2014年9月25日木曜日

0937 Pencilで絵を描いてみてのファーストインプレッション

Fifty Three のスタイラスペン「Pencil」をやっとゲットし、さっそく猫絵を描いてみました。
先のエントリの試し書き以外はまだ1枚だけなんですが、ペンの使い心地は想像以上でした。

まずはデッサン風ということで、鉛筆を選択。この線種はpencilの筆先を傾けても太さが変わりません。「それじゃレビューにならないじゃん」と言わずに、お付き合いを。

この鉛筆描きで分かったのは、ペン先と描画の追随性と言うのでしょうか、確実に線が描けるということでした。
すでに2年以上前のスタイラスペンしか体験してませんので、現時点での他のスタイラスペンがどれほど性能を上げたかはまた別の機会に検証したいと思いますが、これまで使ったものと比較すると「空振り」することなく、なぞったところに線が引けました。

もの書き写真堂、美術の授業以来、デッサンや下書きなどの筆運びが速く、さっさっさっさっと描いてしまいます。ムダな線が多くなるので直したいのですが、クセはなかなか抜けません。
それはさておき、そんな速い筆運びにも描画が付いてきました。
しかも、それに気付いたのは描いた後でした。

つまり、以前は描画が追随せず度々イラッとしたのに、このPencilではストレスなく絵を描くことに集中できました。
筆運びの速さ、連続性を殺さずに絵が描ける。これは大きなポイントです。

もう一つ、ストレスなく描けたのが、手の平が画面に触れても反応しないということです。手を浮かせて描く必要がなくなりました。手首に余計な力が入らなくて良いですね。

この機能は特にiOS8でさらに精度がアップしたそうです。iOS8にしてからPencilが届いたので検証できませんでしたが、もう布を挟んだり、スマホ手袋を試してみたりする必要はなさそうです。

また、使っている時にこんなメッセージが出ましたので、指示通りにオフにしました。

彩色もしてみました。
太さを変えられるペン先は、上の写真の両端と真ん中のペン先です。その他2つは変わりませんでした。
線の太さを描きながら変えられるのはとても便利です。まだ慣れていないため自在に操るにはやや時間がかかるかもしれません。うっかりペン先を浮かせてしまってぼかしになってしまうことも度々です。(Pencilを使っているのに、指でなぞったようにぼかしになる原因がわかりませんでしたので、あとで調べてみたいと思います。)

でも、使いこなせれば紙に描いている時に限りなく近く、心地よさを感じると思いました。
Paperはもともと線の太さは選択できないアプリですが、それはそれで割り切って楽しんでいたので気にはなりませんでした。
他のドロー系アプリはだいたい線の太さは変えられますが、これまでペンを止めて変更しなければならないアプリしか使ったことがありませんでした。このわずかでも動きを止めるというのが、最近はほとんど紙と鉛筆で描くようになった遠因かなぁとも思ってます。

そのほか、パレットで好みの色を作ったり(選択したり)、それを14色まで登録しておけるという機能が無料で使えるのが嬉しいですね。(これは当初からあるPencilの購入特典です。)
パレットに登録した色は削除できないみたいです。新たに登録したい色をドラドロすることで、「上書き消去」になるようです。

最初はどうやったら削除できるかと、ドラッグしてパレットの外に出してみたら画面が全部その色になってしまい、「ああ、こうやって全画面べた塗りができるのか」と分かるなど、新たな発見があったりしました。
ただし、べた塗りすると、これまで描いた絵が塗り潰されます。リワインド操作で戻りますので、うっかりべた塗りしても大丈夫ですから焦らずに。

他の本格的なドロー系アプリに比べると機能がほとんどないように思えるアプリですが、絵を描くことを楽しむ、アイデアを書き留める、ちょっとしたスケッチをするというときにはストレスなく描ける良いアプリだと思います。
特にPencilとPaperのタッグは最強でしょう。紙と鉛筆から移っても心地よく描くことができました。
しばらくiPadから遠ざかってましたが、これでまたiPadでお絵描きにも回帰するかも。
・・・と言いつつ、同じ絵を紙と鉛筆で描き直してみたりしてますが(汗)。

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