2012年3月31日土曜日

0140 猫を探して根津・谷中散歩

(青い眼の白猫@谷中)
2012年3月25日の@ttachiさんのセミナーの翌日、猫を探して根津・谷中方面を歩いてきました。

最初はどこか美術館でもと思ったのですが、うっかり月曜日だということに出発の数日前まで気づかずにいました。月曜日って、ほとんどの美術館が休館日・・・。
「じゃあ、どこ行こう?」と考えても脳内は美術館一色だったので、なかなか切り替えができずにいました。

そうだ!こんなときは猫スポットに行こう!格好のスポットを熟知しているのは、あの猫写真家さんしかいない!
というわけで、オススメ猫スポットを教えてもらおうと連絡したところ、なんと!ご一緒していただけることにっ!
2日前だったのに、アポ無し訪問みたいになってしまって申し訳ないです。せめてものおわびに北海道銘菓と「やきそば弁当ナポリタン味」を北海道から担いでいってお会いしました。

■根津駅〜根津神社■

(根津神社。この日は晴れたり曇ったりの日だった。)
根津駅で待ち合わせて、まずは根津神社。神社・仏閣といえば猫ですよね。2年くらい前に、ここで猫写真家さんは人なつっこい猫とよそよそした猫を見ているのだそうです。2年前ならまだいそうなので、期待が高まります。



それにしても根津神社、なんというか派手な建物。でも、空襲にも遭わず建築当時のまま残っているということは、当時からこの色?ちなみに昭和6年頃は国宝、現在は重要文化財となっています。

(うぬ〜、奧ピンだ・・・)
ひとしきり建物と梅を撮ったら、猫を探してきょろきょろ。だが、ぜんぜんいません。昼だからどこかで寝ているのかも。
そんなことを考えていると、視界の隅っこを横切る黒っぽいものが!猫だ!というわけで、こそりと後を追いかけます。人間が走って追いかけたら、逃げちゃいますので。

でも、すぐ土手の茂みに入り込み、とある木のそばで体をすりすりして動かなくなってしまいました。まだその場から動かなさそうだったので、土手の上に当たる場所に移動。
ちょうど乙女稲荷とかいうサブ神社っぽい感じの建物の裏手のようなところから下に向かって猫を撮りました。
しかし、猫は木にすりすりするのにも飽きたのか、すぐにどっかにいってしまいました。残念。
(猫、発見するも・・・。かろうじて猫近くの木にピントが合う。)

せっかくだから、乙女稲荷を参拝することに。だって目の前には朱色の鳥居がずら〜っと並んだ参道が!
こういうの、アニメでしか見たことが無かったので、本物が見ることができて感動。これはくぐるしかない!というわけでくぐってみました。意外と狭い、低い。
(アニメでみた風景が!←なんか違う)
(くぐる!狭い!低い!)
くぐり終わったところには、崖のところにキツネの巣穴みたいな大きな祠がありました。本殿はさらに上、ちゃんとしたのがありました。「乙女稲荷」。
さらにキツネが左右にある神殿もあったのですが、名称を書いた看板がありませんでした。ここも稲荷だと思うのですが。こっちのほうが神様がいるっぽい。御利益ありそうな雰囲気です。ウィキペディアで調べたら「駒込稲荷」とありました。

(乙女稲荷。オレンジ! )
(駒込稲荷)
(駒込稲荷の狛犬ならぬ狛狐?)

■「へび道」から猫スポットのお寺へ■
ということで朱色の鳥居も体験したし、猫もいなかったので、次なる猫スポットへ。
その前にちょっとお稲荷さんとおそばのセットで腹ごしらえです。
ランチセット、お団子付き(iPhoneで撮影)
(食後のお抹茶)
次なる猫スポットは、お寺。う〜ん、いかにも猫と相性がよさそうです。猫写真家さんによると、そこも2年くらい前に猫の親子が8匹ほどごちゃりと固まっていたとか。それは期待できそうです。

猫写真家さんは、2年前の記憶をたどり、お寺に向かいます。途中、「この道、川の跡ね」と教えてくれる。なるほど、この道のくねくね具合はまさに川。今でもおそらく道路の下で、暗渠になって流れているんじゃないかということでした。これが上野の池に注いでいるのだとか。帰ってから「根津権現かいわい浪漫ちっくマップ」なるものを見ると、「へび道」と書いてありました。

それにしても、いきなりアクセのお店やら、2人入ったら満員という但し書きのミルクホールやらがあってびっくり。いずれも民家の軒先的な、気をつけていないと通り過ぎるような感じです。でも、猫を探してきょろきょろしているから(挙動不審すぎ)、そういうものも目に入ります。

(探し猫の張り紙。見つかるといいね。)
道路を含めて街並みを眺めるのは楽しいですね。それにしても、道、狭すぎ。東京の住宅街ではこれが普通らしいです。北海道だったら、冬に雪で埋もれて通れなくなるだろうという狭さです。実際、北海道の道は道路脇の積雪を考えて道幅を取っているところがあります。(例:豪雪で有名な倶知安町(くっちゃんちょう)。夏場は片側二車線が、冬には積雪のため片側一車線になります。)

(道、狭っ!←注:北海道感覚です。ここ、一般道?)
さて、ちょっとした登りの道を進んで行ったところに、目的のお寺があります。この界隈はやたらとお寺+墓地のセットがありました。寺町?
途中に猫グッズのお店とか、千代紙など紙ものを扱ったお店なんかがあって、ここはまたじっくり見てみたいところです。今回は猫が目的なのでスルーですが。
(「月曜定休」orz)
(ここもお休みっぽい)
が、目的の寺に着くも、猫がいません。気配すらないのです。数ヶ月以上も前から猫がいない、という感じでした。「寺、間違えたかな?」と猫写真家さんが言うくらいです。
でも間違いじゃないことが判明。仕方ないので他にも猫がいそうな寺を探したところ、こんなのがありました。うーむ、微妙・・・。
(めおと猫塚)
■猫といえば墓地?谷中霊園へ■
気を取り直して3度目の正直に賭けます。次は谷中霊園。猫写真家さんは以前、ここで猫を見たというので、次こそは!と期待が高まります。
「でも墓地ですか?」と少々腰が引けていたのですが(じめじめ、暗い、幽霊出そう、というイメージでした)、著名な方の墓があり、その案内板まであった。桜並木もあり、じもてぃは平気で花見をするそうです。えぇ〜〜、墓場で花見!?
なるほど、墓地の敷地の中に一般道があり、そこを平気で人が往来している。札幌じゃ考えらません〜。
(谷中霊園の桜並木。ここだけ見たら、花見をしたくなります。昼間にね(汗))
さて、肝心の猫ですが、いません・・・・。置き土産?の「う○こ」があったり、「捨て猫禁止」「地域猫活動をしています」などの看板があるので、いることは間違いないのですが、姿はなし。
もっとも昼過ぎなので猫は寝ている時間。でも、寝ていそうな日向のぽかぽかした場所にも猫はおらず。「下町風俗資料館展示場(旧吉田酒店)」で見かけた青い眼のきれいな白猫だけが成果でした・・・。残念。(冒頭写真参照)

■絶対確実?夕やけだんだん、谷中銀座■
(歓迎のペナントが猫だっ。)
(夕やけだんだんと谷中銀座)
(「夕やけだんだん」の看板)
谷中銀座への道すがら、これまでの猫スポットにいるはずの猫がおらず恐縮する猫写真家さん。いえいえ、街並みとか散歩とか墓地とか堪能しましたので大丈夫です。人の思い通りにならないところが猫ですから。

それでも申し訳なく思った猫写真家さんが連れて行ってくれたのが、「夕焼けだんだん」のある谷中銀座。ここなら必ず猫がいる!ということで、いました!!商店街の入り口手前に、誰かがおやつをあげたらしく、数匹が集まっていました。

(這いつくばった目線までカメラを下げる。カメラはソニーのNEX-5N)

猫写真家さんは、すぐさましゃがんで(さすがにご自身の連載タイトルのように這いつくばりはしませんでしたが)、猫撮りカメラ(そんなのはないが、地面近くにカメラを設置しても液晶画面がチルト可動して見やすいカメラ)で撮影。
もの書き写真堂も猫撮りしながら、猫写真家さんの撮影テクを盗むべく観察。ちなみに、カメラはソニーのNEX-5Nに、買ったばかりらしい50mmF1.8のレンズ。めちゃ明るいレンズ!って、自分のCOOLPIX P300もF1.8でした。
(バンザイで猫を撮る。さすが男子、腕力でがっつりカメラを押さえている。
ちなみに筆者は背が低く、バンザイしても塀が邪魔して撮れませんでしたorz)
(白猫を撮る猫写真家さん)
(白黒のねこをいじる猫写真家さん。子供がうらやましそうに見ていた。)
せっかくなので商店街ものぞきましたが、ここもなぜか月曜休みのお店が結構ありました。猫グッズの店がお休みというのが痛かった・・・。
でも、オリジナル猫バッグを買ったり、屋根の上の作り物の猫にだまされたりしながら、散策を楽しむことができました。
途中、猫写真家さんが「この道は江戸時代からあるけど、こっちは近年作られたっぽい」と話されるので、持っているiPhoneをのぞくと江戸時代の地図が表示されていました。それを見ながら歩いてた?さすが古道研究家でもあります。
(猫グッズのお店。月曜定休orz)
(「森鴎外生誕150年」ですかぁ。知らなかった。いつの間にか曇天。)
(これが谷中銀座の看板猫らしい。木彫り?右の猫の口元がめちゃくちゃリアル猫っぽい。)
(「猫、いた!」(矢印)(iPhoneで撮影))
(つくりものでした・・・だまされる人は多いらしい。(iPhoneで撮影))
(別角度から。(iPhoneで撮影))
(ここにも。(iPhoneで撮影))
最後は、日暮里駅までぶらぶらと歩きながら、「ここは元は崖地で」「ここからここまで台地になっていて」などと地形の話を聞きながら散策しました。古道に詳しい猫写真家さんに自著の解説をしてもらいながら歩いているという、超豪勢な散歩でした。
帰りの飛行機の時間が近づいてきたので、日暮里駅から見えるスカイツリーを撮影して、一路羽田空港へ。
猫写真家さん、ありがとうございました。

(これは谷中霊園の端っこから見たスカイツリー。写真左下が崖っぷちで崖下に線路が。)
(日暮里駅付近からみたスカイツリー。)
(なぜかチェスの駒の車止め。) 
(跨線橋の欄干の桜。)

ということで、最後の最後で猫成分を補給し、下町散歩は無事終了しました。今度は火曜日に行く!

(また来る!)
注:写真は、特に記載がないものはNIKON COOLPIX P300で撮影。


【こちらもあわせてどうぞ】


【師匠の本です】


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お礼にさりげなく宣伝。




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こっちのほうが道プラスアルファがあって好き。

2012年3月27日火曜日

0139 第4回 No Second Lifeセミナーに参加した

(セミナー当日に移動だったのだが、千歳空港、よもやの大雪。
行けないんじゃないかと焦った。雪で飛行機の向こう側の景色が見えなくなってる。)
2012年3月25日に開催された、立花岳志(@ttachi)さんの第4回 No Second Lifeセミナー「人生がうまく回り出す!クラウド時代のセルフ・マネジメント」に参加しました。
その内容を、自分がグッときた部分を中心にまとめてみました。
なお、セミナーをじっくり聞いてもらうという立花さんの趣旨で、当日表示された資料は後日参加者に配布されるため詳しいメモは取っていないため、アプリ名など詳細はのちほどアップ予定。(アプリ名、アップしました。)

■あなたの5年前は?5年後は?
自分をマネジメントするためには、自分はどうなっていたいのかを思い描く必要があります。
そこで、人生を5年単位で考えてみる。立花さんにとって5年というのが将来どうありたいのか考えるのにしっくりくる長さだそう。

5年後を考える前に、5年前に遡って自分の人生を思い起こしてみる。すると何が見えるか?わかるか?
例えば、勝間和代氏の5年前(2007年)は彼女の勝間名義の本が出た年。つまりデビュー年。これには会場もおどろきの声が。
また本田直之氏も約5年前に「レバレッジリーディング」でデビューしています。
この2人は、さらにその5年前からの5年間(2002~2007)はむちゃくちゃ頑張ってるはずと立花さん。

過去の5年間を思い起こすことで、これからの5年間を考えるヒントが得られる。
これならば、いきなりこれから5年間を考えましょうと言われるより、何かキーポイントを見つけやすそうです。

■「残業が多いから時間がない」も自分が選択した結果?
人生を回すためには視点を高く、他人を気にしてはいけないなどがあるが、特に「他人を気にしない」というのは、立花さんが決断を他人に委ねていた失敗から特に強調したいところという。

他人を気にしない、他人に決断を委ねない、つまり、自己責任思考、選択意考ということ。
具体的に言うと、例えばやりたいことがあるけど残業が多くてできないというが、その残業を選択しているのは自分。変わりたいけど変われないというのも、変わるのが怖いから現状維持という選択を自ら行っているだけ。

ここで大事なのは、すべてのことは自分で選択した結果であるということ。これを認めるのは大変な労力と苦痛を伴うのだが、これを克服しないといつまでも他人のせいにして何も変われない。

■6本の柱で5年後のなりたい姿を書き出す
人生の6本の柱(仕事、家族、財産、健康、教養、趣味)は、ワタミの社長の本から。例の話題に触れ「この人がリーダーであることの是否はあるが、本に書かれていることは納得がいく」とのこと。この件に関しては、立花さんのブログに記載があります。
ちなみに、6本の柱についての立花さんのサイトはこちら。

セミナーでは、この6本の柱を5年後のなりたい自分を考える際の参考としました。
なぜ5年という日付が必要かというと、人間は日付がないと行動が伴わないから。これは他のセミナーやブロガーさんも言及しているところ。締め切りがないといつまでもやらないし、手をつけたとしても「締め切りがないからまだいいや」と先送りが発生します。

立花さんの5年前は、まだ会社員。今より20kgくらい太っていた。(ここで当時の写真公開。失礼ながら、街で会っても気付かないくらいの全くの別人の写真でした。)
マネジメントの仕事をしていたが、これが大嫌い。部下ともうまくいかない。休みの昼間からお酒を飲んでいたという「ダメダメ人間」。そんな立花さんがこれじゃいかんと、まず5年後にどうなりたいかを書き出してみた。結論から先にいうと、5年後の今、立花さんはそれをすべて実現しています。

(セミナーでの立花さん。この立ち姿がかっこよかったので掲載)

■「なりたい自分」を書き出してみる
休憩をはさんで、5年後に「なりたい自分」を書き出すワークの時間に。

ルールは、
  • 思いついたままに書く
  • 思い切り背伸びする
  • 実現できるかどうか悩まない
  • 自分に照れない

すらすら書ける人、ペンを置いてうなる人など様々でしたが、「どうなりたいか常に考えている人はスラスラ書ける。こういう人はそれを実現しやすい」そうです。

このあと5~6人のグループになり、それぞれの「なりたい自分」の発表に。これはその内容をみんなで批評するのが目的ではなく、みんなに話すことで自分の中の「こんなことできないんじゃないか?」というストッパーをはずす目的なのだそうです。

もちろん、書いただけ、披露しただけでは叶わない。書いてニタニタしているだけではダメ。5年後にこうなりたいという「夢」を目標にして初めて第一歩なのです。

ここで時間管理のマトリクスの話に。縦に「重要なこと」「重要でないこと」、横に「緊急なこと」「緊急でないこと」の4つのマス目を作るものだ。それぞれ第1領域(重要で緊急なこと)第2領域(重要だが緊急でないこと)第3領域(重要ではないが緊急なこと)第4領域(重要でも緊急でもないこと)となります。

会社員だとどうしても第1と第3のウエイトが大きく、帰宅したら第4の「テレビを見てだらだら」というパターンになってしまう。どうしても第2に手が付けられない。
だが、なりたい自分になるためには、第2 の領域がいちばん重要なのです。

「でも仕事が忙しくて・・・」と言う人は、自分で第2に着手しないということを自分で選択していると認識することが肝心。自分に原因がなく、どうしても時間が取れないなら転職を考えたほうがいいとまで立花さんは言い切る。

■5年後のありたい姿(夢)を実行に移すには?
では、具体的に5年後の夢を今から実行に移すまでにするにはどういうやり方をするのか。
ここで出てくるキーワードは2つ。

・人生のPDCAサイクルを回す
・スパイラルアップ

前者は生産系のことばですが、ここでは夢と今の自分を比較してみることに当てはめます。そうすることで目標・計画が生まれてくるわけです。
スパイラルアップは勝間氏の考え方で、同じところをぐるぐるではなく、旋回しながら上昇していくという意味とのこと。
これらを踏まえて、まず5年後を描き、それを実現するために1年後までにすることは何か? 3カ月後にすることは? 1カ月後は? 1週間後は?1日後は?というふうに、徐々に未来から現在にまでに落し込んでいきます。

■立花さん流の計画のしかた
では、立花さん自身の手法を会場で公開してくれたので、ざっくりと紹介してみます。

・5ヶ年計画の作成
人生の6本の柱ごとに書き出し、毎年改訂します。
ここは「背伸び」するポイント。ブレーキをかけずに書く。するとどんどん書ける。立花さんはA4用紙5枚にもなるそうです。

・5ヶ年計画を年次計画に落とし込む(年次スタート)
ここは、5ヶ年計画を実現させるために、この1年で達成したいことを書き出す。5ヶ年計画の分割。今は正月に実施しているとのこと。前年、レビューの修正ポイントも加えます。

・年次計画を四半期計画に落とし込む
1,4,7,10月1日に実施します。
1年計画をベースに、3カ月で達成したいことに分割、列挙します。
前の四半期レビューの修正ポイントを加えます。

・四半期計画を月次計画に落とし込む
毎月1日に実施します。
四半期計画を1カ月で達成したいことに分割、列挙します。
前月レビューの修正ポイントを加えます。

・月次計画を週次計画に落とし込む
ここも月次計画をベースに1週間でやることに落とし込むわけですが、ここで初めてタスクにしてタスクリストに落とし込みます。つまり、それ以前はタスクリストにもカレンダーにも入れないということです。ここで、やっと目標がタスクに変換されるわけで、ここがいちばんのキモ。
前週次レビューの修正ポイントを加えるのも忘れずに。

・週次計画を日次計画へ落とし込む
ここは単に日次計画を作って実行するのではなく、立花さんは次の3つを実行しているそうです。

⒈日次スタート
タスクリストと予定表を確認します。
最重要タスクをほぼ日カズンに書き出します。
前日レビュー結果を引き継ぎます。
「やりたいこと」「やりたくないこと」を書き出します。

⒉日次クローズ
今日のタスクの進捗率を確認します。
翌日のタスクを調整し、予定を確認します。

3.日次レビュー
ライフログ的作業が中心。
「4行日記」「名刺整理」「レシートスキャン」「家計簿」など。

そして、さらに年次から日次まですべてにレビューを行います。年次レビューは年末、四半期レビューは3カ月ごと(4月、7月、10月、翌1月)、月次レビューは月末といった具合です。
この振り返りで途中の目標はもとより、5ヶ年計画すら変わることもあるそうです。やめてしまうものもあるが、それでもかまわない。「やりたい」と思うことをやるのが大事。当初の夢や目的にこだわらない。また、計画より遅れていてもかまわない。どうしてもやりたいことなら軌道修正すればいいそうです。「遅れている」と認識すること、それでも追いかけてやっているんだと認識することが大事。

やりたいことを毎日書き出すと、頭の中の定着率が高くなります。また、毎日書いたり、見返しているとやりたくなくなることもあるが、それでもいいのだとか。ポイントは、どうしてもやりたいことは、あきらめずにやること。「今週できなかったから」とあきらめない。「できない週もある」と気持ちを切り替えるわけです。このしつこさがカギだとか。

■クラウドセルフマネジメント
セミナーも3分の2を過ぎたあたりで、やっとクラウドが登場。
ここでは立花さんが実際に使っているiPhoneアプリを次の5つに分類して紹介。

・自分管理
プロジェクトは実行されなくてもいい。これをタスク管理ツールに入れてしまうと「やらなければならないこと」になってしまうので要注意。「やること」「やりたいこと」「やるかもしれないこと」を記録するアプリを使う。これには、OmniFocus(プロジェクト管理)を使用している。



ほかに、
  • Toodledo(タスク管理)
  • Toggl(タイムトラッキング)
  • iCloudカレンダー(カレンダー)
  • SugarSync(ストレージ)
  • Evernote(外部脳)








・睡眠管理
睡眠時間はすごく大事。だからしっかり管理する。
  • Sleep Cycle Alarm Clock(睡眠時間と質を管理)
  • Daily Tracker(睡眠時間管理)




・モチベーション維持
「続けている」ことを実感するのが目的。あるタスクについて実行したらチェックを入れるだけのアプリ。
立花さんの場合はランニング、読書、ブログの更新など。これらのチェックが100を超えたあたりからやめられなくなり、別次元にいくそうです。また、会場で「悲しいお知らせ」ということで、読書とブログの更新がいずれも50日前後で連続がストップしてしまったことを報告。このセミナーの準備のために時間をとられたことが原因ですが、連続更新が100をゆうに超えて900以上になっているランニングはしっかりこなしているそうです。やはり100が「壁」と実感したのだそうです。

  • Streaks(モチベーション管理)
  • Countdown Calendar(デッドライン管理、モチベーション管理)※
  • カウントダウンカレンダー(外出時間管理)※
※注:英語とカタカナですが、まったく別のアプリ。








・習慣化
人間は、やり慣れていないとやりたくないと思うそう。あることを始めて定着するまでの期間には21日、29日、1カ月など諸説ありますが、いずれにしてもひとつずつ始めること。それが定着したら次の新しいことを始めます。
また、起きてすぐやることというのは先送りしにくい傾向にあり、逆に夕方近くになってくると先送りしがちになります。これを利用して習慣化したいものは朝の早い時間にやってしまうのがベスト。
このほかの習慣化のコツは、ひとつずつ始める、1ヶ月続いたらまたひとつ増やす、楽しめる仕組みとセットにすること。

  • Due(強力リマインダー)


・体調管理
立花さんはランニングをしているので、その記録を取る目的のアプリがいくつかあります。ちなみにランニング中は、3つのアプリを同時に起動させているそうですが、単にガジェットとアプリをいじるのが好きだからだそうです。普通はひとつでいいとか。
他にカロリー計算アプリ、体重記録アプリ(体重計と一体のもの)も利用しています。

  • Withings WiFi BodyScale(体重・体脂肪管理)
  • iLoseWeight(体重・体脂肪管理、体温・血圧管理)
  • カロリー管理(カロリーの管理)
  • RunKeeper(ランニングログ)




■まとめ
以上、セミナーの終りに立花さんが次のまとめで締めくくりました。

  • 夢はでかく。でも期限は切る。
  • 夢を目標に変換する。
  • 目標をタスクにする(実行可能な形に)。
  • 目標を見失わない(常に見返す)。
  • 継続できる仕組みを利用する。
  • 楽しく、かつ、しつこくやる。

最後に立花さんからひとこと。

その気になって5年やれば、何かが起こる! 

やってみますか!

(追記)2013年10月
アプリリンクを貼り直していたのですが、2013年10月現在ですでに存在しないアプリもあります。記事からは削除せず、2012年3月のままにしました。

2012年3月20日火曜日

0138 コンデジでもNIKKORレンズな写りだった

一つ前のエントリが重かったため、箸休め的なエントリで。

先日、サンシャイン水族館に行った時に撮影した写真です。もう旧機種っぽくなってきましたが、Nikon COOLPIX P300でいかにもNikon、というかNIKKORレンズだぞっ、という写真が撮れたのでアップしてみました。

そういえば、室内の猫とか、朝焼けとか、雪景色とか、あまりぱりっとした色味のものを撮っていませんでした。こういうピーカンの空の下、人工物のある写真で作例を撮っていませんでしたので、やっといい意味で「いかにもニコン」的な写真が撮れたかも。

そういえば、昔、フィルムカメラの時代に、青空をぱりっと撮るならニコンとコダックのポジの組み合わせって言われたことを思い出しました。

1/2000  f/5.0  ISO160  オート撮影
1/2000  f/3.5  ISO160  オート撮影
撮影時は、肉眼では水の色はほぼ透明に見えたのですが、すごく青く写っています。
青とか黄色がはっきり、くっきり写っているとニコンだなぁと思うくらいのニコンユーザー。

【レンズの仕様】
  • 光学4.2倍ズーム、NIKKORレンズ
  • 4.3-17.9mm(35mm判換算24-100mm相当の撮影画角)
  • f/1.8-4.9
  • 6群7枚
1/1250  f/5.3  ISO160  オート撮影
1/1000  f/5.5  ISO160  オート撮影
上記のアップ。
やはりピーカン、ISOも低めということでシャープに写っています。引き延ばしても(これはフィルムカメラ的言い回しかも?)、細部までかなりシャープです。

水族館内にはリーフィーシードラゴンはいなかったけど、仲間のシードラゴンがいたので撮影。
1/13  f/3.5  ISO400  オート撮影
1/25 f/3.5  ISO400  オート撮影
通路が暗くて被写体(水槽)がやたら明るい室内というようなときは、設定はカメラに任せるのが無難です。1枚撮ってみてNGだったら好みの設定に変えるのがいいです。
水槽のなかのものを撮影するのは、デジカメでも難しいです。まず、ガラスの映り込みに気をつけなければなりません。
遠近感にカメラが戸惑うのか、被写体を捉えたつもりでもボケたカットがかなりありました。

このシードラゴン、実際にゆら〜ゆら〜っと泳いで(漂って?)いる姿をぼ〜〜っと眺めているだけでも癒されるので、お近くの方はぜひ。
ちなみに、オーストラリアの水族館で撮影したリーフィーシードラゴンのムービーをこちらにアップしてあるのでどうぞ。ただし、6分もあります。

ちなみにこんなものを見つけて速攻で購入しました。
マグネットになっている。かなりリアルだけど、かわいい。

137 【書感】「母を棄ててもいいですか?」(熊谷早智子著)に静かに震えた




以前、新刊ラジオで紹介されていた本で、とても気になっていた。だが、ここで触れていた内容から、少々怖くて手に取れないでいた。


やっと読んで見た。そして、たしかに「怖かった」。いや、壮絶というべきか。体の内側から何とも言えない震えが来る本だった。

「母と娘」

これは「母と息子」、あるいは「父と息子」「父と娘」とは、ある一定の条件下では一線を画す関係になるのだろうか?

この本を読んで感じたことは、「母性というものはすべての女性に必ず備わっているものではない」「自分の子供は無条件に,必ず愛せる」というものではないということ。
愛情を受けて育った女性が読んでもピンとこないどころか、「こんなの、あり得ない」と否定してしまうと思われる内容だ。

  • 自分のゆがんだモラルを押しつける母親。(モラル・ハラスメント。モラハラ)
  • 姉妹間で差別し、一方を極端に貶め、もう一方を溺愛する母親。(姉妹を差別することに理由はない。)
  • 子供ばかりか夫にまで暴力をふるう母親。(アル中などの原因も。)
  • 愛情の見返りを要求する母親。(ただし愛情を注いでいるわけではない。)

子供は、小さいうちは母親が唯一のよりどころである。母親に見捨てられたら生きてはいけないという本能から、子供は母親を盲信し、母親に従属する。

この本で取り上げられているような母親が押しつけてがましく言う「愛情をかけた」は、母親の都合の良いように過去の記憶をゆがめた産物であることが多いという。大層手をかけて育てたわけでもないのに、むしろ最低限の育児もしていないのに、「こんなに苦労して育てたのに」などと思い込み、それが事実だと母親本人が誤認している。加えて、愛情というものは見返りを求めて与えるものではないということに、子供自身も気づかないという不幸が重なる。

そうしているうちに子供は、「母親はいつも正しい」「自分が間違っているから、自分が素直じゃないから母親の愛情を受けられない」と勘違いし、自分を殺して相手(母親)に合わせる人間になっていく。
こうして成人した女性はよく「モラハラ」をする男に簡単にカモにされるという。母親から逃れたいばかりに結婚するが、その先に待っているのは、母親との関係の時のように「従属させられる」妻の座。

この本の事例は淡々と書かれている。筆者がそうしたのか、事例の人物がそう話したのかはわからない。
もし当事者が落ち着いて語っているとしたら、ここに何度も出てくる「母には早くいなくなってほしい」と言う言葉が何より恐ろしく感じたし、淡々とした言葉であるがゆえに痛切なものを感じた。いなくなってほしい、つまり、死んでほしいと言っているのだから。

だが、母親が死んでも解決しないと思うのだ。特に成人した、あるいは経済的に独立した後の人生は自分の責任だと思うから。母親との精神的な「縁」「絆」を自分でどう断ち切るか。これを自分で解決しないと、いつまでたっても母親の影は亡霊のようにつきまとう。たとえ母親が生きていたとしても死んだとしても。
その断ち切る道のりは、辛くて遠い。カウンセリングなどの外からの力も借りなければ、おそらくひとりでは困難だろう。だが、くじけなければ必ずゴールはある。

読後感は、「二度とページを開きたくないほど重たい本」だった。

余談になるが、やはり新刊ラジオで紹介された「「きれい」を引き寄せるCDつき美容瞑想」という本に、「親への恨みは、母親があなた(子供)をかわいがらなかったのではなく、あなたが面倒くさがりで母親から言われたことを素直にやらなかったから(生じたもの)」「姉は性格が良かったから親にかわいがられた、自分がかわいがられなかったのは素直じゃなかったからと考えよう」と書いてあった。

たぶん筆者はとても愛情に恵まれた家庭で過ごし、すべての母親は子供に愛情を注ぐと考えているのだろう。この記述以外はほぼ真っ当なことが書かれているが、この部分だけは「母を棄てていいですか?」に登場するような女性には当てはまるものではないと感じた。




【書感とは?】
もの書き写真堂の造語。
書評と言うにはおこがましいので、本を読んだ感想と実践してみたことなどを書いた記事のことを指す。
書評と感想の間くらい。「所感」にかけている。

【こちらもあわせてどうぞ】
387 自分が反面教師と同期するとき
145 モラ母だったけど、真っ当だと思った5つの「名言」

2012年3月15日木曜日

136 「とりあえず、5年」の生き方、という本を買った

「5年、ねぇ・・・」。
たぶん、食う→寝る→寝る→寝る→食う→(以下ループ)ですっ。

本屋さんって、ホントに不思議な空間だと思う。無意識に本に引き寄せられて歩いているような感じがする。

たとえば、今日、いつも行くジュンク堂で、心理学の棚のところを端から端まで何気なく背表紙などを見ながらゆっくり歩いていたら、こんな本が表紙を向けて置かれていた。

「とりあえず、5年」の生き方(諸富祥彦・著)




初版第1刷は2010年12月5日と、ちょっと前の本だが、この「とりあえず、5年」というのが気になって手に取った。
表紙と背表紙にそれぞれ、

  • 「悔いのない人生」のつくり方
  • 「いつかしたい」ことは”今すぐ”始めよう!

とある。悔いのない人生はともかく、「今すぐ始めよう!」にグッときた。もっとも、自分はあばうとなんで、「とりあえず」というのにいちばんグッときたのだが。

でも、またライフハック系なのかもと、少々用心して「はじめに」の部分を立ち読みしてみた。←こら。
すると、先日、@mehori堀正岳さんがブログで書いていたことと同様のことが書かれていて、一気にこの本の信憑性が増した。


多くの人は、たとえば今40歳であれば、あと40年くらいは生きるものだと漠然と感じているかもしれません。(中略)
しかし、「平均」はあくまでも「平均」の話です。自分自身がたとえばあと5年後に52歳で死んでしまえば、それですべては終わり。私にとってはこの5年がすべてで、いくら「平均」がどうであれ、まったく関係はなしです。

さらに著者の諸富祥彦氏は、こう続ける。

人生最大の保険は、死んだあとで遺族に支払われるお金などではなく、たとえ死が予定外に早く訪れたとしても後悔しないですむように、「この人生で本当にしたいこと、しておくべきことを前倒しして、確実にやっておくように」日々心がけて生きることなのではないかと考えるようになったのです。

そこで、諸富氏が「確実にやる」ための時間を5年に設定したのは、

実際10年後となると、自分が生きているかどうかも定かではありません。けれど5年くらいであれば、私もまだ、ほぼ確実に生きているように思えます。そうだとすれば、あるかないかもわからない10年後をあてにして、長期の人生計画を立てて「したいことは先送り」「今は我慢、我慢」で生きていくのは、やはりリスクの高すぎる人生計画といわざるをえないでしょう。
さらにいえば、私のこれまでのカウンセリングの経験では(もの書き写真堂注:諸富氏は心理カウンセラー)、人生に吹く流れのようなものは、おおよそ、5年周期程度で切り替わっていくように思われます。
(中略)
こうした考えから、本書で私が提案するのが「逆算式人生5カ年計画法」です。
おそらくはまだ生きており、それほど自分に大きな変化も生じていないと思われる「5年後」に視点を置いて、そこから現在へと逆算式に、「仮に5年後に死んでも悔いが残らないように、いつ何をしていくか」計画を立てて、2週間以内に具体的なアクションを起こして、実行していく方法です。

また、諸富氏がこの本で伝えたいメッセージがいくつか挙げられていたので、自分がグッと来たものを列挙してみた。

  • 「もし明日死んでしまうとしたら」と日々自分に問いかけながら生きる。「今日一日が人生最後の日」と思って日々を生きること。
  • いつかしたい、そのうちやってみたいと思っていることは、先延ばしせず、今、やる。そのうちやってみたいことは、前倒ししてやる。
  • 人生でもっとも大切なのは時間。そして時間のなかでもっとも大切なものは、大切な人とのふれあいの時間。仕事のスケジュールを入れる前に、大切な人とのふれあいの時間を先に手帳に書き込むこと。
  • したいかしたくないか自分でもよくわからないことは、しない、と決める。そんなことのための無駄な時間はない。だらだらと習慣化した無駄なことに時間を浪費しないように「Not To Do リスト」を作ること。
  • いったん立てた目標や計画に固執するのはやめる。無駄だと思ったら、思いきって放り捨てる。
  • 2週間以内に何も始めない人は結局、いつまでたっても何もしない人。(赤字はもの書き写真堂)
  • 2週間以内にすべきこと、できることについて、具体的な行動をどんどん手帳に書き込んでいく。
  • 「お金という幽霊」にとりつかれて生きていくことがないように、自分なりのお金の哲学をもつ。
  • これから5年、どう生きるかと思いをはせる「ひとりの時間」を定期的にもつ。

うう、耳が痛い、いや、目が痛い。
ざっと書店で立ち読みしてから購入したので読み込んでいないため、さわりの部分だけの紹介になったが、具体的な行動に移せるよう20枚のワークシートも付いているので取りかかりやすそうな本だ。

では、「5年後、まだ生きていたら?」。

そのときは「余生」があと5年与えられた、と考えて、「これから、また、もう5年、どう生きるか」と考える(後略)

こうやって5年単位で生きていくのだそうだ。
よさげな本なので、興味のある方はぜひどうぞ。

また、この本で思い出したので、もう一冊おすすめ。

夢をかなえる10の質問にあなたは「YES」で答えられるか?(ジョン・C・マクスウェル著)



アメリカの方なので、日本人の考えかたになじまないところもあるかもしれないが、「夢」について考えさせられる、というより「夢」と真剣に対峙させてくれる本。エクササイズもある。
このなかに、「自分自身と自分の夢に、もっとしっかり向き合う」ための質問として、

あと5年しか生きられないとしたら、何をするか?

というのが出てくるのだ。
ちなみに、もの書き写真堂が出した答えが「ねことまったり生きる」。ブログタイトルまんまだった・・・。「ねこまたり」って、ねことまったり生きる、の略なのだ。

この2冊で「とりあえず5年」の人生を考えてみては?

それにしても、リアル書店って、こういう本との思いも寄らない出合いがあるからいいね。

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2012年3月4日日曜日

135 四角大輔さんのトークライブを聴いてきた

2012年2月26日(日)、東京・代官山にて開催された「四角大輔×安藤美冬ノマド対談Vol.2 1日集中トークセッション・自分プロデュースで人生を創る方法」を聴講した。 
四角(よすみ)さんの著書「やらなくてもいい、できなくてもいい。」を読み、グッときたところにこのイベントの告知があり、いつものように速攻申し込んだ。日曜朝10時から午後4時までのイベントにもかかわらず、席はすぐに満員に。当日は20代の学生さんとおぼしき人たちが会場の7割以上を占めていた(もの書き写真堂の直感調べ)。 

イベント内容 
  1. 四角大輔トークライブ「会社員時代から実践していたオンリーワンの人生をつくる方法」 
  2. 安藤美冬トークライブ「たった1年で営業しないワークスタイルとメディア露出を可能にした方法」 
  3. 四角×安藤トークセッション「ノマド/無名の個人がブランド人になる方法」 
  4. Q&Aコーナー 
このなかから、やはりいちばんグッときた四角大輔さんのトークライブの様子を紹介したい。

■四角さんの経歴・現況など



四角大輔さんの経歴・会社でのエピソードは上記の書籍に詳しいが、レコード会社で平井堅や絢香などのプロデュースを手がけた人だ。会社員時代はとても非常識だったそうだ(このエピソードも本に詳しい)。今回のイベントのように人前で話したことがほとんどなかったとか。 

現在は、約15年の会社勤めを辞めたのち、あこがれだったニュージーランドの永住権を取得して、2010年からニュージーランドで7ヶ月、東京で5ヶ月という生活をしている。

移住に際して、使っていた荷物の7割以上を捨て、スーツケース3個、バックパック2個だけを背負って移住。
ニュージーランドに渡った当初の4ヶ月は、キャンピングカーを購入してキャンプ地で過ごしながら、家を100軒以上見て回り、「湖畔に住む」という夢が叶う物件を見つけた。

「周りの物も、会社員時代の名刺5000枚も全部捨てた。でも、人は本当に大事なものは捨てないもの。また、器を空にすると、そこにどんどん新しいものが入ってくる」 
「ニュージーランドではあきらめなければならないものもあったが、そのかわりに得るものもあった」

例えば、
  • 住まいを決めた場所はケータイが圏外だった。だが、ケータイの電波を嫌う野鳥がたくさん集まっているところだった。
  • 水道が来ていなかった。だが、天然ミネラル水が豊富で何も不自由は感じなかった。


ちなみに、ブロードバンドは来ていたので、ニュージーランドにいても日本とのビジネスに不自由はなかった。
現在は、フライフィッシングを中心としたネイチャー系雑誌等での執筆をメインに、ときどきこのようなイベントに参加する。

「ちゃんと人前で話すことができるようになったのは、去年くらいから」という四角さんだが、トークライブはスムーズに流れていった。

■ナンバーワンではなく、オンリーワンに
人は生まれながらにして皆アーティスト。ナンバーワンになるのではなく、オンリーワンを目指す。
そのための4つのキーワードが、
  • インナーヴォイス
  • マイクレド
  • ウルトラライトマインド
  • オリジナルクリエーション
「本田直之さんの言葉に、レール無き無名の個人の時代というのがある。会社も国も守ってくれる時代ではない今は、自分で自由に人生をデザインできる時代、一億総アーティスト時代だと思う」

国や会社が守ってくれないから、かえってチャンスだということか。ここのところは、先日の堀正岳さんの講演にとても共通するところだったので興味を持った。

「有名アーティストでさえ、誰もが最初は無名の個人」

当たり前のこの言葉がとても刺さった。確かに。

ただ、「自由に人生をデザインする」といっても、自由というのは自己責任も抱える。そのためにはサバイバル能力も必要となる。ここで四角さんの言うサバイバルとは、荒野で自給自足でやっていく能力ではなく(「そういうのも必要ですし、僕はそれも教えられますが」と四角さん)、精神的なサバイバル能力なのだ。それを引き出すのが先に挙げた4つのキーワードから導かれる4つのルールだ。

  1. 自分の心の声を聞く
  2. ブレない自分軸をもつ
  3. 自分を制約から解放し、身軽に、柔軟に
  4. 自由が独創性を生む

自分の心の声を聞くというのは、自分が何を求めているかを追求するということ。周囲の意見ではなく、自分がどう思っているか、どう感じているのか、内なる声に耳を澄ます。
ただ、それはすごく小さな声で、油断していると自分自身が大声で否定してかき消してしまう。
だが、これが聞き取れたらブレない軸ができる。

多くの人が、周囲の声を聞いて(惑わされて)、自分の声を聞いていない。そんな自分をいかにして解放するか?
そのためにも軸が大事。これがないと、いろいろなもの、例えば資格を取ったり、「常識」で自らを縛ったりして「荷物」を背負ってしまう。最初はそんなに大きな荷物でなくても、少しずつたまって重くなり、自由が奪われてしまう。

身軽に、柔軟に生きるにはどうするか?それは、一生変化し続けること。そうして柔軟性が生まれれば、独創性も生まれる。
そのためにセルフプロデュースを導入する。これは四角さんがやってきたアーティストプロデュースと同じ手法なのだという。

話はそれるが、サン・テグジュベリの「星の王子様」の一節で「肝心なことは目に見えないんだよ」というのが好きという四角さん。
また、講義(近年、大学で講師をしている)やセミナーなどの冒頭で、「今日はクリエイティブになろう」と、オノ・ヨーコの言葉を引用して呼びかけるそうだ。
見たまま、聞いたままをノートやパソコンに書き留めるのではなく、感じたものを書き留めようと呼びかける。思考は他の人と同じであることもあるが、「感じる」というのは人の数だけある。だからこの「感じる」を優先しようという。それが独創性を生むことにつながる。

■セルフプロデュース
アーティストプロデュースは、セルフプロデュースにも適用できる。そのアーティストプロデュースに必要なことは4つ。
  1. アーティストを正しく理解する
  2. アーティストの長所やオリジナリティを見つける
  3. アーティストの長所や独創性を徹底的に伸ばす
  4. アーティストの長所や独創性をそのまま正しく世の中に発信する


「人の中には大きな宇宙がある」と四角さんは考えている。アーティストを正しく理解するというのは、アーティストの内側、アーティストの「自分史」を知ること。アーティスト本人は自分の長所やオリジナリティに気づいていないことが多いので、彼らを理解したうえで、それを見つけてあげる。彼らは自分の背中が見えない状態なので、アーティストの後ろに回って、その背後にあるものを教えてあげるようなイメージ。
だが、四角さんは短所の修正をしない。それを直すほど人生は長くないから。だから、短所は脇に置いておいて長所を徹底的に伸ばして、そのアーティストの個性とする。

アーティストを徹底的に理解したら、世の中を見渡してアーティストを正しく発信する方法を探す。他と競合しない「空いている席」、しかもそのアーティストにぴったりの席を見つける。
つまり、四角さんはマーケティングをしない。というより、マーケティングは後なのだ。まずは、そのアーティストに合ったマーケットを探す。世の中がどんな音楽、アーティストを求めているかを探って、そこにアーティストをはめ込むことはしない。

「自分がやった究極のマーケティングは、自分プロデュース。つまり、自分が何をしたいかで決めた」

自分が好きかどうかをもとにアーティストにこだわり、プロデュースしてきたのだそうだ。そのせいでだいぶ社内の反発もあったそうだが。

四角さんが手がけたアーティストは、ジャンルがばらばら。でも、唯一の共通点が「声質」。歌のうまさ、外見などは後で何とかなるが、声質だけは持って生まれたもの、そのアーティストのオリジナル、独創性なわけだ。
一般の人でも、自分の中にある究極のオリジナリティを見つけることができる。見つけたら、そのオリジナリティと心中するくらい、とことん突き詰める。そのためにも、自分の心の中の小さな声を聞き逃さないようにする。

■四角式ウルトラライト仕事術
まず、ウルトラライトとは?
登山における概念で、どれだけ最小限の荷物にするか、また、それぞれのアイテムの重さをいかに軽くするか、ということ。登山用品のメーカーも品目ひとつひとつについて、どれだけ軽量化を図れるか日々研究しているのという。

四角さんが山旅(7日間くらいの登山旅行)で持って行く荷物は、絞りに絞っても約300点。これを毎日背負って移動する。普通ならこの旅程だと20kgを超えるのだが、四角さんは「20kg超えるときついので、だいたい17.5kgにしている」。
そして、この荷物は、泊まる先々で毎日開梱を繰り返す。「毎日がリセット&リビルド。毎日が引っ越し状態」。
だから、いかに軽量コンパクト、最小限のアイテムにするかが課題だという。
そして、これが仕事にも応用できるのだそうだ。もちろん仕事で使う道具のことではなく、以下のような考え方のことだ。

1 True to Yourself
自分を信じて、他人に合わせない。自分の内なる声を信じて進む。

2 Throw Away
20代は特に「捨てる覚悟」を。四角さんもレコード会社の社員時代、もの、しがらみ、いろいろなものを捨てる覚悟をしたら急に楽になったそうだ。その捨てるものの中には「仕事」も入っていた。

3 Focus On
何でもできる人を目指すのではなく、「自分はこれだけはできる」というものに集中すること。何かに集中することが、すべての軸になる。
まず自分にできることをリストアップした。そのリストをみると上位10位が「あいさつ」など、人として当たり前のことだった。四角さんがいた業界はそんな当たり前のことができない人が多かったので、それが強みになった。

4 Real Brain
本当の味方はひとりいればいい。周囲のすべてを味方にすることはない。

5 Positive Escape
ポジティブな逃避というと変な感じがするが、「いざとなったら今の会社を辞めて、やりたかったことをやればいい」と、開き直りではなく、前向きに考えること。四角さんは教師になりたくて教員免許を取っていたことと、釣りが大好きで、さらにいつかはニュージーランドで暮らしたいと考えていた。これが心の支え、Positve Escapeとなった。これがあると「クビになったら、給料下がったら困る」という思考から脱出できるという。

6 Active Rest
元々の意味は、激しい運動をした後に軽い運動をすること。例えば、マラソンをした翌日にしっかり休むのではなく、軽くランニングするほうが疲労回復が早いそうだ。
これは仕事にもあてはまる。四角さんも超多忙で心身ともに壊れかけ、休職寸前まで行ったことがある。違うセクションへの異動がアクティブレストとなり、休職を回避できた。

7 Nomadic Spirit
ノマドというと「会社・自宅から出てカフェなどで仕事をすること」などと解釈されているが、四角さんは「場所にしばられない生き方」と捉えている。会社員時代から、自分の席にいると何もしたくなくなって困ったそうだ。それで会社を出て外で仕事をしていた。今はニュージーランドというあこがれの場所に住みながら、日本での仕事をしている。その場所じゃないとできない、ということはない。さらに場所にしばられないメリットとして、
「人は、1カ所から移動すると変化する」
8 Minimum Life Cost
賃金が下がったら生活の質を落とすのではなく、最低限の生活費を完全に把握して「これだけあれば生活できる」という安心感を得る。

四角さんの会社員時代は歩合制だったので、仕事の出来具合で(それもかなりの金額で)上下する給料に一喜一憂したり、贅沢や極貧生活を送るのが嫌だったので、どれだけあれば自分が満足できる生活ができるかを把握した。
「家計簿を半年つけて、それを徹底的に分析した」
すると、「これだけあれば暮らせる」というラインがわかり、サラリーマンを辞めることが怖くなくなった。
「収入に合わせて生活するのではなく、最低限の生活費で生きていけるようにする」
四角さんはブランドものに興味がなかったことと、ものを最後まで大事に使う主義らしく「車は同じものに13年乗った。最後は雨漏りして買い換えざるを得なかったのだけど」というくらい使い込む。
でも、そういうことは苦ではない。なぜなら「すべて自由のためだから」。

9 Extreme Time Management
レコード業界は宵っ張りな業界だが、四角さんは夜更かしが嫌い。そこで、誰もやらない早朝レコーディングをするなど、今で言う朝活を10年以上前に実行していた。そのせいで人から飲みに誘われたりしなくなったが、四角さんは飲み会が嫌いだったので逆に幸いしたそうだ。

10 Healthy Management
自分にとって究極のインフラは「身体」。これを壊しては元も子もない。
身体を健康に保つためにはアスリート並みの健康管理が必要と考え、四角さんは「健康、栄養、トレーニングのオタク」になるほど徹底的にマネージメントしている。

11 Lifestyle Design
仕事よりライフスタイルを優先する。理想は、趣味だか仕事だかわからないけど、とにかく必死にやるという状態。「趣味」と「複(注:副ではない)業」を合わせる。
四角さんは会社員時代、プロデューサーをしながら大学講師であり、釣りのプロだった。趣味と仕事(複業)が混在している状態。
こうしていることでわかったことは、「勝ち負けにこだわらない」「ライバルを作らない」「いちばんじゃなくオンリーワン」ということだった。

12 Back to Basics
基本というのは、「人として当たり前」ということ。先に挙げた「あいさつ」などがそう。
「すごい人というのは、当たり前のことがちゃんとできている人だと気づいた」
この人として当たり前のこと、あいさつや時間を守るといったことができなくなると、「ああ、壊れかけている前兆だなぁと解る」。ニュージーランドに移住してからは「空を見ていない」というのも前兆になった。これらの前兆を知っておくと、「壊れはじめている」というシグナルになるので予防ができる。

■将来の夢
「人類すべてアーティスト。名前だけで世間を渡っていけるようになる時代がくる」という四角さん。
夢は、アーティスト・ラボを作ること。そこは、ミュージシャンだけでなく一般の人のアーティスト性を引き出す場所にしたいと考えている。

四角さんは最後に、アメリカ・フォード社創業者の言葉を紹介して、トークライブの締めとした。

「あなた自身の個性を探すことを続けること」


2012年3月1日木曜日

134 セミナーで隣の人のタイピングが半端なく速かった

腕枕でブロック!

先日参加した東京ライフハック研究会で、隣に座っていた方がMacBookProでメモを取っていた。そのスピードたるや目を見張るものがあった。@ttachiさんにも「速いですね」と言われたそうなのだが、ご本人はさほど速いという自覚はなさそうだった。
そこで、斜め後ろからタイピングをこっそり観察させてもらったところ、次の3つのことに気づいた。

  1. タイピングのスピードそのものが速い
  2. 辞書の鍛え方がちがう
  3. バックスペースキーの的確な連打


⒈は、誰でも練習さえ積めば、ある程度のスピードまではなんとかなる。が、これも限界あり。

2.は、全くと言っていいほど一回の変換で終始していた。文節変換とかテクニックも必要っぽいのかも。自分は変な区切りで変換するので、目当ての漢字が出てくるまで何度かリターンキーを叩いてしまう。
たとえば「漢字が出てくるまで」なら、「かんじ」で変換して、「がでてくるまで」と助詞と次の動詞をくっつけて一括変換するときがあるので、複数のリターンキーか、打ち直しになる。これはかなりのタイムロスだし、辞書もヘンに育ってしまう。わかってはいるが、クセはなかなか直らない。

3.は、つまるところ、打ち直しをしないわけではないということだ。だが、消すのがものすごく速い。もう見ているだけで「神技」「スゴ技」だった。ムチャクチヤ速い!
そして、ダダダダダッピタッ!と、消したい文字のところで的確に止まる。消す文字数を瞬時に把握していないとできない技だ。普通ならタンタンタンタン、あっ、もう1個、タン、という感じだろう。だが、この方は余計に消したり、消しもれすることがない。

結論をいうと、キモはこの3.のバックスペースキーの速さと的確さなんだと思う。ちょっと日頃から、意識してやってみようかな?