2012年9月2日日曜日

253 歯科医の治療説明が真理を突いていた件

歯科衛生士の知人から、年数の経った歯の詰め物は隙間が空いてくるから直したほうがいいとアドバイスを受け、現在、歯医者通い中。
治療2本目に当たる左上の一番奥の奥歯(なんか言い方がくどいが致し方なし)を治療して帰宅した晩のご飯時。どうにもしっくり噛み合わない。右側はしっかり噛み合わさっているのに、ほんのわずかだが浮いている感じ。

歯というのは、ほんのわずかでも上下のかみ合わせが合致していないと、違和感を感じる。入れ歯の人が悩むのもそこなのだと聞いたことがある。見た目はしっかり合っているように見えるけど、本人は噛み合わさっていないという違和感。聞くところによるとミクロン単位の誤差とも。


もの書き写真堂はもともと歯並びが悪いというか、あごの骨が小さいので永久歯、特に奥歯(臼歯)が生えるスペースがなかったので、乳歯から生え換わるときにかなりの本数を抜いて調整した経緯がある。当然、すでに親知らず4本は無い。一番最初にさっさと抜かれてしまった(汗)。

そんなわけで、タダでさえ噛み合わせがうまくいっていないのに、新しい詰め物の高さが合っていないとなおさらダメージを受ける。
だが、高いのは削ればいいけど、低いのは材料を足して盛り上げるわけに行かないので、やり直しになる。
今回の治療で麻酔をかけたら耳の付け根、顎関節あたりに違和感が残り、2週間経過後もまだ残ったままなので、再度麻酔をかけることに不安もある。

たまたま、その隣の歯を次に治療する予定だったので、

「先生、その隣の歯を治したら噛み合わせが良くなるってこともあるんじゃないですか?」

と聞いたら、

「その歯の問題は、その歯で解決しないとダメなの!」

と、一蹴。
ちなみに、この先生、言葉はぶっきらぼうだが、説明は丁寧。
それはさておき、最初は「そんなものかぁ」で聞いていたのだが、

あれ、ちょっと待て!これって、すべてのことにおいて通用しないか?

とMaxで口を開けて噛み合わせをチェックされつつ頭の中で考えていた。

何かトラブルが起きた。やらなきゃならないことがある。面倒だから誰かやってくれないかなぁ、先送りしよう、あるいは他のことをやって気持ちをそらしたりする。
だが、結局はいずれやらなければならないこと、自分でやらなければならないこと。怖いからと避けていてはダメだということ。

意識的に、あるいは無意識に避けていたことへの対処を迫られた、気付かされた歯の治療だった。
人の言葉が別のアドバイスになることって意外と多いし、聞き逃さないようにしたいものだと改めて思った。

ちなみに、この歯、やり直しします。また麻酔かけてごりごり削るのだった・・・。


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