本日(2013年12月12日)、Nikonがデジタル一眼レフDfについて、生産が注文に追いつかない件のお詫びをサイトに掲載しました。
もの書き写真堂は、NikonがDfを発表した11月5日から4日後にネットショップで予約注文し、無事に発売日(+配送時間)で入手できましたが、よもやこんな状況になるとは思っていませんでした。予約するときもレンズキットにしようかボディだけにしようかゆったり悩みながら、割とのほほんと注文していました。でも、タイミングを間違えていたら、今頃手元にDfが届いていなかったかもしれません。
それにしても、「いまどき懐古趣味のカメラを出しても」というネガティブな意見をネットで目にすることもあり、確かにフィルムカメラをいじったり、その筋のマニアだった人向けかもしれないなぁとは思ってましたが、もの書き写真堂も年内どころか発売(11月28日)後2週間でこんな状態なるとは想像だにしていませんでした。
メーカーが当初どれだけの数を用意したか不明ですが、少なく見積もっていたなら、それなりのオールドファンとマニアに行き渡ってあふれちゃったということかもしれません。
しかし、D○○○といった3桁あるいは4桁数字のミドルクラス向けデジイチを新発売する時くらいの数を用意していたのなら「これはいったい!?」な状況かもしれません。いったいどれくらい売れるんでしょうか?ちょっと楽しみでもありますが。
ボタンやらダイヤルやらがこれだけ大量にくっついていたら、もの珍しいといえば珍しくて手が出ちゃうかもしれませんね。(その気持ち、とてもわかります!)
でも、タダの飾りじゃないことは確かです。
Dfをいじってから改めてD300を見返してみたら、そのフォルムがなんともシンプル、表面にでこぼこがないということを再認識しました。
そのシンプルさゆえに、てっぺんの小さな液晶ウィンドウ(それでもDfより遥かに大きいですが)を見ながら、ボタンとコマンドダイヤルを回してISOやら露出補正やらを訂正するのが面倒くさいなぁと感じながら操作していました。加えて、液晶ウィンドウで細かい設定の確認を怠り、失敗カットになったりしていました。
ですが、Dfはダイヤルに数値が刻印されています。露出補正、ISO感度、シャッタースピードは、今どの値で設定してるのか、カメラのてっぺんを見るだけで一目瞭然なのです。液晶画面より強烈に意識に訴えてきます。
露出補正とシャッタースピードのダイヤルはロックボタンがダイヤル上にあり、ISO感度のロックボタンはほんの数ミリ離れたところにありますが、いずれも片手だけで変更操作ができます。(D300は、ホワイトバランスとISO感度は左手でボタンを押しつつ、右手でコマンドダイヤルを回します。なお露出補正ボタンは右側にありますので、片手で操作できます。)
ごっつい外見に似合わず、動きはスムーズです。その感覚は往年のアナログ機を彷彿とさせますね。あえて言えば、この操作感が主立った「ノスタルジー」でしょうか。
AE/AFロックボタンとAF-ONボタンが「段違い」(AE/AFロックボタンのほうが高さがある)というのも、ファインダーを覗きながら指をすべらせてさっと操作しやすいことにつながっています。押し間違いがないです。
ちなみにD300も、若干ですがAE/AFロックボタンのほうが高さがあります。
背面のボタン類ですが、D300は表面が若干曲面ですが、Dfのボタンの表面はフラットで縁が若干カットされたもの(面取りした輪切りの大根みたい)です。Dfのほうが指がかりが良いですね。
心配していたグリップ感ですが、背面の親指部分が滑りにくいことと、D300と比べてグリップ幅、つまりボディの厚みが薄い分握りやすく、がっちり掴めています。手の小さい女性でも大丈夫ですね。
その他細かい点ですが、てっぺんのフラッシュ取り付け部分のカバーが標準で付いているというのもいいですね。でも、フィルムカメラは、ここを露出させて多少の雨や雪に濡れても平気でしたが。
もう1点、各端子カバーがセパレートになったことです。D300はひとつのカバーでしたので大きめで、閉めるときになかなかきちんと収まらなくて大変でした。Dfはカバーが小さいのですんなり閉められます。
デジタル系では、ライブビューボタンが液晶モニターのすぐ横にあるので切り替えが楽ちんです。先日の人混みでのバンザイ写真でも活躍しました。
見える範囲は狭くなりますが、チルトでなくても意外と視認性が良いモニターです。猫目線(地面近く)にしてもいけそうです。
最後に、やはりNikon Fのユーザーにグッとくるのが、これでしょう。
開閉つまみ。 |
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