「ボクのように口角をあげると、ハンサムに写るにゃ」 |
証明写真って、なんだか怒ったようなヘンな顔に写ることがないだろうか?
かといって写真スタジオで撮るほどでもない。
そこで、もの書き写真堂が、証明写真撮影で待ちの出るカメラ屋さんでゲットした美人に撮るためのコツを2つご紹介。これ、証明写真に限らず、どんな場面でも応用が利くので覚えていて損はないかも。
1 前髪を薄く
前髪ぱっつん女子は男子には人気だけど、写真に撮ると表情が暗くなるんだそうだ。決してリアルな表情が暗いという意味ではないから、誤解しないでね。
前髪のある人は、なるべく薄く垂らすこと。全部上げちゃうとイメージが変わってしまうから、そこは加減して。
前もってムースなどで薄くなるように余分な前髪をすき上げるもよし、写す直前に手ぐしで上げるだけでもずいぶん違う。
だいたい眉毛が髪の隙間から見えるくらいがよさげ。かなり表情が明るくなる。
だいたい眉毛が髪の隙間から見えるくらいがよさげ。かなり表情が明るくなる。
今ならiPhoneなどのカメラは自分撮りできるので、この違いを体験してみて。その時にどれだけ前髪を薄くしたら「美人」に写るかも研究するといいかも。
2 口角を上げる
運転免許証の写真が一番わかりやすいと思うが、大抵の人は口を固く結んで怒ったような顔になっていないだろうか?
普通に口を閉じると、そんな写真になってしまう。歳を取ってくると口角が下がって、さらに不満げな表情に。
そこで、写すときに両方の口角を笑うように上げる。
ただし、歯を出してはNG。これが慣れるまで難しい。最初はぎこちない笑みにしか写らないのだが、顔を洗うときなど鏡を見ながら練習していると自然に口角が上がるようになる。
これも実行すると、前髪の時のように表情が明るくなる。
ちなみに運転免許証の更新の際、撮影時にやってみたけど係員に指摘されなかったので歯を出さなければOKのようだ。これまでの暗い表情の免許写真が嘘のような写りになった。
しかし!欠点がひとつ。
口角を上げると「ほうれい線」が目立つのだ。なので、どこまでが許容範囲か前もってチェックが必要。
以上の2つのコツは、札幌にあるカメラ屋さんで写した時に教わったものだが、そこはさらにデータの明るさ・コントラストを調整して、口角を上げた時にできた「ほうれい線」を目立たなくしてくれる。本人が立ち会いで、ディスプレイを見ながら納得のいくようなバランスにしてくれるところが高ポイント。もちろん白飛びしすぎないように、お店の人が加減してくれる。
札幌市中央区北4条西5丁目 アスティ45 地下1階
011-221-4311
(+αのおまけ)ボトムは白っぽいものを選ぶ
写真スタジオなどでは顔に変な影が落ちないよう、グレーの傘がついた照明を2方向から当てたりするが、カメラ屋さんの店頭や、ボックスに入って写すインスタント写真では、前方からパッとストロボ1灯を当てられて、べったりした写真になってしまうことも。(カメラ屋さんでも、証明写真に力を入れているところはきちんと設備を整えている。)
写真スタジオなどでは顔に変な影が落ちないよう、グレーの傘がついた照明を2方向から当てたりするが、カメラ屋さんの店頭や、ボックスに入って写すインスタント写真では、前方からパッとストロボ1灯を当てられて、べったりした写真になってしまうことも。(カメラ屋さんでも、証明写真に力を入れているところはきちんと設備を整えている。)
それを少しでも和らげるために、スカートやズボンなどボトムを白っぽいものにする。
これは、撮影時にはおおよそ座ると思われるので、顔の下に当たる部分、つまり膝に白いものを持ってくる。
もし白いハンカチがあるなら、これを膝の上に広げるのもいい。これなら服装のコーディネートを気にしなくてすむ。つまりトップスに合わせてダークな色のボトムにしても問題ない。
これ、正面からパカッと当てられた光をある程度拡散させる効果がある。レフ板の効果だ。
このテクは、ずいぶん前に雑誌のモデルさん(名前失念)がきれいに撮ってもらうために行っている工夫として紹介されていたもの。これは信憑性あるかも、と今も実行している。
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