それを読んで考えたことをつらつらとTwitterに流していたのだが、再度、自分の考えをまとめ直す意味で、ブログに掲載することにした。
当日は、北真也さん、堀正岳さんの講演と数人のLTで構成された。以前、堀さんが東京ライフハック研究会で講演された内容でもあるgiftの話、ライフハックの位置づけの変更、クリス・ギレボーのことなど。両者とも本業をもち、家庭をもちながら、やりたいことをどうやって実現していくか、という話にも触れた。
ということで、もの書き写真堂が感じたこと、思ったことについて。
以前はセミナーなどの告知を見ると、いても立ってもいられなかった。行かないとまずい(なかには本当にまずいのもあったが)という焦燥感に駆られることも。もっともあれこれかまわず参加したわけではなく、グッときたもの、にっちもさっちも行かなくなった現状を突破するのに必要だと思うものに参加した。
また、仕事術、ライフハック系のブログも「見ないとまずい」「後れを取る」という焦燥感に駆られるもRSS登録することもなく、週末にが〜っと集中して読んだこともあった。
だが、今はいずれも焦ることがなくなった。なぜだろう?
- ある程度「足りた」という感がある。
- 「みんなが出るのに、読んでいるのに」という根拠のない焦りだと気付いた。
- 「今、それは自分に足りないものか?必要なものか?」の答えを明確に出せるようになった。
ニワトリと卵ではないが、そのように「達観」できたのはセミナーに参加したこと、各ブログを読んだ結果なのだが。つまり、ある程度の「通過儀礼」は必要だったということか。
それに加え、次の段階に移る時期が来たということもある。受けるばかりではなく、積極的に発信していく立場への転換。
では、何をどう発信していくか?
堀さんの言うgift(詳しくはこちらを参照)。自分はどんなgiftを与えられるのだろうか?小さなことでも情熱をもって続けていけば突拍子もない変化が起こる、と言うけれどどうやって?
でも、世間のニーズを調査して、なんてことをしなくてもいい。自分が情熱を傾けられることで、これまでインプットしてもらった様々な人へのお礼をアウトプットの形で返す。それがgiftのひとつの形でもあるのではないだろうか?何も大きなgiftでなくてもいいのだ。
具体的な例を思い出したので参考までに。
ずいぶん前の話なのだが、知り合いの弁護士(依頼人もビビるくらいすんごい怖い人・笑)が海水浴場にもなっている海岸沿いを年1回、そこでサーフィンをする数人の友人だけでゴミ拾いを始めた。(海岸を使わせてもらったお礼と聞いた)。それが年を経るごとに全く知らない人まで集まって大勢が参加するイベントへ。ついには市から感謝状までもらうほどになったそうだ。
きっかけや行動は小さくていいのだという好例だと思う。
また、giftはインプットの助けをしてくれた人へ必ず返す必要はない。全く別の人、今まさにこれまで自分がしてきたようなインプットをしている人を助ける形でのgiftを贈る。こういうのを「恩送り」というらしい。
「恩返し」というリターンではなく、「恩送り」というリレー。たすきをつなぐ感じ。日本にもいい言葉があるじゃないかと再認識。「恩送り」。いいね。
ひとりが「恩送り」を始めて、それを知った人が次へと「恩送り」。そうやって世界に広がっていくことも不可能じゃない。なんだかクリス・ギレボーの「世界征服」になってきた感。
そのクリス・ギレボーの本「常識からはみ出す生き方」は現在3読目(笑)。
もの書き写真堂は、もともと常識破りなところ(人と違ったことをしたい!)というのがあるからしっくりきたのかも。もっともノマドはしません。在宅が好きですw
今までグッときた本はレバレッジノートを作って、要点を書き出して読み返していたのだが、この本はそれをせず、
- 自分になにができるか?なにがしたいか?
- どうやったらできるか?
- それらを考えたら、考えすぎず即実行!
の3段階でやってみようと奮闘中。でも、やはり3段目が一番難しい。初期摩擦、自転車の最初のひと漕ぎ目。でも、もがいてもいいから、かっこ悪くてもいいからやってみよう。ほんの小さなことからでもいいのだから。
これまで参加したセミナーや他のブログを読んで「自分ならこうする。こう思う」は頭の中やEvernoteの中だけでやってきた。ブログでそれらを紹介するときも、あまり自分の意見をはさまないように実況するような形で書いてきた。ここのところは新聞記事を書いていたときに身についた技なんだろう。
その壁を突破してみたのが、先に書いたブログ記事「261 仕事について」。
気負わず、押しつけにならず、誰かへのgiftになれば。
そんなことを頭の隅に置いて、これからもアウトプットしたり、行動に移して行きたい。
そうしたら、今日も充実した一日になるし、続く明日も楽しめるだろう。
(おわりに)
@ksworksさん、改めてありがとう!これもgiftだね!
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