1 プライバシーの保護
まず、おさらい。
Safariの環境設定からプライバシーを選択する。システム環境設定ではないので注意。
「Webサイトによるトラッキング」の項、「Webサイトにトラッキングの停止を求める」にチェックを入れる。
おかしなフリーソフトを配布しているような怪しげなサイトに行かない限り、このチェックは不要。そんなところに行かないけど、なんか心配という人はチェックしておいてもいい、とのことだ。
2 パスワードの保存
これも、まずおさらい。
アマゾンやTwitterなど、ログイン時にIDとパスワードを入力するとこんなウィンドウが現れる。
なんだかSafariにパスワードを保存するようで不安を感じた。とりあえず「今はしない」で様子を見ることに。
ちなみにこのウィンドウが現れたサイトは、このBloggerのログイン時、Amazon、Twitterなど。まだ試していないサイトもあるし、表示されなかったサイトもある(おそらくすでに常時ログイン状態だったため)。
Safariの環境設定からパスワードを選択すると、以下のような表示になっているのがわかる。これは「今はしない」を選択した場合だ。全部、未保存になっている。
では、パスワードはどこに保存されているのか?
実はキーチェーンに保存される。
DockのFinder>アプリケーション>ユーティリティフォルダ>キーチェーンアクセス、で表示される(個々のパスワードを見るにはMacにログインする時のパスワード入力が必要)。
それで、Safari上でパスワードを保存すると、どんなメリットがあるのか?
Appleストアの人によると、次からログイン作業(IDとパスワード入力)をしなくてよくなるそうだ。
ただ、注意点がひとつ。安全のため、自分のMacで、自分のWi-Fi環境でおこなうこと。人のマシンやWi-Fi環境でやると、当然だけど後で他人が勝手にログイン状態のサイトを使い放題になってしまう。
いや、それじゃあ「このwebサイトでは保存しない」か「今はしない」のどれかを選択した方がいいじゃないかぁ。何のためにこの機能があるの?と聞き返したら、「ログイン作業がいらなくなるから」とにっこりと返されてしまった。う〜む、ループにはまったようだ・・・。
不安だったら常時「今はしない」にするのが無難、との結論に落ち着いたのだった。
ちなみに、「このWebサイトでは保存しない」を選択すると、次からはそのサイトでログインする時にこのウィンドウは表示されない。加えて今後もパスワードの保存はできなくなるそうだ。いちいち聞かれるのがウザい場合、これを選択するのがいいかも。
3 ファイアウォール
これはSafariではなくシステムの話だが、関連があるのでここに記載。
昔はMacといえば、ウィルスなどの外部からの攻撃もほとんどなく、安全だと言われていた。だが、これだけMacやAppleの他のデバイスが普及した現在、「Macは大丈夫」と過信するのは禁物だ。
Mountain Lion以前からあるものだが、システム環境設定>セキュリティとプライバシー>ファイアウォール、を選択し、「ファイアウォールを入にする」にチェックを入れる。
その前にカギをクリックするのを忘れずに。
「認証されていないアプリケーション、プログラム、サービスへの外部からの接続を受け入れないように設定されています。」と説明書きが表示される。
ファイアウォールを入にしておくと、ちゃんとしたサイトでダウンロードしようとして失敗することがある。そんなときはこれを切ってから再度やってみると、だいたい解決するそうだ。
以上、セキュリティに関してやっておいたほうがいいかも(1つはやらないほうがいいかも、だが)、というのを3つ挙げてみた。Appleストアで「この3つを全部やったらやりすぎですか?」と聞いてみた。
答えは、
十分すぎるということは、ない!
なるほど。安心しましたー。
以上、過去のエントリも含めエントリで「Appleストアで聞いてきましたシリーズ」になった感もあるので、関連エントリをまとめてみましたー。お役に立てると幸いなり。
【Appleストアで聞いてきましたシリーズ】
107 iPhoneのカメラロールから編集すると元画像が消える?
142 iPhotoのデータをiPhoto Library以外に保存する方法
232 メニューバーに表示されるユーザ名を消す方法
233 通知センターの表示方法とサウンドの変更について
236 Safari 6.0で追加されたセキュリティ関連機能について←いまここ
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