ここ数年、もの書き写真堂の6,7月は、めまいと難聴、耳鳴り月間である。(めまいがない時もあります。)
花粉症みたいに季節的な要因はないとは思うのだが、こう何年も続くとなんかあるんじゃないかと思っちゃうのだが、西洋医学的には「否」であるらしい。
何の音を聞いているのかな? 猫もかなり耳がいいらしい。 |
めまいと難聴、耳鳴りはもう持病で、十数年以上のおつきあい。いつこれらの症状が出るか分からないのが悩みの種。人との約束はできないし、仕事も急に休んだりと、なにかと迷惑な病気だ。出勤途中に突然のめまいで倒れて救急車で運ばれたこともあったなぁ。
病名も「メニエール病」「感音性難聴」と診断されているが、症状でめまいが出たらメニエール、出なかったら「感音性難聴」なんだそうだ。症状が出たら薬で抑えるしかなく、完治しない。
症状が出ないように、十分な睡眠、疲労・ストレスをためない、というのが最大の防御法。
急に聴力が落ちてきた場合は「突発性難聴」と同様、早めの通院とステロイド剤の投与が効果的だということで、この6月も病院のお世話に。どのみちまた回復するだろうと高をくくって発症後2週間くらい経過してから病院に行ったら、医者にめっこし怒られました。初めて発症した人はもとより、何度も繰り返している人はどんどん回復の度合いが遅くなったり、聞こえが元に戻らないばかりか、ほとんど聞こえなくなることもあるそうだ。
みなさんは、耳の聞こえがわるくなったと感じたら即病院に行ってください。決して「大げさ」とか「これくらい」とか思わずに。
また、医者に言った結果「何も問題がない」と言われて1,2日経過してもまだ聞こえが悪いと感じたら、ためらわず別の病院に行ってください。耳の病気は「なる早」の対処がその後の状況を左右します。
病院代がかかりますが、その後何年も辛い思いをするかもしれないと考えると安い投資だと思います。片耳がうまく聞こえないだけでQOLはずいぶん下がります。これは実感していますので、強く勧めるわけです。
実際、後ろから近づく車の音に気づかず轢かれそうになったことが何度か。音の方向がわからなくなるんですね。耳が左右にある理由がよく分かりました。
さて、もの書き写真堂の今回の結果は、ステロイド剤経口投与で3週間の治療を行い、難聴、耳鳴りはかなり回復したが、それでもベストな状態よりレベルは下。もっともベストな状態は通常の聞こえを100とすると85くらいなのだけど。
めまいについては、今回とは別のところに原因があり徐々に無くなっていくという医師の見立てのとおり、いつの間にか出現しなくなった。なんだったんだろう?
めまいは、出現したらメリスロンという薬で抑えてました。これはもう十数年以上飲んでいる薬。常備薬ですな。
ところが、ステロイドの投与が終わって2日後、また難聴、耳鳴りが始まった。
ただ、今回はステロイド投与が終了したからというより、ストレスや疲労などもからんでいそうだったので、医師が「2週間後に来院を」と言っていたのを口実に耳鼻科には行かず、行きつけのカウンセリング漢方でお世話になることにした。(耳の病気にかかって年月が浅い方は真似しないよーに。病院に行ってくださいっ。)
ここは、酸素カプセルも置いているので、まずこれを利用。というのは以前、地元新聞に「難聴の改善に酸素カプセルも有効」とあったので、じゃあ今回やってみたらどうなるだろうか?と試してみたわけである。
結果は、難聴はすぐには良くならなかったのだけど、その後徐々に聴力が回復していった。体の疲れが取れてすっきりしたのが良かったのかも。どうやらここのところの蓄積疲労が原因のひとつだった可能性も?
また、酸素カプセルに入った後、めまいや耳鳴りに効くという漢方薬も処方してもらったことも大きいかも。
また、酸素カプセルに入った後、めまいや耳鳴りに効くという漢方薬も処方してもらったことも大きいかも。
ただ、漢方薬は、同じ耳鳴り・難聴でも体質等によって処方が変わるので、ここでは薬の名前は掲載しないことにしました。
実は以前、(現在かかっている病院ではなく)大きな病院の耳鼻科にかかったときに「ダメかも知れませんが」と処方された水薬(正式名称忘れました〜)が体に合わず、漢方のお世話になったことがある。このときは劇的に聴力が回復し、その医師に「奇跡ですねぇ」と言われたことが。投薬はホントにダメもとだったのか・・・。
個人的に病院の薬より漢方のほうが体質に合うようだ。ただし、めまいをすぐに止められないので、ここはメリスロンで対処してます。和洋折衷というか、東西折衷というところでしょうか。東洋医学(中医学)と西洋医学のいいとこ取り。
また、ストレスもめまい、耳鳴り、難聴の原因のひとつと言われているが、これは実感しているところ。が〜っとストレスがかかった時に、みるみる聴力が落ちていくのが分かって納得した。
現在心がけているストレス発散法は、
- 寝る(必ず5時間、ベストは6時間)。
- 嫌なことがあったら書き出してすっきりさせる。翌日以降に持ち越さない。
- 楽しいことを考える、計画する(旅行など)。
- 猫をかまう。
また、耳鳴り自体もストレスになるので、音を音で消す、という理論で好きな音楽を聴いています。ただし、イヤホンはNG。オンイヤーのヘッドフォンかスピーカーから流してます。特に雑踏を歩く時は、あのざわざわ感が不快な音として響くので、BOSEのヘッドフォンは手放せないわけです。これも個人差があるので、そこは調整を。
今回のめまい、耳鳴り、難聴が始まった原因として、もの書き写真堂が思い付くもの上げてみると、
- 歯の治療を始めた。
- 仕事の緊張感で気が付くと歯を食いしばっていることがしょっちゅう。
- 首の後ろが凝る。(いつも以上の長時間のパソコン操作による)
- 肩こりがひどい。(同上)
先日、鍼灸の先生と偶然お話をする機会があり、肩こりや首が凝ると気の流れが滞り、耳に影響を及ぼすと説明を受けた。
そこで、意識して肩の力を抜く、歯を食いしばらないということをしてみたところ、先の漢方の効果もあるかもしれないが、まだ完全回復とはいかないまでも徐々に難聴がおさまり聞こえが回復してきた。
ちなみに、耳鼻科の先生によると、歯の治療や噛み合わせと耳の病気は関連がないとか。でも、奥歯の虫歯を治療して片側でしか噛めなくなってから2日後に、耳の諸症状が出たんだけどなぁ。
まとめると、耳の既往症がある人も無い人も、
- 聞こえが悪くなったら即、耳鼻科へ。
- よく寝ること。
- ストレスをためない。また、うまく発散する方法をいくつか持っておく。
- 首・肩の凝りをほぐす。あるいは凝らないように予防する。
こんなことを心がけてみては?
好きなアーティストや声優さんや飼い猫の声が聞こえないのは悲しいので、あきらめずに治しますっ!
あ、そうだ。この「あきらめない」「絶対治る」と信じて治療していたことも大きいかも。いつもそうやって回復に向かってましたから。
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