2013年10月2日水曜日

568 暗所に強いiPhone 5sのカメラ(自分の過去問回答編その2)

さて、「547 iPhone 5sへの期待・疑問を、将来のユーザーとなる自分へのメモとして」という記事で過去の自分から投げられた質問に前回のエントリで答えたわけですが、カメラ関連が5項目あり、この回答がやたら長くなったので別記事にしたものです。が、また1回では終わりそうにないです〜。

ということで、ここでは以下の質問に回答します。

4 カメラは?レンズは明るい?
5 暗いところでもちゃんとピントは合う?

このふたつは関連性がありますのでまとめました。

4 カメラは?レンズは明るい?
いやもう、言うこと無しですね。もの書き写真堂的には、5sはスマホというよりカメラです。
レンズがf2.2と相当明るいんです。暗所に強い。それと暗所でのピントもかなり合います。ただ、やはり画像が荒れた感じになりますが、これは致し方なし。

次の項にも関係してくるのですが、レンズが明るいと暗所撮影に強いということになります。
そこで、40wの白熱電球のスタンドのみを光源とする夜の室内で撮ったものをiPhone 4s と比較してみます。(撮影日は違いますが、状況は同じです。4sを下取りに出しちゃったもので・・・)

4s ISO 800  f2.4  1/15 22時頃
5s  ISO 2500  f2.2  1/15 20時頃
5sはISO2500!まるで昼間に撮影したようです。それにISO感度を上げているにも関わらず、それほど画像が荒れていません。

次は、コンデジ(ちょっと古い型ですがNikon COOLPIX P300)と夜の室内(60wミニクリプトン球ペンダントライト)の比較撮影です。クレジットがないとどっちがどっちなのか、ぱっと見るとわからないくらいです。
P300  ISO 400  f2.8  1/20
5s  ISO320  f2.2  1/30

5 暗いところでもちゃんとピントは合う?
写真を撮る上で一番大事なのは、ピントが合っていること。ピンぼけは画像処理アプリでも完全にはリカバリーしきれないところです。(ちなみに二番目は、白飛び、黒つぶれがないことです。白飛びのほうがリカバリーが困難です。というかムリ?)
5sのカメラのピントは、暗所でもしっかり合いますね。


まず上の写真を見てください。これは、玄関クローゼットを開けたとたん猫が中に入り、奥の段ボールにちんまり収まったところを5sで撮影したものです。普通に撮るとこんな感じ。だいたいの見た目に近いです。目をこらさないと奥の暗がりにいる猫が見えません。主に猫を撮るのでフラッシュは常時オフにしています。データによると、ISO400、f2.2、1/15でした。


顔の部分を拡大したところ。ひげもしっかり写ってます。
次に、奥の猫が顔を出したところを顔に露出を合わせて、同じく5sで撮ってみました。これもフラッシュはオフです。左の壁の影がそのまんまなので分かると思います。(動物に向かってフラッシュはNGですよ〜)
なんと見た目よりも明るく撮れています。猫の顔がしっかり写ってました。これはビックリです。ここまで撮れるとは。データを見ると、ISO1000まで上げてますね。f2.2、1/15。
露出を合わせる場所によりこれだけ違いますが、写したいものに適正に露出とピントが合えば、暗がりでもこれだけ撮れるということですね。

過去の自分への回答は以上ですが、iPhone4sと比較して逆光写真はどうだろう?というのが気になりました。露出カ所を適正に選べば、4sも逆光には強かったんですよね。

4s  ISO 80  f2.4  1/120
4s  ISO 100  f2.4  1/20
5s  ISO 40  f/2.2  1/40
5s  ISO 100  f2.2  1/30
4sは「297 iPhoneで窓辺の猫を撮る」というエントリで使用した作例です。このエントリにも書いてあるとおりに露出を合わせます。つまり、窓の猫だと窓に露出を取られるため、猫の下の壁に露出を合わせます。iPhoneからは壁と猫はだいたい同じ距離なのでピントも問題ありません。

それぞれの1枚目は猫に露出を合わせています。5sはがんばって猫に合わせようとしてますね。2枚目はほとんど差がありません。猫がきちんと写ってます。実は5sではこの2枚しか窓辺の猫を撮れておらず、また猫が乗ったら撮ってみたいと思います。

また、5sではこんな逆光写真も撮れます。

ISO 40  f/2.2  1/40
ISO 50  f/2.2  1/60

ISO 32  f/2.2  1/168
猫の毛が光を受けてきらきらしているところが撮れるのはいいですね。
3枚目は窓の光の帯でしょうか?4sではこんなふうには写らなかったと記憶していますが。

まだ夜景や月の写真など作例が足りないのですが、天空パノラマ(連載の目次はこちらです。)や暗所撮影などを見る限り、かなりきちんと撮れてますね。時には露出場所を設定する必要がありますが、それも指でタップするだけ。何より小難しい設定は不要というところがいいですよね。

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