2013年4月24日水曜日

0447 デジカメを買い換える・コンデジ編その3〜絵作りから選ぶとは?

コンデジを買い換えるためにブログで希望などを整理してから購入しようと書き始めたのですが、1回、せいぜい2回で決着が付くと思ってました。しかし、まだ続きます。「買いました!」の報告を入れるとあと2,3回?←をい。

さて、前回、師匠(@ogikubokei)から「絵作りで選ぶ」という課題を振られまして、もの書き写真堂、猫絵を描いているので「絵作り」っててっきり構図とか、アナログで言うところの鉛筆で描くか、油絵なのか、みたいなことを想像してしまい、「絵作りって?」と師匠にボールを投げ返してしまいました。

いただいた返事には、「RAWで撮るなら関係ないが、JPEGで撮るなら大事なポイント」とありました。
え?いまどきのコンデジってRAWで記録できるの?知りませんでしたー(滝汗)。デジイチならいざ知らず、コンデジにそこまで求めてなかったので、これまで全く気にしていませんでした。(ちなみに現在使用中のP300 はJPEGのみ)

さて、なぜJPEGで撮るなら「絵作り」は大事なポイントなのでしょうか?
師匠によると、オートホワイトバランス、肌色の表現方法、彩度、コントラスト、シャープネスその他もろもろの調整は各メーカーで異なるため。JPEGというのはカメラ内でRAW現像した結果だから、どんな趣旨で現像するかはメーカーのさじ加減次第。これを総じて「絵作り」というらしいです。なるほど。

もの書き写真堂、今まで機能でしかコンデジを選んだことはありませんでした。たとえば、スロームービーを撮れるとか、レンズがめちゃくちゃ明るいとか、そんな感じ。今回も第1回で挙げたように性能にこだわって選んでいました。
しかし、一般人はなかなか「絵作り」までこだわって選んでない気がするんですが・・・。おそらくコンデジならそんなに大差ないと思ってるかも。加えて撮るもの、撮る姿勢とかにもよるんじゃなかろうか、と思うわけです。

たとえば、ふらりと街歩きしてスナップを撮る。食べたものを撮影する。つまりライフログですが、こういう記録ならそれなりに写ればOKだとおもいます。(じゃあ、iPhoneでいいんじゃ?という話はややこしくなるので、ちょっと脇に置いておきます。)
それでも「これは望んだ色じゃなーい!(ちゃぶ台返し)」的な人はとことんこだわりましょうか。(いっそデジイチにしたら?というのも話がややこしくなるので、これもいったん置いておきます。)

ただ、実機を触って実際に撮影して比較するというのも、カメラ店の店頭では難しいです。できても店の中だけの撮影になってしまいますし。
あとは各メーカーのサイトの作例を見る、ネットのレビューに掲載されている作例をチェックする、くらいでしょう。それを見て自分の好みっぽいものを選ぶ。これくらいでしょうか?

ということで、前回までのエントリに挙げた富士フイルムX20、オリンパスXZ-2、パナソニックLX7について、各メーカーのサイトにあるサンプル画像をチェックしてみました。

まずは、富士フイルムX20
さすがフィルムメーカーの冨士、作例が多いし撮影データもしっかり掲載されています。フィルムシミュレーションという効果に「ベルビア」とか「プロビア」とか、フィルムカメラユーザーがグラッと来るようなネーミングが(汗)

それはさておき、X20は青み(緑寄り?)が強いような感じです。ビビッドな画像ととソフトな画像のバランスはよさげ。なにより雪や氷の作例が多いので、雪国の住人にはとても参考になります。ポイント高いです。

気になったのが、紙のカタログにあった人物の肌。モデルさんが欧米人の方なのでそれを差し引いてもちょっとくすんだ感じになっています。印刷物だからとも思ったのですが、宣伝用の人物(X20を持って写っているオトコの人)の肌はきれいに印刷されていますから(おそらくデジイチで撮った写真でしょう)、たぶんこの機種での限界なのかも。

総括的には、「風景や動物ならOK!」という感じでしょうか?



次は、オリンパスXZ-2
う〜ん、サイトには作例が少ないです。紙のカタログを見てみました。
って、師匠の猫写真があった!見ていたのにうっかり忘れです。すみません〜(汗)
↓こちらの2つです。

ASCII.jp:冬の猫をオリンパスのハイエンドコンデジ「XZ-2」で撮る! (1/2)|荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ”
猫満載!





ASCII.jp:オリンパス「XZ-2」のデジタルフィルター6種類で猫撮り! (1/2)|荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ”
猫!猫!猫!





やっぱり猫撮りに強いんですね。

さて、メーカーの作例は、紙のカタログとサイトとも風景や無機物が多くて人物が少ないです。カタログにXZ-10で撮った子供の写真がありましたので、XZ-2の廉価版のXZ-10でこれだけ取れるなら期待できそうです。カタログに猫の被写体が多いのもポイント高いです。

総括的には、「オールマイティならこちら」という感じでしょうか?


最後はパナソニックLX7
作例という専用ページがなかったので、モードを紹介した「クリエイティブ」というページを参考にしました。
「クリエイティブコントロール」「フォトスタイル」「クリエイティブレタッチ」という機能が搭載され、自分なりの「絵作り」の選択肢が多い感じです。フォトスタイルに「人物」というのがあり、肌色を意識したいときには良さげです。
でも個人的感想ですが、可もなく不可もなくという感じでしょうか。これもオールマイティな感じ。人物をしょっちゅう撮る人向きかも知れませんね。

ちなみに、パナソニックのコンデジの紙カタログって、まるで他の家電のカタログみたいです。もうちょっと機種別に分けるとか、ハイエンド機は独立したカタログにするとか、スペック表を見やすくしてほしいですね。ハイエンド機を購入する年齢層は高めだと思いますし。



また、価格コムのレビュー欄に購入者が作例を挙げているので参考になります。ダイビングで水中カメラにしているという強者(オリンパスXZ-2)もいてびっくり。もちろん専用ケースに入れていますが。

ということで、もの書き写真堂的には「絵作り」ではどれでもOKな感じです。猫と風景で絞って、富士フイルムX20かオリンパスXZ-2か、という一騎打ちの様相を呈してきました。

それにしても、今回はじめて「絵作り」、作例から好みを選ぶというのをやってみて、結構楽しかったです。メーカーによる絵作りの違いが素人目にもわかるものだなぁと実感しました。ちょっとマニアックですが、こういう切り口からの選択肢を織り込むのもいいかもしれませんね。

次は、師匠にならって一覧にして比較してみましょうか。
(まだ続きます・汗)


0 件のコメント:

コメントを投稿