プラダンとは、プラスチック製の段ボールのことです。
ねこ草栽培用温室とは、別名「ねこ草がきちんと成長する前に猫が食ってしまうのを防ぐためのカバー」とも言います。
ねこ草を栽培された猫飼いさんは体験していることと思いますが、猫どもというのは適当な長さにまで成長するのを待つということを知りません。ちょっとでも芽が出ると食ってしまいます。
ですので、飼い主はこの猫どもの魔の手からねこ草の苗を守ることが重要な仕事となります。
最初はざるをかぶせて防いでみたのですが、中が透けて見えるので鼻面で難なく突破されてしまいました。
夏場でしたら、北海道の住宅特有の二重窓の間に入れて(内窓と外窓の間に置いて内窓を閉める)、防ぐこともできました。
しかし、秋口から寒くなるとねこ草の成長も遅くなります。冬は草が寒さで枯れてしまいます。
さて、どうしたものか。
そんなとき、別件でプラダンを使うことがあり、その余りが出ました。これを見ていてひらめいたのが「プラダンでカバーを作ったらいいんじゃないか?」ということでした。このとき使ったのは、ポリカーボネイト製のポリカプラダンという製品です。株式会社ヤマコーさんという会社が作っています。
プラダンのヤマコー|プラスチックダンボール(ダンプラ)通い箱の加工製造直販ならプラダンのヤマコーへ市販のねこ草栽培キットの大きさに合わせて、1辺が15センチ、高さ19.5センチの立方体カバーを作りました。
ポリカプラダンは固くて折りにくいので、折り目となる内側の外殻をカッターで取り除いてから折ります。1辺を透明なテープで留め、あとは天井を同様に貼り付けてつけておしまい。
縁が鋭利なので、念のためマステでマスキング。見た目がオシャレになりました。
実際、これをかぶせてみたところ、内側に何が入っているか分からない状態になりました。緑っぽいものは見えますが、形状がはっきりわからない。
猫が興味津々で来るのですが、においも外に出ていないため(天井部分は2カ所、換気のために隙間を作り接着していません)、猫は早々にどこかに行ってしまいました。
どうやら、成功のようです。
その後もこのプラダン温室に猫がちょっかいを出すことなく、無事にねこ草が成長しました。
ちなみに、以前「豆苗」なるものを栽培したときにも猫にやられましたので、このプラダン温室をかぶせてみたところ、こちらも被害なく成長しました。
ポリカーボネイト製はお値段が高いので、普通の透明プラダンでも大丈夫です。ホームセンターで小さいサイズの1枚売りをしていると思います。
(ちなみに、もの書き写真堂は養生用に90×180センチのポリカプラダンを購入しました。1枚2千円弱)
猫の「青田刈り」に困っている方、お試しあれ。
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