2013年1月3日木曜日

368 2012年から2013年へ渡すバトン


昨年末に2012年の目標を振り返り、うまくいったこと・いかなかったことなどを書いたが、日次レビューや、毎朝書いているモーニングページと呼んでいる「頭のなかに浮かんだことを書き出すノート」を見返していないことに気づき、年末最後の日にあわてて振り返ってみた。

そこから感じたのは、

今悩んでいることは、過去の自分が答えを出している。

ということだった。これはびっくり。よく「答えは自分の中にある」というが、まさにそれだった。
2012年中にはすべてを解決できなかったので、2013年は自分で出した答えをここにメモ的に残して参照したいと思う。

1 悩みや不安が「楽しい」を押しつぶす
もの書き写真堂は「考えすぎて動けない」タイプ、しかも悪い方へ悪い方へと考えるという、一歩間違えれば考えすぎてウツになるタイプだと自覚している。

振り返ると、悩み、不安、考えすぎの多いこと多いこと。それも同じことを繰り返して悩んでいたり,不安に思ったり。つまり、悩みや不安について考えているだけで行動を起こしていないことに気づいた。

書いていて思い出したが、昔、「不安や悩みを解決したら、すぐ次の不安や悩みを探し出しているよね?」と知人に言われたことがある。今回、レビューをしていて納得。不安・悩みが解決したら、その空いた場所に違う不安や悩みを当てはめていた。無意識に不安や悩みを探して持ってきている感じ。
今年はこれをやめたいなぁ。楽しいことを当てはめたい。長年の癖なので一朝一夕にはいかないだろうが。

また、よかったこと、楽しかったことを思い出す質問を設けているのだが、ほとんど書けていない。負の感情ばかりが強烈な印象として残っているというか、楽しかった記憶を上書きしているような状態。

これらに対し、過去の自分が出した答え・対処法は、
  • 悩み・不安は頭の中に置いておかず、言葉にして紙に書き出す。悩みや不安で動けなくなったときは、必ず言葉にして外に引きずり出すべし。
  • 漠然とした不安は、無意識下に追いやった「気になること」「やらねばならないこと」であることが多い。
  • 楽しいことを思い出すしくみをもっと具体化する。(「楽しかったことは何か?」という漠然としたものではなく、連想ゲーム的に出てくるような設問など。)

2 「面倒くさい」も悩みや不安の結果
面倒くさいも、実は悩みや不安の成果物。
何かをやろうとするけど、失敗したらどうしよう、こうしたらああなってさらに事態は悪化するんじゃないか、他人から非難されるんじゃないかと不安や悩みで負のスパイラル。その結果、「面倒くさいからやめた」、あるいは先送りに。

過去の自分が出した「面倒くさい」撲滅方法は、
  • 最初の1歩が重いだけ。自転車と同じで最初のひと踏みは重いけど動き出したら楽なのと同じ。意外とすんなり片付くことが多い。
  • 面倒くさいと思うことを、とことん細かいタスク、単純作業でできること、5分以内でできることに分解し、TaskChuteに突っ込んで考えなくても出来るようにする。
  • 「あとでやろう」と思ったら、「それ、今ちょっとだけできないか?」と考える。NGだったら上記の方法でやってみる。

3 決断力
考えすぎというのは決断力の弱さだと思う。決断できないから「どうしようどうしよう」と考え続ける。
決断できないということは、決断するまでの時間を浪費していることでもあり、精神的疲労も蓄積される。

ここで出した回答は、他の人の案の引用だったのだが、
  • 決断するまでの締め切り時間を設ける。
  • 簡単なことから決断力を高める。例えば、今日の昼に何をどこで食べるかを10分で決める、など。
この他に2012年の年末に実感したことで、2012年の振り返りにも一部書いたが、
  • 人間、切羽詰まったら決断せざるを得なくなる。
  • 人間、覚悟を決めたら決断と行動は早い。
要するに、外から締め切りを突きつけられて「やばし!」と思ったら自然と動くということ。これ、実感しました。

それと、今年で85歳になるのかな?その知人(というのは余りに歳が離れていますが)が言った「人生、運と弾みと決断力で渡ってきたのが、うまくいったコツ」という言葉にグッときた。彼女は現在もものすごい行動力のある人で、思い立ったが行動というような人だ。今年はこの言葉も心とノートに留めておこう。そして行動だ。

4 直感を信じる

「直感を信じること」

これは週次レビューなどの振り返りで良く出てきた言葉だった。長年の経験則でも、直感を無視したことはだいたい失敗に終わっている。直感は思いつきではないということだ。
また、直感は警告であることも多い。もっと大事にしようと思う。

ほかにも直感に近いものとして、「思ったことが実現する」というノートの記述が意外とあったこと。ほとんどは「誰々さんどうしているかなぁ」と思ったら数日以内にばったり会っただとか、「こうなるかも」と思ったことが現実になったり。言霊というのはあり得ると思う。今年は言葉に対して慎重になりたい。


5 時間と価値観は自分のもの
1日という小さな区切りでも、人生という大きな区切りでも時間は有限。生きていく上で一番大事なリソースだ。それを不用意に他人に取られないようにしようということが、あちこちのノートに書かれていた。
もちろん、自分も他人の時間を奪わないように気をつけなければならない。

具体的な答えは書いてなかったが、思うに、
  • 「それは本当にやりたいことか?本質に迫っていることか?」を突き詰める。
  • 昨日や明日のことを考えず、今日1日を存分に生きる。(カーネギーの「道は開ける」より。)
この当たり前のことを実行するだけなのだろう。

価値観については、
  • 他人が示した「どっちがいいですか?」「あんたは○○だ」は、すでに選ばされている。主導権は自分にあると心得る。相手が示した選択肢は「果たしてそれだけか?」と疑うこと。
  • 「何か言われたらどうしよう」は、他人の価値観で生きていること。他人に合わせていること。
という答えを書いていた。
自分の価値観を守るということは、我を通す、わがままに振る舞う、空気を読まないということではない。もし「わがままだ」と言われたら、また価値観を押しつけられていると疑ったほうがいい。子供の頃を振り返ってみると、母親や親戚、ひいてはきょうだいからも「あんたは○○だから、××ができない」と押しつけられて、それに従って自分を形成していなかっただろうか?

「この穴から今年を見通して見るにゃ」

以上、主だった項目でまとめてみた。こうして書き出してみると、自分の弱点がわかる。この点を意識しながら2013年の目標達成にむけて行動していこう。
まずは、目標を定期的に見直すこと、こうしたノートを週次レビュー以外に1ヶ月、3ヶ月、半年、1年というスパンで見直すことも実行しよう。

じゃあ、さっそく今日からだ。

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