オーブンの中でどろどろと溶けて流れるクッキー種を見つめながら、「食べられないかも・・・」と途方に暮れていたのですが、これが意外な結果となりました。
今回のクッキー作りで参考にしたレシピは、オールアバウトのこの記事でした。
アメリカン・スタイルのチョコチップクッキー [簡単お菓子レシピ] All About元々のレシピのサイトです。
買い置きのおやつが底をついたのと、ちょうどチョコケーキを作るための板チョコ(注:これは「おやつ」ではなく「材料」との認識でした)を確保してあったこと、手軽にすぐ出来そうなのでさっそく作ってみました。
出来上がった種はややねっとりしているものの、形成することはできました。
スプーンですくってクッキングシートを敷いた天板に落とし、ややドーム状の丸い形に整えます。この時点で「柔らかくてまとまりにくいなぁ」とは思ったのですが、きちんと分量を量っているという認識のため、そのまま170度のオーブンへ。
オーブンに入れて数分経った頃、中をうかがうと、でろ〜〜〜んと溶けて平たくなったクッキー種がっ。まるでラングドシャクッキーを少し厚めにしたくらいまで溶けてしまっていました。
ここでやっと「粉の分量を間違えたかも」と気づきました。
そういえば、砕いたチョコレートと薄力粉を事前に混ぜ合わせておこうと思い、同じ容器で計ったのです。つまり、薄力粉の分量のはずが、チョコレートと薄力粉を合わせた分量になってしまったわけです。板チョコ1枚、55g分の薄力粉が足りなかったということになります。
しかし、もう何も術はないので、このままレシピにあった15分間焼くか、焼き色をみて取り出すしかありません。
結局、13分ほど経過してから取り出しました。平たくなった分、熱は早く通ったみたいです。
あつあつのまま食べるとふわりとした食感。でも、冷ますと固めの食感に変わりました。
さらに固めにもかかわらず、口のなかですっと溶けてなくなるのです。これは薄力粉が少なくなった分、バターの割合が多くなったためにそうなったんじゃないかと思います。
実際、クッキングペーパーの上に置くと、しみ出したバターの跡が付きました。
食べているうちに、「このクッキーの固さやバターの食感、どっかで食べたことがあるような・・・」と。そして、はたと気づいたのが「ステラおばさんのクッキー」のようなのです。
「これは発見!」と失敗が一転。忘れないようにメモっておくことにしました。
バター(塩入) 70g
三温糖 60g
卵 2分の1個
薄力粉 65g
ベーキングパウダー 約1g
ビターチョコ 55g(板チョコ1枚分)
オリジナルレシピは、無塩バター、きび砂糖を使い、バターに塩がない分、別途塩をひとつまみ入れています。
元々の薄力粉の分量は、120gです。
三温糖は甘めなので10〜20g減らしても大丈夫かと。一度作って味をみてから次回に加減してみると吉ですね。
チョコレートはビターが良いです。味のアクセントにもなりますし。チップ状に砕いて使います。
この種は柔らかいので、夏場に作るときは一度冷蔵庫で1時間ほど寝かせてから天板に形成したほうがいいかもしれません。
焼いているうちに溶け出すので、種と種の間は3センチくらい開けた方がいいですね。
以上、お試しあれ〜。
(追記)
自分のおやつ作りが目的だったので、途中経過の写真はありません。ご容赦〜。
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