2014年11月21日金曜日

0976 週次レビューから5〜「予定が狂うということについて」

今回の週次レビューは、「予定」についての気づきが多かったです。
まずは「旅行計画を立ててみたものの、当日うまく行動出来るか心配になったこと」から。
旅行を決めてから延々と「もしこうだったらどうしよう?」と心配ばかりしている。それも自分が変えられないことばかり。天候、飛行機の運航状況、当日の行き先の状況などなど。だったら、プランBを用意しておけばいい。それほど緻密にしないとならんことってないだろう。天変地異の不測の事態はもうしょうがない。とっさに適正な判断ができるか、その自信があれば考えすぎることはないと思った。
自分が影響を及ぼせるのは自分の行動のみ。天気や交通手段はどうにもなりません。
心配が的中した場合にどうするかをざっくり、あくまでもざっくりシミュレーションして、あとは当日を迎えるだけなのです。
考えすぎは万病の元、ひいては早死ににつながりますので要注意ですね。

ある年配の知人女性(80代前半)が「人生の予定が狂った」と言っていた。予算について。ここ2ヶ月賃貸料が入ってこないとか、夫が軽い認知症になったらしく、本人がそれを認識せずに外に出るので困ってるらしい。いくら若いときから資金計画しても、こうやって崩れるんだなぁと思った。自分はもとより配偶者の病気を織り込んでなかったし、何十年も前からそこまで読み切れないんだなぁと改めて実感。いま元気なうちに楽しまないとダメなんだ。寓話のキリギリスはまずいけど、元気なうちにお金を使わずして死んだらバカらしい。
当方の知り合いには人生の大先輩と言える年代の方もおります。この女性もそのひとり。
「定年後は人生を思いっきり楽しむのだ!」という目標のもとに、若いときは一生懸命働き、貯金や投資をし、購入したマンション(1室)を賃貸に出して家賃収入を得ていました。

ところが、昨今の経済状況から空室になってもすぐ埋まらなくなったり、ご主人が軽い認知症になって終始注意をはらっていなければならず、遊ぶどころではなくなってしまったとのこと。
ちなみに彼女の「遊ぶ」は「楽しむ」という意味で、運動と社交を兼ねたゴルフ、ボケ防止に始めたパソコン(教室に通ってます)、健康増進を兼ねた水泳です。

これを聞いて気づいたのが、若い時分には自分や配偶者が病気になった姿というのを想像だにしていないものなのだなぁということでした。
もっともそこまで細かく想定するとキリがありませんし、考えすぎたら身動きが取れなくなってしまい、心労で倒れそうです。

長いスパンの人生設計はほどほどに策定し、5年後、10年後などと区切って社会情勢などもふまえて見直しが必要ですね。
それに長生きすることがすべての人に保証されているわけではないですから、若いときはそのときにやりたいことを、将来の計画に影響の出ない範囲で楽しみたいですね。体験に使うお金はケチらずに使いたいと思います。それは必ず人生の財産になりますから。

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