2011年8月28日日曜日

073 モレスキンミーティング@札幌に参加した


@mehoriさんこと堀正岳さんが、モレスキンミーティングで札幌にいらっしゃるというツイートを見て、Evernote情報活用術セミナーでのお話がとても興味深かったので、今度はリアルノートについて語ってくれるのではないかと期待して参加表明。
加えて、5ミリ方眼らぶな人間として、オキナのプロジェクトペーパー以外に固定したノートを使っていないので、モレスキンはどうかな?と思って参加してみた。
今使ってるノート。いちばん下がオキナのプロジェクトペーパー、
左から文庫本ノート、TidbiT、ほぼ日手帳2011(この日、表紙をカスタマイズ)
いずれも5ミリ方眼。
参加してみてびっくり。というか、自分、知らなさすぎ。ここ、札幌はモレスキンの「聖地」と呼ばれているということを参加して初めて知ったのだった・・・。

いきなり【教訓】
・不知は時として最強の武器になる!?

いやぁ、「聖地」と知っていたら足を踏み入れる勇気があったかどうか。かなり「滝汗」ものでしたなぁ。
でも、他にも「モレスキンを使ったことがないけど、興味があって」という方もおられたので、ほっ。

さて、本題に入る前に、もうひとつ。おさらいも兼ねて、先日のクラウドノート術セミナーでの冒頭の「モレスキン談義」を再掲。

★なんでモレスキンなんだろう?
セミナー冒頭で、佐々木さんが、「モレスキン本(堀正岳さんらの著書)を読んで、モレスキンを使わなければならないという気になったが、モレスキンでなければならないという理由は「モレスキン本を購入したから」ということくらい」と告白。それを受けて、大橋さんが「自分もモレスキン本を読んでモレスキンを買ったが、2週間で使わなくなった。あの本の影響というのはすごい」と、体験談を披露。「モレスキン本」も第2弾が出るらしいが、これを読んだら確実にモレスキンを使いたくなる?
いや、本が出る前に使いたくなった。このミーティングで。
ちなみに、モレ本2は9月9日発売。この本に61人のモレスキンの使い方が掲載されるのだが、そのうちの5人が札幌の人だとか。すごすぎ。
ミーティング会場にその方達がいらしていて、モレスキンを拝見させてもらったが、それぞれが個性的(というより強烈だった)。
どれくらい個性的かというと、共通項が「モレスキン」という以外にないのだ。ここまでくると単なるノートじゃなくて芸術ですなぁ、と感嘆。
議題に沿って進行するセミナーと違い、雑談っぽく始まったミーティング。総勢12人。
さらに小さなグループになんとなく固まって話が弾む。
なかには「工作グループ?」という感じで、カラフルなマスキングテープでノートの表紙やページにコラージュする一角も出現。マスキングテープって建築用しか見たこと無かったので、こんなにかわいいのは新鮮。自分も今年初めて使ってみた「ほぼ日手帳」をコラージュしてみた。
あちこちから手が伸びるw
コラージュについてインタビューする堀さん
今回、堀さんと対面でお話しさせていただくことができたので、要点をまとめてみた。

・なにをどこに入れているか
最終的に拾うのはモレスキン。つまりノート。iPhone→Evernote→ノート(モレスキン)の順番で「ふるい」にかけるように情報をキャッチ。(ここのところの詳細は、堀さんの著書に詳しい。)

モレスキンは書き終わったらバラしてスキャンする?
「バラした時点で価値を失うと思う」。
だからといって、すべてを写真に撮ってデジタル化することはしないそうだ。そのままの形がいちばんということか。
また、「この形のまま、あと数十年自分の寿命が尽きるまで残ればいい。そのあとは娘がなんとか処分してくれると思う」とか。

・いちばん大事なノートはEvernoteに
それは、娘さんが生まれた時の音声ファイル。さすがにこれはモレスキンでは無理。

・デジタルノートと紙のノートの未来図
ライフログ、Evernoteなどのデジタルと紙のノートの今後については、いろんな人と話をしても未来図がまだ見えないのだそうだ。両方残る、残ればいいな、という感じらしい。

・堀さんのモレスキン
堀さんのモレスキンは、記憶を記録するところ。日付のないノートで、だいたい4ヶ月で1冊使い切るとのこと。
出来事と感情を合わせて「自分が主人公の物語」にして書いていく。あとで見返したときに、その物語を通して、そのときの感情をありありと思い出せるんだそうな。いいな、これ。

以上、たくさんの話が方々で飛び交うのでメモが追いつかず、だいたい覚えていることをまとめてみた。

自分としては、「バラシ」で価値を失うというのは納得。この体裁であってこその「書いたもの」なんだろう。形を保ってこそ。
モレスキンだけじゃなく、愛着ある本もそう。一瞬、裁断の手が止まる。文具王の「古い本は裁断を拒む何かがある」というのにもつながるかも。
モレ本1にサイン中の堀さん
堀さんと@blanqさんにサインしてもらった
主催者(でいいのかな?)のモレスキン・カウボーイこと@blanqさんも熱くモレスキンを語っておられたが、内容が濃すぎて素人には解説できず、ご容赦。(というか、自分がコラージュに夢中になっていたのだった・・・)

というわけで、19時〜21時のはずが、終わったのが22時過ぎ。
最後に「モレスキン・タワー」というイベントがあったり(周囲から「つみねこ」みたいという声が上がって納得)、堀さんから提供いただいた、YouTube仕様とアップル仕様のモレスキン合計3冊をかけたじゃんけん大会などで盛り上がって終了した。
タワーを建設中
@blanqさん(右)とふたりがかりで積み上げていく
やった〜!だが、このあと倒壊・・・
再チャレンジ!
どや顔の@blanqさん
それをみんなが撮影
どや顔の堀さん
それをみんなが撮影
「札幌がなぜ聖地なのか探りに来た」という堀さんに対し、@blanqさんの「場所(※)と人に恵まれたこと」という説明にとても納得した。今回、自分を含めモレスキン未経験者が参加しても、受け入れてくれる懐の深さと暖かさを感じた。


※「場所」・・・ミーティング会場の「CAFEサーハビー」(札幌市中央区南3西1)は、オーナーもモレスキン使い。ミーティングがなくてもここに集まって、モレスキンについておしゃべりするとのこと。ちなみに、集まりは5人から始まったそうだ。

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