学会での関心は、すでにガン細胞の慢性炎症などに対する免疫療法へとシフトしており、従来の食事によるガン抑制はすでに主流からは外れていると考えられるようになっています。
つまり、何を食べても心配ないということなんでしょうか?
特定の食材によるガン発生リスク軽減説の根拠が弱まっていることが判明 - GIGAZINE従来から言われてきた「肥満度の管理がガンの発生に影響がある」については一定の信頼性があるとのこと。これは心臓病や二型糖尿病、高血圧、脳卒中といった病気のリスクにも共通するものですが、結局のところ、なるべく病気にならないようにするには「健康的な生活を心がける」のが一番というわけです。
なるほど。やはり何でもいいというわけではないんですね。
この記事を見て思い出したのが、もの書き写真堂が入院した際に、乳がんの患者さんに多くみられたのですが「がんに牛乳はダメ」というものでした。
10年前に入院した時も、昨年2回に分けて2科に入院した時も女性患者さんの少なくない数が「牛乳は飲んだらダメ」と言い、他の患者さんにも「啓蒙」していました。
そのせいか、朝食に必ず牛乳が付く入院食も、牛乳の他にヨーグルトかヤクルトを選べるようになっていました。牛乳はダメという患者さんでもヨーグルトはいいんだそうです。菌類が入っていればいいということでしょうか?
しかし、その根拠が探しても見つかりません。どこかの学会で報告されたのかと思ったのですが探しきれませんでした。10年前から聞いているので、それ以上前の何らかの根拠だと思うのですが。
もの書き写真堂は特に牛乳が好きというわけではないですが、カフェオレが好きです。
ですので、入院中はコーヒーをドリップして朝食の牛乳でカフェオレにしていたくらいです。「牛乳はダメ」と思っていたがん患者さんは、心の中で顔をしかめて見ていたのではないでしょうか。
昨年の入院騒動で5年生存率を意識させられた時に残りの人生楽しもうと思ったので、がんになろうがカフェオレは飲むぞと思いました。今回、冒頭にある記事で食物とがんの因果関係がほぼ否定されたこともありますし、心置きなく味わうことにしました。
でも、研究が進んでいくうちにまたひっくり返る可能性もないとはいえません。自分の健康にフィットした食生活はもとより、信念に基づく摂取(あるいは不摂取)もいいのではないでしょうか?
ただ、病院に入院していたときにいた「おせっかいおばさん」のように、他人にそれを強要するのはやめたいですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿