さて、我が家の便秘猫が血液の再検査をして1ヶ月後、悪戦苦闘してケージに入れ(しがみつかれて首の皮に猫の爪が引っかかるというアクシデントも)動物病院に行きました。雪が降る前に検査に行っておこうと思い、今回は2匹いっぺんに血液検査です。
前回の経緯はこちらです→579 その後の猫の話を少し(腎臓病と甲状腺機能亢進症について)
- やはり、命に関わるのは腎臓疾患のほう。血液検査で腎臓病の疑いがあるので、こちらを優先したい。
- 血液検査の結果、例え甲状腺機能亢進症であったとしても、投薬により腎臓がおかしくなるほうが問題。
- 今のところ、見た感じも安定しているので検査するほどではないと思うが、「病気かどうか知っておく」という意味で検査するのもあり。
また、先生から「この1ヶ月、状態はどうでしたか?」と聞かれ、
- 自宅の体重計で計ってみたが、ほとんど増減なしだった。
- 夜中に吠えるように鳴くことはなかった。
- ごはんも通常どおりの量を食べている。水も同様。
- だいたい毎日排便がある。
- 運動系(走り回る、高いところに飛び乗る)もいつもどおり。
- 看板猫にケンカをふっかけるのはだいぶ減った。
- 総合的にみて性格が変わったふうではない。ただ、甘え(よく膝に乗る)が多くなった。
最後の「膝に乗る」は嬉しいんですけどね。
気になるのは、体重が減っていないのに背骨がごつごつ手に当たっていること、後ろ足の太ももの肉が落ちたままなことでした。
この日の病院で計った体重は、1ヶ月前より0.05キロ減っていましたが、これは減ったうちに入らないだろうということに。
また、今までが太り気味だったので、これから高齢期真っ盛りになることを考えると、今ぐらい減っているほうが関節に負担がかからないのでかえって良いそうです。
「今の状態なら、体重が落ちて良かったねと捉えたほうがいいですよ。ホントはもう少し落としたほうがいいんですけどね」と先生。(この先生もちょっと太り気味で、「ボクが言うと説得力がないんですけど」と付け加えてましたが。)
11歳くらいになると背骨もごつごつするほどやせてくる猫もいるのだそうです。気になる後ろ足もジャンプして骨が折れるほど筋肉が減っているわけではなく、年相応に筋肉はあると触診後に説明を受けました。
あばら骨は浮き出ていないので、もう少し体重が落ちても問題ないようです。
「今の状態で甲状腺の疑いはそれほどないようですが、病気の有無を知りたいという意味での検査はできます。ただ、外注検査になるので1万数千円はかかりますが」
検査料の問題ではなかったのですが、甲状腺の病気の疑いはかなり低いこと、もし甲状腺の病気があっても腎臓機能のほうを優先することなど再度説明を受け、今回は甲状腺機能の血液検査はしないことにしました。
ということで、今回は便秘猫が腎臓機能のみ、看板猫が肝臓機能の血液検査をすることになりました。
2匹分なので30分ほど院内で待ち、結果を聞きました。
まず、便秘猫の腎臓機能をみるCreの値ですが、前回の2.2からなんと1.8に。辛めの正常値の上限が2.0であることをみても、まだちょっと高いけどセーフと言えるそうです。最初は2.9だったので、先生もビックリの回復力。たぶん食事療法が効いたのだろうということでした。
一方の看板猫の肝臓機能ですが、こちらはGPTが149から116に。まだ正常値(ネットで調べたら上限値が85でした)の範囲ではありませんが、こちらも改善していました。念のために今回はALPとGGTの数値もみてもらい、こちらは余裕で正常値の範囲内でしたので、このままの食事で大丈夫の模様。
「人間で言うと例え方はアレですが、よくお酒を飲む人が医者に『ちょっとお酒を控えたほうがいいですね』と言われるレベル」だそうです。
今後についてですが、このままの食事内容で体重の増減に気を付けていくこと、というアドバイスを受けました。特に1ヶ月後に血液検査をしなくてもいいそうです。
なんだかんだとありましたが、とりあえずは良い方向に進んだということで、今後も食事や排泄、体重測定、触診など気を配りながら健康で長生きできるようにしてやりたいなぁと思いました。
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579 その後の猫の話を少し(腎臓病と甲状腺機能亢進症について)
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