2013年3月24日日曜日

428 完全版自分史で自分を見据える、ブログを書く

シゴタノ!さんの「不確実な時代を生き抜くために、まず自分についての「誤解の連鎖」を断ち切る」を読んで、当初は「敗北感」というより、えもいわれぬ悶々とした感覚がわき起こった。この正体はなんだろう?

シゴタノ! 不確実な時代を生き抜くために、まず自分についての「誤解の連鎖」を断ち切る







かなり長い記事なので、勉強と頭のなかの整理を兼ねて要約してみた。

  • 自己紹介で語られる「本当は○○になりたかった」は果たして本当か?自分を誤解していないか?
  • 自己紹介に使われるのがこれまで生きてきた自分の「ダイジェスト版」。元となる「原典」が完全版でないと、自分を誤解した自己紹介に。
  • 自己紹介の完全版を作るのは難しいが、少しずつ積み上げて納得のいくものを作ることはできる。それが「ブログを書き続ける」ということ。
  • ブログは「ぬか床」。常に手入れが必要だが、ぬか床に野菜をつけるように、自分のブログに合ったトピックを取り上げることでオリジナルのぬか漬けができる。
  • 「1どんな歴史を刻んできた自分が、2何をテーマにして(何をスルーして)、3どのような問いに答えようとするのか」の3つの問いに答える活動がブログ。
  • テーマを絞って境界線を定め,それによって生じた世界が本当に志向していた方向に沿っているかを繰り返し検証する必要がある。この検証に役立つのが、完全版の自己紹介。つまり自分史。生まれてから今までの思い出せる限りの全歴史。これがブログの「ぬか床」となる。
  • 一時的な思いつきや流行に左右されない、自分の中に一貫している軸を見つけ出し、軸がぶれることなく自己紹介を紡ぎ続けること。そのために、じっくり時間をかけて自分史を作り込む必要がある。
実はもの書き写真堂、シゴタノ!さんの「ブログメディア道場」の2期生(3期生だったか?汗)。自分史、書きました。が、主立った参加者より数年分(もっと?)多い歴史があるものだから、締め切りまでに全部書き終わらず最後の10年を残してタイムアウト。

シゴタノ!さんによると、この直近の10年が一番重要とのこと。ここを書かずして締め切りがきたものだから、後の課題は惨憺たるものだった。ネット上のコミュニティに参加できなかったり、リアルの顔合わせが出来なかったりしたことで「ひとり別教室で自習状態」になったことも拍車をかけた。
この「自分史が最後まで作成できなかった」ということが敗北感であり、悶々の原因なのだと思う。

また、直近の10年、厳密には直近の15年というのが人生でもっとも波乱で辛くて悔しい思いの連続だったこともあって、細部を書ける精神状態になかった。
だが、最近大病したことで人生の締め切りが見え、吹っ切れたことで今なら書ける気がする。あらすじが見えているので、遠くからぼんやりと見えていた自分の軸を、その根元からしっかり見据える作業に入れそうだ。

実は最近、その完全版自分史の予告編(新たなブログのカラー)なるものまでみえたのだが、ここのブログでこれまで書いてきたエントリとは全く毛色が異なるものだった。というより、かなり異質なので、どこか別の場所で公開できればいいなぁ、と考えている。
それにしても、葬祭系に似たものが軸かぁ・・・。(謎かけ風ですまぬ。)

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