、それを貼り付けてみました。


名前はもうMy Digital MOLESKINEでしょう、ということで作ったのが冒頭の写真。うり二つ。これはモレスキン使いにはたまりませんなぁ。

さて、実際に使ってみました。
使いたいノートを選択し、その表紙をタップするとページが表示され、さらにタップすると、その表示された見開きページがiPad全画面表示になります。ページをめくるときはフリック操作で。
下辺を下から上に指でスライドするとペンと色のパレットが現れるので、使いたいペンの種類と色を選択します。

表紙をタップするとノートブックが開かれる。
ページがカド丸なところもモレスキン!

ページを見開きにし、パレットを引き出す。
描いているときは邪魔になるので、逆の操作で引っ込めておく。

最初は、左にある消しゴムと万年筆の2つしかありません。
残りのペンはアドオンで購入します。執筆時点で各170円。4種まとめて買うと700円。Notebooers.jpにも書いたんですが、ばらばらに購入したほうが20円安い!(以上、執筆時点での価格)

購入できるペンの種類はパレット右から、
  • Color  筆。水彩画のようなタッチで、濃淡、上塗りが表現される。
  • Write  インクペンのタッチ。文字を書く。
  • Outline ボールドのマーカー。
  • Sketch  鉛筆のタッチ。まさにスケッチ用。


各ペンで描いた文字など。Su-Penは認識されないことがしばしば。


アプリ自体は無料だけど、この残り4種のペンを購入したほうが断然楽しい。筆をタップすると描き心地などを試すウィンドウが現れるので、そこで試し描きしてから購入するのもあり。でも、試したら絶対欲しくなりますよ。
色は表示されている9種類のみのようで、アドオンは現時点ではなさそうだ。(執筆時点)

さて、実際に描いてみました。
使ったペンはBambooと初代Su-Pen。アプリ開発者のサイトにあるムービーでもBambooが使われているが、この2本を使い比べてみたところ、確かにBambooの勝ちという感じ。なんとSu-PenはiPadの画面に垂直に立てないと、軌跡が認識されませんでした。

で、猫を描いてみました。
使ったペンは”Write"というインクペンタッチの筆と、”Color"という水彩タッチの筆。
このペンの書き心地がとても良く、なんだか絵が上手くなった気さえしてきました。


ただ、水彩タッチの筆での色塗りは熟練が必要なようで、急いで塗ると薄くなったり認識されなかったり。広い面を一様に塗るのは至難の業かも。
また、ゆっくり塗ると濃い色になるのだけど、筆を一点で止めすぎると楕円のような模様ができてしまう(図右下参照)。
おもしろいのは、重ね塗りができること。上塗りすると色がブレンドされるのだ。

やり直しは指2本で画面上(どこでもいい)を反時計回りに円を描くことで実行します。円周をなぞる距離で何手戻るかが決まる。やり直しの取り消しは、指2本で時計回りに円を描く。これはわかりやすくて、なかなか気持ちがいい。

描画していたノートブックに戻るには、ページをピンチインする。さらに画面をピンチインするとノートブックが閉じてアプリの最初の画面に戻る。この閉じる動作がなんともいい。思わず無駄に開閉してしまいました。

上記の絵をピンチインしたところ。
この画面からさらにピンチインするとノートブックが閉じる。

描いた絵などをシェアすることもできる。
シェアしたいページを表示し、画面下の□に飛び出す矢印のアイコンをタップすると、Twitter、Facebook、Tumblr、Eメールが選択できるウィンドウが表示される。

ちなみに、いずれのペンも太さなどは調節できません。だけど、ささっとラフスケッチするには、これくらいシンプルな機能のほうがいいのかもしれない。アイデアを素早くスケッチするための潔しなアプリ。

なお、最初のアプリ立ち上げ画面の、いちばん左端にある黄色い表紙のノートブックには、使い方の一例が載っているので参考になります。こんなに上手に描けないので、とほほ、なんですけど。

こんなにムラなく塗れん〜。

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