本格的な冬到来です。
寒冷地の冬は屋外と室内の温度差が大きいため、外気で冷やされた窓の室内側から冷たい空気が流れてきます。
最初はすきま風かと思ったのですが、気密性の高いアルミサッシ、しかも2重窓でも感じるため、これは違うと。
実はこれ、ダウンドラフト(最近はコールドドラフトとも言います。いずれも建築用語として使われる場合の意味です)というもので、窓で冷やされた空気が窓の表面を伝って上から下へと流れるものを言います。冷たい空気は重いので下へと流れます。
これが意外と流れが速くて、まるですきま風が吹き込んでいるようなのです。
このダウンドラフトは、寒冷地仕様の2重窓にしていても発生するというやっかいな代物です。
少しでも防げないかといろいろやってみて効果があったのが、梱包用のプチプチを窓に貼る、というものでした。
窓とプチプチの隙間に空気層ができるのと、プチプチのでこぼこで一気に冷たい空気が降りられないため、風の流れが弱まったり、冷たさが弱まるようです。
ということで、ここ数年試してみてかなりの効果を感じています。
このプチプチはホームセンターなどで手に入るのですが、注意してほしいことが一点あります。
この時期、「窓用ぷちぷち」と称して、小さくプレカットされたものが売られています。見た感じでは、梱包用とほとんど変わりません。なのにかなり割高です。
そこで、これらはスルーして、梱包用品コーナーにあるロールになったプチプチを購入することをお勧めします。
もの書き写真堂は昨年、120センチ幅40メートル巻を購入しましたが、あと2年分くらいありそうです。余ったら、来年以降のために押し入れや物置に保管しておけばいいわけです。こちらのほうが絶対、コストパフォーマンスがいいです。
さらに貼り付ける時の注意点です。
ガムテープや梱包用透明ビニールテープですと、太陽光に反応してノリが変質。春にプチプチをはがすときに、窓に硬化したノリが付着して「のりはがし」でもなかなか取れないということがあります。
そこで、去年から幅の広いマスキングテープ(マステ)を使って止めています。マステって意外と粘着力が強く、プチプチを半年近くしっかり押さえてくれました。それにおしゃれな柄もあるし、見た目がきれい。さらに、はがすときはそれほどノリが残らず、またその残りも「のりはがし」ですんなり取れました。
お試しください。
さらにもう一つアドバイスを。
カーテンもダウンドラフト対策に重要な役目を果たします。
ベランダに出られるくらいの大きな窓の場合、カーテンの裾を10センチくらい床に這わせます。つまり、カーテンレールから床までの長さ+10センチのサイズでカーテンを購入するわけです。これも風の流れを止める働きがあるのでオススメです。
(追記)
北側、北東側、東側の部屋は閉めきっていることが多いと思われますので、結露に注意してください。
理想は全室暖房や全室開放(ドアを開けっ放し)にして、室温が均等近くになるようにすることなのですが、寒さや暖房費の関係からなかなか難しいところです。
北側など寒い部屋の窓にプチプチを貼るときは、上部のみ留めて下をめくれるようにしておきます。こうすると窓についた水滴を拭き取ることができます。下を留めなくても、意外とダウンドラフトは感じられませんでした。
結露の放置は、窓ガラスのパッキン部分にカビが発生するので厳禁です。
(追記)
2013年のダウンドラフト対策は、こうしました。
→0626 今年は外窓に「プチプチ」を貼って寒さ対策をしました
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