2012年12月16日日曜日

348 親馬鹿だけど「最後まで」は飼い主の義務

入院に際し一番の気がかりは、飼っている猫2匹だった。
1日おきに面倒をみてくれる人は見つかったが、それでもやはり自分のことより気がかりだった。

一度だけ外出許可をもらって帰ったとき。果たしてちゃんと飼い主を覚えているか少々不安になった。というのも、数年前に友人に頼んで1週間程度の旅行に出かけ、帰宅した時の猫どもの反応が、

「どちら様でしたっけ?」

というように、よそよそしかったのだ。(しばらくすると思い出したが。)
ちょうど猫が昼寝をしている時間だったのだが、名前を呼ぶと真っ先にいちばん甘えたな猫が鳴き続けながら歩いてきた。

「どこ行ってたのさー!」

いつもと違う鳴き声は、非難するような、半泣きになっているようなニュアンスでそう言っているように聞こえた。

もう1匹の猫も姿を現し、滅多に鳴かないのに長鳴きするほど不安な様子。
致し方ない人間の事情とはいえ、それを理解できないし、こちらから説明もできない。悪いことしたなぁと思う。

外出許可で家にいる間は2匹とも、ベタベタ、あまあま。ほとんど側を離れなかった。
猫が膝に乗っかったり、べったりくっついている状態でiPhoneで撮影しているのでピントが甘くなってるが、不安から安心の表情に変わる様子を4コマでまとめてみた。


今回の入院で強く確信したことは、「夢は猫とまったり暮らすこと。目標は猫より1秒でも長生きすること、猫と寄り添って暮らすことを最優先にすること」。
それに、人間の都合で命を左右されることはあってはならないと思う。
人生もニャン生も短い。
ならば、出来るだけ長い時間を一緒に過ごしたい。それが自分にとっていちばん後悔しない生き方。そのために来年(2013年)夏に必ず仕事を辞めると決意を新たにした。

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