2014年4月26日土曜日

0799 Nikon Dfで動物園を撮る

先日、友人と札幌円山動物園に行ってきました。ピーカンで気温が20度近く上がったためか、連休前の平日にもかかわらず、就学前の子供連れや老夫婦といったお客さんで賑わっていました。

昨年、Nikon D300で動物園での撮影を行ったときに金網や檻の柵でピントが合わなかったため、今回はマニュアルフォーカスを意識して撮影することにしました。

そのほか、

  • 動物が急に日陰などに移動することを考えて、常時ISO1600に設定
  • 金網や柵のない場所はオートフォーカスで撮影
  • とにかくピント、白飛び・黒つぶれに気をつける
  • こまめに露出補正
当たり前ですが、だからこそうっかり忘れな点です。
それにDfなら露出補正も上部のダイヤルですぐできます。マニュアルフォーカスは左手側のレンズ付け根のレバーで切り替えます。これはしょっちゅう切り替えて使っていました。

なお、レンズはAF-S NIKKOR 24-70mm 1:2.8G EDです。撮影してみて、もう少し長いレンズが欲しいなぁと実感しました。動物園ぐらいならトリミングすれば問題ないのですが、70-200mmがあれば理想ですね。ただ、広角も欲しいので、2本持っていって交換しながら撮影はちょっときついかも。
(f10 1/640 MF)
オオワシが飼育係のおじさんに羽を広げたのであわてて撮影。白飛びはしてませんが、黒つぶれしました・・・。白黒の動物は難しいですね。
(f11  1/1250 AF) 
(f13  1/640 AF) 
キリンは屋外の柵無しでしたので、すべてDfにお任せ。それにしても、真正面から見たキリンの顔って・・・。
(f10  1/640 AF) 
(f14  1/800 AF) 
上の2枚の写真のキリンはナナコという名前の雌。友人の話では、とても美人なキリンなのでキリン好きな人はわざわざ円山動物園まで見に来るそうです。この日は伏し目がちな写真ばかりになってしまいましたが、言われてみればなかなかの美人かも。
そのナナコさん、膝を折って地面の草を食べるところをみせてくれました。なるほど、こうなるんですね。
(f16  1/1000 AF トリミングなし)
ライオンは70mmめいっぱい引っ張ってこれくらいでした。ピントがしっかり合っていればトリミングしても使えますので、望遠側が多少短くてもなんとかなるもんですね。
(f14  1/800 AF) 
下の2枚はサーバルキャット。昨年若い個体2頭が相次いで亡くなり、この老齢の1匹だけになりました。
(f13  1/640 AF)
D300が苦手とした目の粗いフェンスですが、Dfは難なくオートフォーカスで撮影できました。
(f10  1/400 MF)
しかし、さすがに目の細かい金網はダメでした。マニュアルフォーカスで撮影です。
(f14  1/1250 AF)
(f13  1/1000 AF)
レッサーパンダは金網・ガラス無しでしたので、これもカメラ任せ。天気がよかったので毛並みのキラキラがきれいに写っています。
(f11  1/1250 0.67ev AF)
猫のように寝ているトラですが、こちらはガラス越しでの撮影。映り込みもなく撮影できました。これはDfの性能でしょうか。若干露出補正をかけました。
固そうですが、トラの肉球も堪能してください。
(f11  1/1250 AF) 
(f9  1/1250 MF)
モモイロペリカンは白っぽいうえ、金網に羽毛飛散防止と思われるネットもかかっているというカメラ泣かせの被写体でしたが、Dfはオートフォーカスでしっかりペリカンにピントが合いました。試しにマニュアルでも撮影したのですが、いまいちピントが。
こういうときはアイレベルファインダーではなく、ビューファインダのほうがピントを合わせやすいと師匠から言われたことを後で思い出しました。アイレベルファインダーでのぞくのがクセになっていると、なかなか別の行動には移せないものです。反省。
(f9  1/2000 MF) 
(f9  1/2000 MF)
1羽が羽を広げたので急いでそちらに回ってマニュアルフォーカスで。なんとか名誉挽回できたかしら。ピントは目の部分で合わせます。
(f10  1/2500 AF)
園内にあったモクレン。産毛もきれいに写っています。
(f2.8  1/100 AF トリミングなし)
(f3.2  1/250 AF トリミングなし)
やや暗めの館内でアクリルガラス越しでの撮影でしたので、ねむい写真になりました。レンズをガラスにぴったりくっつければもう少しクリアに写ったかも。
ちなみにワニは目を開けています。
(f4  1/400 AF トリミングなし)
(f3.2  1/250 AF)
トカゲはガラスにレンズをぴったりくっつけて撮りました。水面に映るトカゲもしっかり写ってます。トリミングしても鱗状の模様がはっきり写っているのがわかります。
(f2.8  1/50 AF トリミングなし) 
(f2.8  1/200 AF トリミングなし)
写してから「被写界深度を浅く(開放に)すればよかった」と思ったら、カメラがちゃんと考えて(?)撮ってくれました。思った通りに前後がうまくボケて脱皮途中の様子がよく分かる写真になりました。
(f16  1/1000 AF トリミングなし)
日陰に白っぽい被写体。でも、カメラ任せでも(だから?)うまく撮れました。それにしても、この寝相・・・。
(f2.8  1/200 -0.33ev AF トリミングなし)
(f2.8  1/200 -0.33ev AF トリミングなし)
いつも「デジカメってすごい!」と思うのは、上のような日陰の写真です。日陰だけにズームして撮ると適正露出にしてくれます。フィルムカメラ時代に泣いた経験のある人は実感するポイントですね。

以上です。
D300からDfに移行したからか、「レンズ、同じだよね?」と疑うくらい格段に写真の精度が上がったのを実感しました。特にオートフォーカスですね。200mmが欲しい場面でもトリミングでなんとかなりましたし。それでもやっぱり長玉は欲しいです。

では、最後はシロクマの肉球で。


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