2013年12月26日木曜日

0676 Aperture Libraryが肥大化したのでダイエットしてみた

もの書き写真堂のMacBook Air(Mid 2012) は、SSDの容量が256GBです。
OS X Mavericksをインストールした時ですでに空き容量が60GB、そして数日前にチェックしたところ、あと29GBしかないことが判明しました。

こりゃまずい、ということで何がそんなに容量を食っているのか調べたところ、Aperture Libraryが約119GBにもなっていました。SSDの容量の半分近くを食っていたわけですね。
そこで対策として考えられるのは、外付けHDDにAperture Libraryを移動させるという手です。

しかし、これはモバイルに最適化されたMacBook Airに外付けHDDをケーブルでつなげることになります。自宅の机の上だけでApertureをいじるのであればそれでも良いのでしょうが、我が家はお猫様に呼ばれたらそちらへ行かねばならず、そこにMacBook Airを持って作業するということが日課になっています。

それに、外出先でApertureを使う時のために外付けHDDを持ち歩くかというと、もの書き写真堂的には体力面も考えると非現実的なわけです。

加えて、以前Apple Storeのジーニアスバーでアドバイスを受けた際に「せっかくのMacBook AirのSSDの速さを実感できなくなるので、イラっとすることがありますよ」と言われたことを思い出しました。
実際にやってみました。USB3.0の外付けHDDでしたが、イラっとしました。

そうなると、残る手はLibraryのデータを削除する方法です。(念のためにApple Storeで方法を確認してから行いました。)
もう見なくなった2012年のデータを別途保存して削除し、2013年だけにしたかったこともありましたので良い機会です。

まずは、作業前にlibraryのバックアップを取ります。
「Finder>ピクチャー>Aperture Library」でAperture Libraryを選択し、任意の場所にコピーします。コピペで大丈夫です。

Apertureを起動して、左サイドバーにあるプロジェクトから削除したいものを選択し、
「メニューバー>ファイル>プロジェクトを削除」
これでOKということだったのですが、「Finder>ピクチャー>Aperture Library」でLibraryの容量を確認しても全く減っていません。Dockのゴミ箱は空になっているにもかかわらず、です。

これはAperture Libraryの中にあるMastersのデータを削除しないとダメだなぁということで、その作業をすることにしました。
でも、普通に「ピクチャー」のフォルダをみてもAperture Libraryの中は見ることができません。以前、iPhotoのLibraryの中からデータを取り出す方法を書きましたが、今回はApertureから写真データを取り出す方法です。やり方とメニュー名など、iPhotoと同じです。

まず「Finder>ピクチャー>Aperture Library」で、Aperture Libraryを表示するところまでいきます。
ここで、Controlキーを押しながらAperture Libraryの名前部分をクリックします。
すると、次の画面にあるようなウィンドウが表示されます。


その上から3つめの「パッケージの内容を表示」を選択すると、次の画面が表示されます。これがAperture Libraryの「中身」を見ている状態になります。


この中の「Masters」に写真のデータが収まっていますが、階層(フォルダ)をたどっていくと何と1枚の写真に1フォルダがあてがわれていました。下の画像、右端に表示されているフォルダがそれです。

いい機会ですから、ここで元データを別途保存することにしました。
ですが、このフォルダを1個ずつ開いて写真データだけ取り出すのは面倒でしたので、とりあえず月のフォルダを一気にコピペしました。


データを保存したら、このMastersにあるフォルダを削除し、ゴミ箱を空にします。
あわせてPreviewsとThumbnailにある該当フォルダも削除しました。
その結果、119GBあったデータが約63GBと約半分になりました。これでしばらくは大丈夫そうです。
今のところ問題なくApertureも動いています。(万が一ということもありますので、この記事をみて実施される際には自己責任でお願いします。)

(追記)2013年12月27日
Twitterで@jenoki48さんから「Apertureのゴミ箱を空にしてからDockのゴミ箱を空にしては?」とのアドバイスをいただき、そういえばApertureのゴミ箱の存在を忘れていたことに気づきました(滝汗)。Libraryをいじった後でしたが、Apertureのゴミ箱を空にしてからDockのゴミ箱を空にしたところ、さらに2GBほどLibraryの容量が減りました。

また、ApertureのLibraryの中身をいじるのはトラブルシューティングの時だけとのアドバイスも。これはまさにそうなのですが、ジーニアスバーではApertureのプロジェクトを削除、Libraryでの削除のどちらでもいいという説明を受け、当方としては「のっぴきならない事態」だったものでLibraryをいじりました。ただし、@jenoki48さんのおっしゃるとおり、Libraryをいじるのは本当に非常事態のときだと思います。
Twitterでもお伝えしましたが、ここに改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

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