「ちょっと!あたしたちを置いてどこ行ってたわけ?」 「ひ〜!すんません〜〜〜っ!」 |
前エントリに引き続き、「スピードハック総決算2011でグッときた3つのこと」の2回目。
- 目標を具体的な数値にする
- 行動のレシピ化
- 振り返りの4行日記
今回は、「2 行動のレシピ化」を取り上げる。
2 行動のレシピ化
★5つのツールとは?★
「レシピ」とは、「時間を大切に使うための5つのツール」のなかの3番目にあるツール。
最初にこの5つのツールをざくっと説明。
(1) メインリスト(コースメニュ−)
(2) 時間割(コースプログラム)
(3) チェックリスト(レシピ)
(4) カタログ(料理ガイド)
(5) レビューダイアリー
(1) メインリスト(コースメニュ−)
コースメニューは1品ずつ考えなくても料理が次々出てくるということから、スピードハック的にはTaskChute(以下TCと略)を指す。つまり、TCを見て上から順番にタスクをこなしていけば、「何をするんだっけ?」と考える努力なしにすべてが回り始める状態をいう。
TCでタスクがバッティングしないように、全体数を見渡すために作る。
あくまでもTCの補助的役割。
ワークでは、一週間分、朝5時から午前0時までの時間割を作成した。
時間の「献立」と「レシピ」を作る。
料理レシピの1番目上から作っていくと料理ができあがるように、仕事もレシピを作って上から順番にやっていけば、努力しないでも終わるようになる。
詳細は後述。
「いつかやりたいことリスト」を集めたものが、カタログ。
これをメインの「やることリスト」や、TCから落とすのがキモ。やるかやらないか、わからないものは極力TCから落とす。TCはあくまでも「今日やること」のみを入れる。
1日を振り返るための日記。これを「4行日記」で行う。詳細は別エントリーで。
「TCだけでは、全体としてどこに向かっているかわからなくなるので、レビューをやっている。全体の方向性を見返すためでもある」(佐々木さん)
「目的地に近づいているか見返すために行っている」(大橋さん)
この5つを言い換えると、
(1) 何を実行するか?
(2) いつ実行するか?
(3) どのように実行するか?
(4) 次に何を実行するか?
(5) 何を実行したか?
(1) 何を実行するか?
(2) いつ実行するか?
(3) どのように実行するか?
(4) 次に何を実行するか?
(5) 何を実行したか?
となる。
★時間の「献立」と「レシピ」★
前述したが、レシピを上から順番にやっていけば料理ができあがるように、やることもレシピにしてしまおうというのがキモ。このレシピはチェックリストとして機能するので、一覧にするときはチェックボックスをつけるといい。大橋さんはToodledoで作成しているそうだ(写真参照)。
ちなみに、「献立」というのは、大きなくくりでの「やること」「タスク」に当たる。
ワークで示された例でいうと、「帰宅後」「セミナーの準備」などだ。
なぜ、タスクにしてTCに入れないかというと、ほんの数秒で終わるものはTC上では「0分」になってしまうためと、細かすぎてTCのタスクの行数を増やしてしまうから。
(例)帰宅後のレシピ
- ポケットの中身をすべて出す
- 携帯電話充電
- PCの電源をオンにする
- レシートをスキャン
- 持ち帰った書類をスキャン
- 郵便物の開封と整理、必要に応じてスキャン
- いただいた名刺をスキャン
- 名刺入れに名刺を補充
- かばんの中のティッシュとハンカチの予備を確認&補充
- 家計簿の入力
- 財布の中の現金の確認
確かに一瞬で終わるものが多い。
だが、全くTCに入れないかというとそうではなく、「帰宅後のレシピを実行する」などというタスク名で総所要時間を計上しておく。最初のレシピを開始した時間をタスク開始時間に、最後のレシピが終わった時間を終了時間として記録するわけだ。
自分もこれに近いことをやっていたのだが、少々破綻気味だった。その理由は、上記のように細かくしていなかったこと。
「あれ?次、なにするんだっけ?」と、一瞬でも考える隙を作ってしまって破綻していたらしい。
「あれ?次、なにするんだっけ?」と、一瞬でも考える隙を作ってしまって破綻していたらしい。
こうならないために、レシピをこれでもかというくらい細かくして、たとえそれが「そんなの、当たり前じゃん」というくらい単純なものも含めて全部列挙する。上記でいえば「PCの電源を入れる」がそれかな。あとは、何も考えずに上から順番にやれば、その「献立」(タスク)が完了するようにするのだ。
では、はじめてレシピを作るにはどうするか。
当たり前だけど、まずやってみる。その際に、何をどれくらいの時間でできたかの記録を取ること。
次回以降繰り返すときは、この記録に沿ってやってみる。
そして、流れがスムーズになるまで、つまり、何も考えずに作業が完了する状態になるまで、その記録に書かれたレシピの順番を組み替える。
レシピが効くのは、「帰宅後」のほかに「決算書の作成」「セミナーの準備」などで、ブログの作成にもレシピは効果があるそうだ。これらはテンプレートにしておく。
★さいごに★
レシピ作りの注意点をまとめてみた。
- まず記録を取ってやってみる。
- その記録に沿ってスムーズに動くまで、順番を組み替えてやってみる。
- どんなつまらないこと、一瞬で終わることでもレシピにする。
- チェックボックス式にして、何も考えずに上から順番にできるようにする。
- それぞれの「献立」ごとに、テンプレートにしておく。
以上!
次回は、「振り返りの4行日記」の説明。
次回は、「振り返りの4行日記」の説明。
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