2012年6月4日月曜日

0175 「iPadで小さい文字を書きたい。オススメのスタイラスとアプリは?」と聞かれたとき


先日、iPadを購入した友人から、「手書きで小さい文字を書きたいんだけど、購入したスタイラスペンがうまく反応してくれない。オススメのペン、ある?」と聞かれました。

小さい文字?


一瞬なんのことかと思ったのですが、なんとなく紙に書く感覚で「小さい文字をiPadの画面に書きたい」という意味に解釈しました。
つまり、

iPadの画面の大きさ=紙の大きさ

そして、文字の大きさも同様で、

iPadの画面に書く文字の大きさ=紙に書く文字の大きさ

察するに、こんな感覚じゃなかろうかと思ったわけです。

さらに友人のリクエストは、「イラストが描けて、写真も貼れるアプリもよろしく」。
かなり高度なお題です。よ、よっしゃ〜!
とりあえず、今、もの書き写真堂が使っているアプリ3種を試してみました。(いずれもiPad版)

1 7notes




下の入力ウィンドウは書きやすいように大きく書ける仕様です。これを確定して上部に表示される文字は、見た目は小さいです。これはiPhone版の7notes miniでも同様。
ただ、入力ウィンドウに小さく書くと、確定した文字も若干小さくなっているのがわかると思います。
友人が求めているのは、こういうことかなぁ。(この時点ではまだ調査段階で、友人に確認は取ってません。)


赤いラインの部分が入力ウィンドウで極力小さく書いた文字。
イラストの天地は入力ウィンドウおよび上記罫線の高さまで。

7notesは文字入力のみです。イラストも描けなくないですが、入力ウィンドウの高さのみのイラストしか描けません。顔文字みたいな感じですね。大きなイラストは描けません。
レシピのテンプレートがあって写真も貼れそうなんですが、操作がわかりませんでした。これはまた後日。

いわずもがなですが、スタイラスペンはSu-Penが相性がいいです。アップルみたいに同じ会社で作っているからでしょうか。





2 neu.Notes





neu.Notesは、ピンチ操作で画面を拡大縮小することにより、大きな文字も小さな文字も書きたい場所に書くことができます。つまり、ピンチアウトで拡大して普通の大きさ、自分が書きやすい大きさでiPadの画面に文字を書くことができます。わざわざ小さい文字で書く必要がありません。

紙のサイズもA4サイズが選択できます。
友人が求める紙っぽい感覚も及第点のようです。

また、カメラロールの写真を貼り付けたり、カメラ機能で撮影して貼り付けることも可能です。
そして、スタイラスペンは、使いやすさでSu-Penに軍配。

小さい文字はピンチアウトで画面を拡大してから、割と普通の大きさで書いた。



3 Bamboo Paper





これは見た目が方眼ノートですので、「方眼ラブ」なもの書き写真堂はこれを推したいかも。
ピンチ操作で拡大縮小ができるので、小さい文字も難なく書けます。このアプリもカメラロールの写真も貼り付けられるし、その場で撮って貼り付けも可能です。
でも、neu.Notesとどちらがいい?と聞かれたら、「好みの問題だねぇ」と答えるかも。もっとも、とりあえず無料(アプリ内課金でツールを購入)ですので、まずこちらで試してみるのが吉でしょうか。


上記作例で、一点おわび。iPadの画面回転をロックして横位置で使っていたため、上記ノートの下に表示されているメニュー一覧が横位置仕様になっています。ノートを縦位置で使う場合は、上部(マイノートと書いてある部分)にメニュー一覧がきます。

しかし、neu.NotesもBamboo Paperも、写真を貼り付けて確定した後に位置や大きさを変えることができなさそうなんですけど・・・。やり方あるのかな?今回はそこまでわからなかったので、これも後日。(後日談に記載あります。)

ちなみに、このアプリもBambooスタイラスペンよりSu-Penのほうが書きやすいし、反応がよかったです。




4 肝心のスタイラスは?

すべてのスタイラスを試したわけではないけど、お値段そこそこで書きやすいものといえば、この2本。

  • Bamboo
  • Su-Pen

こちらについては、友人に下記のエントリを見てもらおうと思います。
結論を言うと、文字を書くならSu-penを推薦する予定です。
でも、いずれのペンでも5ミリから1センチ四方くらいの小さい文字、特に画数の多い漢字を書くと線が認識されないことがありました。やはり、画面を拡大してそれなりの大きさで書くのが一番確実ですね。
(追記:Jot Proを試してみたくてさっき注文したので、友人に見せるときにはこれも持参する予定です。)

128 ペンは1本でなくてもいい〜Su-Penを使ってみた
149 新型Su-Penの書き心地が段違いにいい!


wacom Bamboo

 こちらは Su-Pen mini


5 これはダークホースか?airpenPocket++


そんなとき、堀正岳(@mehori)さんが、airpenPocket++のレビューをブログに書いているのを見つけました。

iOS/iCloudに対応した「ぺんてるairpen pocket++」を試してみた(前編)
iOS/iCloudに対応した「ぺんてるairpen pocket++」を試してみた(後編)



ちょっとお値段は張りますが、これなら当たり前ですが、

紙の大きさ=入力画面

になりますし、紙に書いた字の大きさがそのまま入力画面に表示されます。紙に書くのがメインの人には、直感的にわかるのではないでしょうか?
後編には堀さんが実際に使っているところのムービーもありますので、さらに理解が深まるのではないでしょうか。

ただ、紙に書くので写真はデジタル的に貼れませんが、これをEvernoteにエクスポートしてから写真を貼り付けるというのもアリでしょうか?
一手間多いような気もしますが、字の大きさを重要視するなら我慢してもらおうかしら?

ということで、ここまでの考察結果を友人に伝えようと思います。
さて、友人はどれを選ぶでしょうか?
ちょっと楽しみです。

というか、なんで手書きにこだわるのか聞いてなかった・・・。今度聞いてみます。

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