2014年2月10日月曜日

0727 ダイヤの指輪の買い取りで査定額に10倍の差が付いた話

もう数年くらい前の話なんですが、ふと思い出したのでライフログ的に書き留めておこうかと。

親からもらったダイヤの指輪があったのですが、使わずに持っているだけだったので処分することにしました。
処分先はいろいろありましたが、若い経営者がやっていてホームページもあった地元のモダンな質屋さんと「○○宝石」という宝石チェーン店の買い取りサービスのいずれかにしようと思いました。

ダイヤは鑑定書付きで、1.01カラット、Fカラー、台座はプラチナでした。我がモラ母が親戚のおばさんに連れられて行った卸の店から「格安」の100万円で25年以上前に購入したと聞いています。「ダイヤは財産になるから」と言われたそうですが、まあ乗せられたようなもんですね。

さて、まずは質屋さんに行きました。「買い取りですか、質入れですか?」と聞かれました。買い取りをお願いしますと指輪を手渡し、鑑定人でもある若いご主人が査定した結果が、

「2万円ですね」

でも、パソコンやカメラと違い、ダイヤのような石は劣化しないものと思っていたので、正直「それだけですか・・・?」な感じでした。これはかなりショックでした。
理由はカットの悪さ。1カラットを保つために、トップの平たい部分(テーブルと言うそうです)をやたら大きくしているというのが理由でした。確かにてっぺんがひらべったいなぁとは思っていましたので、やっぱりそうですかと納得しました。

あまりの査定の低さに買い取ってもらうのを断念し、○○宝石に行くことにしました。
こちらは、まず機械にかけて本物のダイヤかどうか、鑑定書にある大きさかどうかなどを鑑定していました。しかし、あまり細かいことは言わず、鑑定書があるというのが決め手で査定額は19万円でした。
先の質屋さんと10倍近く差がついたのが驚きでした。購入価格の約5分の1ですが、宝石の買い取りとしては良いほうだと思い、このお店にお願いしました。

そういえば以前、宝石リフォームをしてもらった業者さんが「宝石には中古という考えがない。新しい土台に付け替えれば「新品」として高値で売れる」と言っていました。おそらく、この時買い取ってもらったダイヤは土台から外され、新しくデザインされて店頭に並ぶのでしょう。そうなると19万円よりはるかに高く売れる可能性があると見込んでの査定価格だったということですね。調べる術はありませんが、実際いくらで売れたのか今でもちょっと気になります。

もし、処分したい宝石がある場合、業態の違う(質屋、宝石店、買い取り専門業者など)何店かに鑑定してもらって比較するのが吉です。元々が高額なものでしたら、もの書き写真堂の事例のように手間暇かけるだけの査定額は出るかもしれません。
また、土台がプラチナや金でしたら、その日の買い取り相場にも左右されます。18金のファッションリングでも、まとめて持ち込んでお小遣い程度になったことがあります。

たとえ1カラットのダイヤでも財産にはなりません。頻繁に身につけてオシャレを楽しむくらいの金額で購入するのがいいですね。

ちなみに売却したお金は、後のiMac購入資金の一部となりました。

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