2014年3月19日水曜日

0765 MacBook Proを処分するためOSを再インストールしようとしたら・・・


容量が「77GB足りない」と言われました・・・。
さらにいろいろハードルが待ち受け、一筋縄でいかなかったのでした。
以下、その顛末を。

まず、マシンの説明です。
MacBook Pro 15.4インチ(Mid 2006)、ハードディスクの容量は100GBですが、実際は92.84GBが最大容量で、インストール時の空き容量は58.73GB、OSはOS X10.4.11 Tigerです。
年に1,2度、古いアプリを動かすためだけにしか使っていませんでしたし、一度バッテリーを交換しましたが、すでにそれもヘタっており電源ケーブルを外すと強制終了してしまう状態でした。

幸い、PCリサイクルマークがありましたので無償で処分できること(以前のマシンはマークがなかったので3千円ほどかかりました)、OSのインストールディスクも手元にあります。
以前のマシンでしたらバラしてハードディスクを取り出して処分したのですが、これはOSの再インストールでいけそうです。バラシも大変ですから。

念のため再インストールの方法をネットで探したところ、こちらのサイトが見つかりました。(再インストールの説明ページを開いています。)







さっそく、インストールCDを入れ、再起動、使用許諾もOKして、インストールするボリュームを選び・・・って、「続ける」ボタンがグレーになってクリックできません。さらに容量が「77GB足りない」とメッセージが・・・。(冒頭写真)

そこでインストールを中止し再起動したところ、通常は記憶されているログインウィンドウのユーザー名が消えてしまっていました。いつも入力しませんし、このマシンはほとんど使っていませんでしたのですっかり忘れています。
どうしたらいいんだろう・・・?
まずは落ち着いてネットで検索です。すると、こんな記事が引っかかりました。






パスワードはわかっているんだけど、どうしてこれが検索で引っかかったのかな?と思って見ていきますと、記事中央あたりの「シングルユーザーモードで起動する」という項に該当する説明がありました。
目的のユーザー名がわからない時は、「ls /Users」とタイプします。そのMacに存在する全ユーザーのホームフォルダがリストアップされます。ホームフォルダ名はユーザー名と対応していますので、ここをチェックすればわかります。

早速、再起動してCommand+Sキーを押し、「ls /Users」を入力しました。これで無事にユーザー名を確認することができました。
再起動してユーザー名、パスワードを入れ、今度はすんなりログインできました。やれやれ。

次は、77GB分の空き容量の確保です。現在約58GBですからあと19GB。すでにいろいろ消した後ですが、まだデータが残っているかもしれません。そういえばゴミ箱を完全に消去していませんでした。
まずはゴミ箱からと、メニューバーの「Finder」から「確実にゴミ箱を空にする・・・」を選択します。
すると現れたウィンドウには「削除する項目:2,075」の文字が。
それでも小一時間で終わるだろうと思っていましたが、さにあらず。やっと33まで減った時点ですでに3時間半経過。この時点でも60.44GBまでしか回復していませんでした。

では、他に消せるものは?と、ミュージック、ピクチャ、アプリケーション、ムービーなどの容量を確認しましたが、全部消したとしても10GBにもなりませんでした。
単純にOSを上書きしてデータを消したいだけだったのに、こんなに手間がかかるとは・・・。

ここで万策尽きて、いつものAppleへ。今回は電話での照会にしました。
オペレーターの方は最初「すでにケア期間が過ぎているマシンですので有償対応になるかもしれません」と言われたのですが、責任者と相談された結果、処分するための照会でしたので今回は無償サポートとなりました。

かくかくしかじかと説明したところ、「それはアプリケーションなどをアーカイブしてインストールする方法を選択していますね」と指摘を受け、「下にオプションというボタンがありますのでクリックしてください。そうしますと、インストール方法が選べるようになり、その中に「消去してからインストール」という項目がありますので、それを選んでインストールしてください」と教えてもらいました。

オブションボタンをクリックしたところ、確かに「アーカイブしてからインストール」が選択されていました。これでは容量が必要なはずです。
改めて「消去してからインストール」を選択してOKボタンをクリックすると、今度は容量不足の警告も出ず、無事に「続ける」ボタンをクリックできました。
このあとは問題なくインストールが進みました。

そういえば、先のアスキーさんのページの下のほうにこんな記述がありましたっけ。これが自分に該当するとは思ってもいなかったので目を通しただけできちんと認識していませんでした。よもやデフォルトで「アーカイブしてからインストール」になっていたとは・・・。
(上記アスキーさんのサイトより)
結論としては、「インストール先の選択」画面で「オプション」ボタンをクリック、「消去してからインストール」を選択すれば、今回のような面倒は避けられ、すんなり行きます。

なにはともあれ、まずはデータを消去でき、OSの再インストールも完了しました。次はリサイクルプログラムへの申し込み手続きです。

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