何かに集中できないときは危うい。余計なことを延々と考えてしまう。カーネギーの本にあったが「忙しくする」というのは妙案だと思う。考えても仕方が無いことに関しては。ただ、考えねばならないこともあるわけで、そんなときでも余計なことを延々と想像して悩んでいるだけということが多い。「悩んでいるだけで考えていない」ということを肝に銘じる。悩みから未来を予想・妄想して悲観しないこと。これをまず排除。
ところが、何度肝に銘じても悩んでしまって思考がウロウロしている状態が未だにあります。もう思考回路がそういうふうになっているというか、クセになってるんですね。それを断ち切らねば、この先も同じことの繰り返しになりかねません。
引用にある「カーネギーの本」というのは、これまでも当ブログで何度も紹介していますが「道は開ける」です。全編悩みに対する対処法が書かれています。
その第6章「心の中から悩みを追い出すには」にこんな記述があります。
悩みは人間が活動しているときではなく、1日の仕事が終わったときに人間に取りつき、害をなすことが最も多い。そんなときには、やたらに妄想がほとばしり、あらゆる種類の馬鹿げた可能性を拾い上げ、取るに足らない失策を一つ一つ拡大して見せる。(中略)悩みに対する治療法は、何か建設的な仕事に没頭することだ。
妄想や空想から来る悩みはこれで追い出せますが、問題を解決しなければならなくてあれこれ悩んでいる場合は、忙しくして気を紛らわせてもダメなわけです。悩みの元を消滅させねばなりません。
これまでムダに悩んできた経験から言えることは、
「頭の中だけで延々と悩まないこと」
まずは「自分は何を悩んでいるのか?」を書き出します。
次に、それがこれまでの経験や統計データに照らし合わせてみて実際に起こりうるものなのか、その正体を見極めることです。これでずいぶん落ち着くことができます。
あとは「道は開ける」にあるやり方で、
- 起こりうる最悪の事態はなにか?
- 最悪の事態を受け入れる覚悟を決め、取り得る最善の方法を考えて実行する。
- 実行したら結果を気にしない。(気にするとまた悩んで振り出しに戻る羽目に)
- 結果が良くなくても自分を責めない。
しかし、これらのことを今まで何度も試してきましたが、まだ「ただ悩んでいるだけ」ということをやらかしてしまいます。
一度付いたクセ・習慣というのはすぐに治るものではありません。それは思考パターンも同様だと思います。悪い習慣を断ち切るには何度も根気よく、失敗してもあきらめず良い思考パターン・習慣を実行するしかありません。
さて、週次レビューでは、以下のような質問を設けて答えるようにしています。(オリジナルではなく、ひとから教えてもらったものですが。)
「直感が自分にアドバイスするとしたら、それは何だろう?」
今週の答えは「悩まずに動け」でした。
自分の直感というのは案外、的を射た回答を出すものかもしれません。
(新訳も出ていますが、個人的にはこちらのほうが好みです。)
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