「iOS6にしてみた・iPhone編」の2回目は標準カメラアプリに付いたパノラマ機能です。
2 パノラマ
(1)標準カメラアプリにパノラマが付いた!
iPhoneの標準カメラでパノラマ撮影ができるようになりました。これはうれしいですね。地図アプリがヘタレとわかっていてもiOS6にアップデートしたのは、このパノラマ撮影をしたかったからなのです。
で、さっそく使ってみました。
カメラアプリを起動して、 オプションをタップ。さらにパノラマをタップすると、パノラマ撮影モードになります。
最初に写したいところに画面を合わせたら、カメラボタンをタップして撮影開始。iPhoneを上下に振らないよう気をつけながら、iPhone本体を右へ動かします。それにつれ、矢印も右に動きます。
上下に振れると矢印がセンターラインから外れるので、本体のブレ防止の目安になります。
上下に振れると矢印がセンターラインから外れるので、本体のブレ防止の目安になります。
写せる範囲(角度)はこの矢印の終点まで。だいたい180度。それ以上回っても撮影終了となります。もちろん、途中で撮影を終了してもかまいません。
画面を撮るためテキトーに構えていたら猫が通過w |
動かすのが早いと「ゆっくり」とメッセージが出ます。他にも上下に行きすぎると「下へ動かす」「上へ動かす」とアドバイスしてくれます。至れり尽くせり。
試しに上下に振ってみたところ、できあがった写真は上が黒く欠けていたが、写真は切れ目がわからないほどきちんと連続していました。これはすごい。
さて、きちんと写して出来上がった写真をみると(冒頭写真)、かなりの精度です。きれいにパノラマになっていますね。切れ目もないし、従来のパノラマ撮影にあるような両端のゆがみもほとんどなさそう。
この状態で右に動かしてもNGです(NG画像は下にあります。) |
ちなみに、iPhoneは必ず縦持ち。横にして動かしても、撮影してくれませんでした。
下の写真がそれ。左右に画像のない黒い部分があるので、上下に2つの画像が並んでいるのがわかると思います。横になりながらもタテイチの画像を撮ろうと、iPhoneが必死になっているのがわかりますね。
下の写真がそれ。左右に画像のない黒い部分があるので、上下に2つの画像が並んでいるのがわかると思います。横になりながらもタテイチの画像を撮ろうと、iPhoneが必死になっているのがわかりますね。
(2)今まで使っていたパノラマアプリ
ところで、もの書き写真堂がこれまで使ってきたiPhoneのパノラマ写真アプリは、Photosynth。
やはり撮り比べて見たくなるのがカメラマンの性分。さっそく冒頭の写真でやってみました。
しばらく使ってなかった間にバージョンアップしていて、撮影後に上下の半円形を切り落として長方形にしてくれるようになっていた。これはいいかも。
【iOS6にしてみたシリーズ】
ライブラリから写真を選択し、「share」ボタンを押すとこの画面になる。 「auto crop」か「select all」を選択する。上の画像はselect all.この下の写真がそれ。 |
「select all」。確か、以前のバージョンはこのままだった。 |
「auto crop」。黒い部分を削ってくれる。
再掲。iPhoneで撮影したもの。 |
Photosynth は撮影範囲をフレームで表示するのですが、標準カメラのような矢印の指標は出ません。次はこの範囲を撮影というようにフレームが表示されるだけ。自力で水平を保ってiPhoneを動かさなければなりません。ズレがひどくて撮影不可となった場合は、赤いフレームで表示されるのでやり直します。どれだけずれたらNGなのかは経験と勘。
ただ、このアプリの長所は360度撮れること。これはいいですね。
OK! |
こちらはNG。作例のため、わざと外しすぎですが(汗) |
こうしてみると、Photosynth は複数の写真をつなげているのがわかります。昔、フィルムカメラでやったような作業。1枚ずつ撮影してプリントしたものをつなげるアレですね。
標準カメラアプリの構造はどうなっているかわかりませんが、こういうやり方ではなさそうですね。
もの書き写真堂的には、操作性、画像処理とも標準カメラアプリに軍配かな。
参考までに作例をもうひとつ。通路の部分を見てみると、標準アプリのほうが左右のゆがみ(湾曲)が少ない気がします。
Photosynth |
標準カメラアプリ |
【iOS6にしてみたシリーズ】
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