2013年5月20日月曜日

461 出雲・松江旅日誌3 観光タクシーで神社巡りをしたのだ


生きているうちに一度は行きたいお伊勢さんと出雲大社。(写真は出雲大社の拝殿。遷宮までのしばらくの間はここが御仮殿となっていた。)
実は出雲大社は15年くらい前に出張で松江に行ったときにちらりと寄った記憶が。
平日だったこともあってか人がいなくてさびれたという印象だった。特に松の参道。「大丈夫か、この神社?」と罰当たりなことを感じたのだった。で、果たしてそれが本当の記憶かどうか確かめたかったのと、神様の集まる場所、神話のはじまりの地へいつか改めて行ってみたいと思っていたのだ。

その「いつか」は偶然からやってきた。2月頃に東京の美術館の開催案内をサイトで探していたら、島根県立古代出雲歴史博物館で「平成の大遷宮 出雲大社展」を開催するというお知らせがあった。なかをのぞくと、2013年5月11日に「神話の出雲と歴史の伊勢」という三重県立斎宮歴史博物館の人の講演があるという。とほほ日記にも書いたが、これは行かねば!ということで速攻申込んだ。こんなことでもないと、なかなか北海道から島根へ行こうとは思わないだろうから。

で、ここではたと気づいた。神話、ほとんど知らないじゃん。出雲・松江方面の神社もあまり知らないし。
ということで、最近は「古道研究家」という肩書きも加わった猫写真家の@ogikubokei師匠に聞いてみた。
まずは古事記と出雲風土記を読むべし」って、う〜ん、一筋縄じゃいかんみたい。
で、おすすめの神社を聞いてみた。出雲大社はもちろん、熊野大社、須佐神社、黄泉比良坂って、ひ〜、あの世に連れて行かれる!?
最後は勘弁してもらうとして、オススメの神社に行くことにした。

しかし、神社って、当たり前だけど町中に固まっているわけじゃない。どちらかというと山の中とか、海岸沿いの谷のあたりとか、昔は道すらなかったでしょう?というところにある。どうやっていくか?

いろいろサイトを見て回ると、路線バスを使って果敢に攻めた猛者がおったが、時間的なものと体力的なもの(デジイチ、コンデジ、iPhoneを背負って行ったし)を考慮し、車で行くことに。
しかし、めまい持ち&一人旅なのでレンタカーというのも心許ない。知らない道を走るという、たとえGoogleマップやいろいろマップがあっても道に迷ったり、緊張して運転するのはNGだ。

出雲の観光・島根のパワースポット巡り、タクシーツアー、縁結び旅行のことならお任せ! - 出雲・島根の旅づくりパートナー トラベルクリエイト
今回お世話になった旅行会社です。



サイトをいろいろ探していると、神社巡りのツアーがあった。さらにおもしろいのが、一人旅の人でも旅行代が浮くようにと「あいのりタクシー」という企画があったこと。ツアー料金は定額なので、4人までの人数で人が集まれば頭割りになるという仕組み。事前にサイトに登録しておけば、後から見た人が追加申込みできる。これはうまい仕組みだなぁと思った。もちろん、一人のみでチャーターで行くという登録方法もOKだ。これだと即確定。今回は出発3日前だったので、チャーターにすることにした。ちなみに前日の18時まで申込みOKだそう。
出雲大社、須佐神社、石見銀山など島根観光の交通手段なら[あいのりタクシー]が便利
おもしろい企画ですね。




まず、出雲大社はもちろん、熊野大社、須佐神社を押さえているコースを探す。熊野大社は松江市なのでここではちょっと置いておく。
すると、「【人気No1】出雲の“定番パワースポット”めぐり」というツアーがあった。
上記サイトより

須佐神社、長浜神社、日御碕神社、稲佐の浜、上の宮、最後に出雲大社前で解散という約3時間のコースで、16,200円。
これだ!というわけでさっそく申込み。午前9時という一番早い時間帯にした。ちなみに、申込み時点で他に誰も申込者はいなかった。面倒なので貸し切りにして即決にした。

須佐神社の大杉。

やはり神社は午前の早い時間に行くのが吉。空気の澄み方というか、変に波立っていない感じなのがいい。ただ、現地で聞いた話だが、出雲大社は夕方行っても吉らしい。それと、朝早く、開門と同時に出雲大社にお参りに行ってもお札やお守りを授かる場所は開いているということをタクシーの運転手さんから聞いた。普通は開門しても9時くらいからでないとお守りなどをゲットできないところがほとんどなので、これは嬉しいかも。

また、あいのりツアーの運転手さんは観光ガイドも兼ねているので、神社到着までにいろいろ解説してくれ、境内での案内もしてくれる(今回のツアーでは出雲大社は現地案内無し)。質問もOKだ。運転手さんによっては穴場写真スポットなんかも教えてくれる。

ただ、もの書き写真堂の時は、あまりフレキシブルに動いてくれなかったので落ち着いて写真が撮れなかったかな。普通は10分もあればお参りは終わっちゃうもの。あと5分は欲しかった。まあ、お願いすれば、ひとつところにもうすこし滞在できたかも。
また、道中車を止めて風景撮影ができなかったのも残念。渓谷とかあったので。ただ、運転手さんオススメのスポットには留めてくれて、撮影ができたのはありがたし。
写真撮影メインじゃなく、単に友達と神社巡りをするなら解説付きの観光タクシーツアーはオススメです。移動時間を気にせず、体力的にゆったりと回れる。

さて、松江方面は、同じツアー会社に「あいのりタクシー」の設定がなかったが、観光タクシーによる神社巡りのツアーがあった。師匠オススメの熊野大社とその周辺の神社を巡るツアーがよさげだ。所要時間は約3時間、16,000円。玉造温泉乗車となっているが、1人貸し切りだったので、ホテルピックアップにしてもらえた。ありがたし。

玉造のゆ 八重垣・神魂・熊野・須我、早巡り - 出雲・島根の旅づくりパートナー トラベルクリエイト
八重垣神社、神魂神社、熊野大社、須我神社をめぐります。




上記サイトより

申し込んだ後でツアー会社から「遷宮の関係で、いつものタクシー会社が手配できなかったので別会社になります」との連絡があり、ちょっと不安だったのだが、当日は乗り降りが楽ちんな車種(すまん、車には詳しくないのでわかりません)で、デジイチやらひらくPCバッグを持ちながらの乗降がスムーズで助かった。後部座席の床がフラットなので後ろに3人乗っても窮屈じゃないのがいい。

後部ドアがスライドして開くと、床下からステップが出てくる。へー。

こちらのタクシーの運転手さん(松江一畑タクシーでした)はタクシー内待機で、「思う存分写真撮ってきてください」という感じで心置きなく写真が撮れた。
ここでもの書き写真堂、ツアーにない神社(佐太神社)も回りたかったので、当該ツアー終了後に観光タクシー料金(時間制)で引き続き1時間、お願いすることにした。これで効率よく神社巡りができた。さらに、この運転手さん、経由する松江城の中を通って(車が走れる道がある!)観光スポットとおすすめおそば屋さんを紹介してくれた。
「松江城を見た後は、大手門のほうに出て、なんじゃもんじゃの花をみるといいですよ。今が満開ですから」と。これは行かねば。
この松江一畑タクシーでの観光は、写真を撮るという観点からは満足度がかなり高かった。

なんじゃもんじゃの花。名前に似合わず繊細な花弁。

ということで、まとめ。
  • 効率よく神社を巡るなら観光タクシーツアーか観光タクシーチャーターが意外とリーズナブルでオススメ。人数が多い場合はなお良し。
  • 観光タクシーツアーと観光タクシーチャーターの料金は、だいたいトントンな感じ。運転手さんにもよるだろうが、割とフレキシブルにいけるのは後者の観光タクシーチャーターかも。
  • 解説付き観光を希望するなら、観光タクシーツアーがオススメ。

0 件のコメント:

コメントを投稿