2012年10月16日火曜日

0296 明治の板チョコの重さの変遷を調べてみた


先日、お菓子のエントリを書いていて、板チョコの分量がどんどん減量になって実質値上げになったことに触れたら、ちょっと気になったので調べてみました。
2012年秋、明治の板チョコ「ミルクチョコレート」が58gから55gに減量になっていました。
55gというのも少ないけど、ちょっと前は65gだったような、いや、その昔は大小2つのサイズで出していた記憶が・・・。
そこで、それを確かめるべくいろいろ調べてみました。


調べている時間を利用して、明治のサイトから次の質問もしてみました。


ミルクチョコレートですが、子供の頃は50gぐらいと80gぐらいの大小があったと思うのですが、今は58g(最近55gになりましたが)のみしか見かけません。私の記憶違いでしょうか?ちょっと気になってインターネットを調べても出てきませんでした。
ちなみに、総務省統計局の小売物価統計調査では、平成13年まで50gのミルクチョコレートを調査していましたが、平成14年から70gのミルクチョコレートに変更しています。このあたりで50gから70gに容量が変わったのか、あるいは大小あったものが大サイズのみになったと類推しております。
ご回答よろしくお願いします。


まず、もの書き写真堂の記憶では70gが65gになった記憶がありますが、2005年前後の記憶としか(汗)。大小2つのサイズがあったのはわりと近年までで、平成の初期には存在していたような・・・(うろおぼえ)。

次はネット。明治のサイトではパッケージの変遷はわかりましたが、グラム数の変遷はわかりませんでした。グラム数の変更(減量)=実質値上げの証拠みたいだから載せられないのかもしれませんが。

他の個人サイトなどをみると、70g→65g→58g→55gとなったのがわかりましたが、年代不明。

そこでお役所の調査を当たってみました。
総務省統計局の「小売物価統計調査」。消費者物価指数を出すための基礎調査です。2012年1月現在で全国の167市で約150品目、約710銘柄を調査しています。(詳細はこちら

そのなかに「チョコレート」という品目があり、サイトで公表されている調査銘柄一覧によると、平成11年から現在に至るまで「明治ミルクチョコレート」が調査されています。調査年によっては他のメーカーのチョコレートも調査対象になっていたようですが、平成24年現在は「明治ミルクチョコレート」のみになっています。

そこで総務省統計局のサイトに記録のある平成11年から平成24年までの銘柄の変遷を追ってみました。
  • 平成11年から平成13年までは、50g。
  • 平成14年から平成19年までは、70g。
  • 平成20年は、65g。
  • 平成21年から平成24年9月までは58g。
  • 平成24年10月に銘柄改正があり、55gに。

平成13年から14年の50gから70gというのが、どうやらサイズ変更のようなのですが、
これが大小の2種類が存在した証拠じゃないかと注目しています。このあたりでサイズが現在のひとつのみになったんじゃないかと。
ということは、今回の55gへの減量で昔の小サイズに戻ったということに?

と、ここまで書いたところで明治から回答をいただいた。(金曜に質問して、休みの土日をはさみ月曜に回答ということで、翌日に返事をいただいた計算に。ありがとうございました。)

回答では、大小あったかどうかの質問には触れず、2003年11月に50gから70gに増量しました、とだけありました。つまり、単純に量が増えたと読めます。うーん、消化不良ですが、とりあえずここまででしょうか。

ということで、だんだん昔の重量の50gに近づいていますね。
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