2013年1月17日木曜日

379 自宅での避難経路を確保するということ


18年前の1月17日、阪神・淡路大震災が起きた。
もう18年。そんなに経っている気がしないのは、あれほど大規模な地震が起こるとは思えない場所で起きたこと、次々とテレビの画面から送られてくる衝撃的な映像が鮮明に記憶されているからかもしれない。

あれだけの大地震では逃げる暇もなかっただろうと。
それでも、日頃から地震・火災などの災害に対して、どう避難するかを考えておくのはいいことかも知れない。

もの書き写真堂が子供の頃からモラ母にしつけられたことのひとつに、「避難経路を確保する」というのがあった。小学校2年くらいからすでに何度となく聞かされていた記憶があるので,今ではしっかり身について脊髄反射のように毎晩寝るときにチェックしている。
具体的には、おおよそ夜の暗い時間に自宅で災害に遭った時のためのもので、次の3つになる。

  1. 布団から玄関までの歩く途中にモノを置かない。
  2. 何か羽織れるものなど衣類を枕元に置いて寝る。
  3. 玄関先は常に整理整頓。靴もすぐ取り出して履けるようにしておく。

1については、夜の暗がりを歩くことになったときに(たぶん停電しているはず)、つまずいて転ばないようにという配慮だ。
だから着替えた服などはもちろん、途中にある椅子などの家具やモノを置かないように日頃から配置をするということを心がけていた。最短距離で安全に逃げられるようにということ。

2については寒い季節の対策もあるが、災害発生直後から時間が経つと寝間着姿では恥ずかしかろうというモラ母の配慮だったのかも。

3は1と同様の趣旨だが、特にすぐ靴を履いて外に出られるようにするということだ。一人暮らしならさほど気にすることもないかもしれないが、家族が多いと整理整頓はデフォだろう。それに平時でも玄関がスッキリしていると気持ちがいいという効果もある。

非常食、非常持ち出しグッズの整備も大事だが、日頃から避難経路を確保することも大切だ。
まずは、寝室から玄関までの動線上にモノはないだろうか?この視点で見回すと、いつもの整理整頓と別のものが見えてくると思う。
さあ、今日、寝る前からやってみよう。

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